8月10日(木)、東京オペラシティ3階 近江楽堂にて、
「Triste Plaisir 哀しきよろこび ~フランスの古歌を旅する~」と題したコンサートに出演します。
オランダ留学中にお世話になっていた歌手の夏山美加恵さんと、そのご主人であるリュート奏者のルネ=ジェニス:フォルジャさんと中心としたアンサンブルです。
中世からルネサンスにかけてのフランスの世俗曲、シャンソンをお届けいたします。
夏の暑い頃ですが、ぜひフランスのいにしえの音楽を聴きにいらしてください。
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Triste Plaisir
哀しきよろこび ~フランスの古歌を旅する~
【出演】
歌:夏山美加恵、及川豊、根岸一郎、小酒井貴朗(賛助出演)
ルネサンス・フルート:新井道代 フィーデル:坪田一子
リュート:ルネ・ジェニス=フォルジャ
【プログラム】
ギョーム・ド・マショー:すべての花
ジル・バンショワ:哀しきよろこび
ピエール・セルトン:こんなに楽しかったことはなかった
トマス・クレキヨン:私の哀しい定めを思い出す時 ほか
8月10日(木)昼の部13時半開演(13時開場)、 夜の部19時開演(18時半開場)
東京オペラシティ3F 近江楽堂
入場料 3500円
【チケットご予約、お問合せ】
tel: 080-7951-9378 e-mail: baroque.office@gmail.com( コンサート事務局)
【チケットお取り扱い】
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
東京古典楽器センター 03-3952-5515
夏山美加恵(歌)
名古屋市出身。菊里高校音楽課程(大野静龍氏に声楽を師事)を卒業後、エリザベト音楽大学宗教音楽学科宗教声楽コースで学ぶ。同大学にて故鈴木仁氏に師事。1992年第6回山梨古楽コンクール第3位入賞。同年オランダに渡り、ブラバント音楽院で古楽声楽アンサンブルの訓練を受ける。その後デン・ハーグ王立音楽院古楽科声楽コースに入学。同校修士課程を修了後も著名音楽家による中世・ルネサンス音楽のマスタークラスや講習会を受講し、さらに研鑚を積む。中世からバロック時代の音楽の演奏で多くの演奏会や国際音楽祭に出演。
及川 豊(歌)
盛岡市出身。岩手大学教育学部及び東京芸術大学音楽学部声楽科を卒業。バロック初期から古典派までの宗教曲を得意とするテノール歌手であり、ルネサンス音楽も含めた少人数でのアンサンブル歌手としても活躍している。声楽を佐々木正利、鈴木寛一の各氏に師事。また,古楽アンサンブルについて花井哲郎、R.スチュアートの各氏に影響を受けるとともに、グレゴリオ聖歌の演奏法を両氏に加え橋本周子女史とG.ヨッピヒ氏に薫陶を受ける。ヴォーカルアンサンブル・カペラ、聖グレゴリオの家聖歌隊「ファヴォリート」、Beata
Musica Tokiensis各メンバー。他多くのアンサンブルの演奏会、録音に参加。聖グレゴリオの家宗教音楽研究所合唱講師。
根岸一郎(歌)
武蔵野音楽大学声楽科、早稲田大学文学部フランス文学専修卒業。パリ第IV大学修士(比較文学)修了。フランス音楽コンクール、日仏声楽コンクール、アンリ・ソーゲ国際コンクールに入賞。演奏活動の幅は広く、特にフランス近代歌曲での評価が高く日仏声楽コンクール審査員を務める。ヴォーカル・アンサンブル・カペラなど古楽アンサンブルのメンバーとして多数の演奏会、録音に参加。オペラへの出演は、トマ「ミニヨン」、マスネ「マノンの肖像」、プッチーニ「トゥーランドット」など。CD「伊福部昭の団体歌」(音楽現代推薦盤)をリリース。日本フォーレ協会、コンセール・C、東京室内歌劇場会員。
小酒井貴朗(歌)
武蔵野音楽大学声楽科卒業。米国インディアナ大学ブルーミントン校古楽研究所講習会に参加。シャンティクリアのメンバーとしてサンフランシスコで公演。イタリア、ミラノのキアラヴァッレにてグレゴリオ聖歌の講習を受ける、また、ウルビーノ古楽祭にてマドリガーレの演奏を行う。中世・ルネサンスの声楽アンサンブルからバッハ「ヨハネ受難曲」、ヘンデル「メサイア」等のソロやバロック時代のオペラまで幅広く活動している。アリアス•ヴォーカルクァルテットメンバー。アントレレーベルよりCD「Ave
Maria」リリース。現在ラボラトーリオ・ディ・カントを主宰し、「イ・マドリガリスティ」等のア・カペラグループの指導や演奏を行う。イタリア文化会館ルネサンス声楽アンサンブルとイタリア歌曲講座講師。
新井道代(ルネサンス・フルート)
東京音楽大学を経て同大学院フルート専攻修了。同大学で1年助手を務めた後、オランダ,デン・ハーグ王立音楽院古楽科に留学。2009年に同音楽院修士課程を修了し、帰国後は様々な時代のフルートで演奏活動を行っている。2012年東京音楽大学公開ゼミナール「音楽のことば」フルートクラス講師。2016年より「トラヴェルソ・ワークショップ」を企画、開催。これまでにモダン・フルートを、相澤政宏、梅津正好、植村泰一の各氏に、トラヴェルソを前田りり子、バルトルド・クイケン、ウィルバート・ハーツェルツェットの各氏に師事。現在、アイゼナハ音楽院トラヴェルソクラス講師。
坪田一子(フィーデル)
国立音楽大学楽理学科卒業。ヴィオラ・ダ・ガンバを神戸愉樹美氏に師事。卒業後、コンソートおよびアンサンブルの通奏低音奏者として主にバロック音楽の演奏活動を行ってきたが、最近では中世・ルネサンス音楽にも意欲的。現在、上野学園中学・高等学校で古楽アンサンブルの授業を担当し若い人にヴィオラ・ダ・ガンバを教えている。杉本ゆり主宰「Laudesi
Tokyo」、上村かおり・福沢宏主宰「ザ・ロイヤル・コンソート」メンバー。
ルネ・ジェニス=フォルジャ(リュート)
アムステルダム・スヴェーリンク音楽院でA・ベィルス氏にリュートを師事。音楽院時代にスペインの古い音楽に惹かれ、ビウエラや歴史的ギターを演奏していた。海外の著名なリュート奏者によるマスタークラス、講習会に参加。中世スペイン音楽の演奏を専門とするオランダの古楽アンサンブル"アンテケラ"のリーダーを務め、2004年にリリースされたCD「聖母マリアのカンティガス」はヨーロッパの数々の高級音楽雑誌に絶賛された。ユトレヒト古楽祭をはじめ、海外の多くの有名国際音楽祭に招かれている。また現在、アムステルダム音楽院にてリュートの講師として後進の指導に当たっている。