2024年5月22日水曜日

SOLFEGGI

 クヴァンツの「SOLFEGGI」という本。










クヴァンツのレッスンメモのような本で、楽譜の断片と、所々にそれをどうやって演奏するかの注意書きが記されています。

当時どうやって演奏していたのかを知るヒントが、そこここに書かれている、とっても貴重な本です。

こんな本を書き残してくれたクヴァンツに感謝✨ (本人は、フリードリッヒ大王のレッスンなどのために書いたわけで、数百年も後の、しかも日本人が読んでいるとは思いもよらないと思いますが・・・。)


今日は、25日の演奏会のためのリハーサルでした。

タンギングのシラブル(ti か、di か、riか、など)が一つ違うだけで、白井さんと合ったり合わなかったり、というのがすごくはっきり分かって、面白かった! 
そしてもっと考えなくては! と思い、「SOFEGGI」を開きました。

明日も白井さんと練習です。

25日、まだお席ございます。
試行錯誤の成果を、ぜひ聴きにいらしてくださいませ!

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『時代の狭間で躍る後期バロックの響き』


【日時】2024年5月25日(土)15時開演(14時半開場)
【会場】東京都民教会 (下北沢駅より徒歩5分)
http://tokyo-citizenschurch.com/?page_id=39

バロックから古典派への移行期に活躍したドイツの作曲家たちは、時代の狭間で独自のスタイルを確立し、独創的でオリジナリティ豊かな作品を数多く残しました。
本公演では、フルート2本と通奏低音のためのトリオ・ソナタに焦点をあて、J.S.バッハの息子であるフリーデマン・バッハ、バイロイト宮廷音楽家のアンナ・ボンやベルリンの宮廷音楽家であるシャフラ―ト、そして、ギャラント様式や多感様式を駆使して革新的な役割を果たしたカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ等の作品が取り上げられます。

特に、白井がクラインクネヒトの作品を調査している過程で偶然見つけた、作品目録にも載っていないトリオ・ソナタは必聴の1曲です。

斬新な作曲法や表情豊かな旋律によって私たちの心を揺り動かす、これらの知られざる名曲を、ぜひお楽しみいただければ幸いです。

【プログラム】
J. F. クラインクネヒト / トリオ・ソナタ ト長調
A. ボン/ ディベルティメント ニ短調 Op. 111-4
C. シャフラート / トリオ・ソナタ ト長調 CSWV E15
F. W. リート / トリオ・ソナタ ニ長調
W. F. バッハ / トリオ ニ長調 F. 47
C. P. E. バッハ / ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ハ長調 Wq. 136 他

【演奏】 白井美穂、新井道代 (フラウト・トラヴェルソ)、小池香織(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、宮崎賀乃子 (チェンバロ)

【入場料】3500円(当日4000円、学生2500円)
*学生券はコンサート事務局のみでお取り扱い

【チケットお取り扱い】
TIGET     https://tiget.net/events/297313
コンサート事務局 officebaroqueflutes@gmail.com
(教会へのお問い合わせはご遠慮ください)

後援:ドイツ連邦共和国大使館