師走ですね。
私もお陰さまで毎日、色々とやる事があり忙しくしています。
12月は”木香職人+”というピリオド楽器(古楽器)による木管五重奏のアンサンブルの演奏会や、調布市文化会館たづくりでのロビーコンサート、そして来年のコンサートのためのリハーサル等がありました。
”木香職人+”は、もっこうしょくにんプラス、と読みます。
フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンの編成で、全て19世紀前半に用いられていたタイプの古楽器です。
今回は、大久保の石森管楽器さんの地下のスペースをお借りして、ワンドリンク付きのコンサートをしました。こちらにはなんとバーの設備があり、バーテンに扮した(?)石森の社員さんがビールなど注いでくださいました。
会場も、丸テーブルを出したままのビアホール風にして、なかなか良い雰囲気のコンサートでした。
ホルンの大貫さんが、いつもコンサートの時には喋り担当で色々お話して下さいますが、今回もダジャレを要所要所に入れつつ、場を和ませてくださいました。
演奏の質も勿論大事ですが、こういう和める雰囲気作りというのも大切だなぁと思いました。(お酒はいつもは出せないですが・・・)
調布のロビーコンサートでは、トラヴェルソ、リュート、ヴィオラ・ダ・ガンバの3人でフランスのバロック音楽を演奏しました。
なにしろ大きい音の出ない古楽器なので、広いロビーで、お客様には一生懸命聴いてもらわないと聞こえない部分もあったかと思いますが・・・。
色々と凝った飾りつけや演出をされているステージで、アンコールが終わった後にはなんと人工雪が降って来ました!
ところで、たまに質問されることですが、私がやっている楽器、”バロック・フルート”はまたの名を”フラウト・トラヴェルソ”と言いますがこの二つは同じ楽器です。
”バロック・フルート”は、バロック時代のフルート、という意味合いで、昔のフルートかな、というイメージが湧きやすいかと思って、こちらを使うことも良くあります。
”フラウト・トラヴェルソ”は、当時から使われていた名称で、”横に構えるフルート”の意味です。
フルート、と言うと当時はリコーダーのことを指しましたので・・・。
一般的には、”フラウト・トラヴェルソ”の方が使われることが多いかと思いますが、全く知らない方には何の楽器だか見当もつかないかもしれない、と思い、私は結構”バロック・フルート”の方を使っています。
明日は2月の末にある、日本モーツァルト協会の例会コンサートのためのリハーサルです。
私はモーツァルトのシンフォニーK130を演奏します。
先輩方に囲まれて緊張もしますが楽しんできたいと思います。