2021年5月8日土曜日

友人との別れ

 しばらく前に、学生時代の友人が旅立ち、ご実家近くでの告別式にも参列したのですが、今日はクリスチャンだった彼女の、教会でのお別れのミサに参列してきました。

告別式の時は、まだ亡くなって日も浅く、信じられない気持ちもあって、ものすごく悲しかったですが、今日は大分落ち着いた気持ちで祈ることができました。

友人は、教会で聖歌隊の指導もしていたと聞いていたのですが、ミサの途中で、信者さん達が歌う場面があり、彼女が日頃、この歌声を指導して一緒に歌っていたのだ、と思うと涙な
くして聴くことはできませんでした・・。すごく温かで純粋な歌声でした。


ミサが終わった時、前列に座っていた女性に話しかけられました。
友人の従姉妹の方でした。
「音大でのお友達ですよね。あの子の分まで活躍してくださいね。今日は良い歌声を有難うございました。」と言ってくださいました。

他の、同級生何人かも固まって座っていたのですが、皆さんと讃美歌を歌う時、
神父様の「静かに歌ってください」(コロナ禍での気配りと思われます。)というお話にも関わらず、つい気持ちが入って結構大きな声で歌ってしまっていました・・。
私たちの歌が彼女に届いていたら良いなと思います。

普段はとっても楽しくていつも鼻歌を歌っているような、でも本気で歌うと、聴く人を別の深い世界に誘う素晴らしい歌手でした。
学生時代はドイツ語をものすごくやっていたのに、いつからかフランス語に堪能になっていて、フランス留学後は、高校でフランス語を教える仕事もしていると聞いてびっくりしました。
知性と感性が絶妙に同居していて、人懐こいけれど人と群れるわけでもなく、自分の世界を深く深く生きていた人だと思います。

また普通に数年に1回とかでも会って、たわいもない話から深い話まで、色々おしゃべりできるのだと思っていたのに、寂しいです。