昨日は、モダンフルートでヨハネ受難曲の本番でした。
本番ではありますが、合唱団の試演会という形だったので、普通のリハーサル室にお客様を10人くらいお招きして、でもちゃんと演奏会形式で行うというものでした。私は2ndで、1stは西田紀子さん。
ヨハネはトラヴェルソで吹くとかなり難しいのですが、モダンでもそれなりに難しく・・、でもさらっている内になじんできて、結構吹けたと思う所もたくさんあったのが収穫でした!
逆に変に油断していた所でミスしたりして、「油断大敵」が今回の大反省点です!!
群衆の叫びに合わせて、フルートがひたすら16分音符を吹き続けるところがあるのですが、モダンで吹くと、カルク・エーレルト(19世紀終わりから20世紀初めにかけて生きた作曲家で、フルートの難しいエチュードなどを書いた人)のように聞こえてくる不思議。
・・フルートをやっている人にしか分からないネタですが、まぁ、バッハの音の選び方が斬新だということでしょうか。
マタイは勿論大曲で名曲ですが、ヨハネはもっと凝縮されていてストーリーが追いやすく、でも美しく、劇的な曲だと思います。
私は特に、コラールがすごいなぁと思うのですが、何度も出てくるコラールが毎回全然違うバスと和声が付いていて、え!その和声進行!みたいな驚きがあります。
マタイよりも、コラールがストーリーの中に組み込まれている感じ(コラールの歌詞がストーリーを進ませる役割を担っている?)もするし、そんな違いもあるのかなと思いました。
西田さんは、変わらず安定の上手さでした!
見習いたいことがたくさんあります!