2021年12月31日金曜日

おせちづくり

 今年は、簡単に作れそうなおせちは自分で作ろうと思って、いくつか手作りしてみました。

栗きんとん、田作り、黒豆、煮しめ、昆布巻き等。

どれも、買ってくるより甘さ控えめで美味しく、自画自賛しています。笑

自分で作ってみると、それぞれの食材の特徴をわきまえつつ下ごしらえするのも、知らなかったことが多く、食べるだけでは知らなかったことを知ることが出来て、ふむふむと思っています。

中でも、なぜか作ろうと思った昆布巻き。
昆布を巻く方向もちょっと怪しかったりしたのですが、かんぴょうを料理するのが初めてで、調理前のかんぴょうがこんなに長いものだとは知りませんでした!










このような一本の長い紐の状態で袋に入っていました。




かんぴょうは、”ユウガオの実”なんだそうです。 ふむふむ。

そんなこんなで、大掃除はあまりせずに料理ばかりしている大晦日です。
これから年越しそばの天ぷらを揚げます。

それでは、どうぞ良いお年をお迎えください。
今年も一年、お世話になりました。





2021年12月30日木曜日

「待つ」ということ

 先日、レッスンの時に、先走って答えめいたことを言わずに、生徒さん自身の気付きを「待つ」のがいかに大切か、改めて気づかされたレッスンがありました。

その時は、生徒さんと、アンブシュアについて研究していました。

ある状態からある状態にアンブシュアが動く時に、どのように自分の筋肉が動いているかを観察していただいたのですが、普段、つい先に”答え”めいたことを言ってしまうのを反省して、生徒さんから言葉が出てくるのを待っていました。

そしたら、生徒さん自ら、「ここがこうなるから、結果としてこうなる」という、原因と結果を両方言ってくださったのです。

これは私にとっては結構衝撃でした。
なぜなら、私は原因をすっ飛ばして結果だけを伝えようとしていたので・・。

自分がいつも同じ言い方、同じ視点に固まってしまっていたという事にも気が付けたし、
細かく観察して、それをちゃんと言葉にできる生徒さんの力にも気が付きました。

教師に言われる言葉よりも、自分で気が付いて自分から出てきた言葉の方が、何倍も自分を変えていく力があると思います。

これからはもう少し生徒さん自身の気付きを待ってみよう、と思ったレッスンでした。


2021年12月29日水曜日

今年は

今年もあと3日なので、今年について振り返ってみたいと思います。

今年は何といっても、月に1回くらいのペースで山に行くようになったことが自分の中では大きな出来事でした。

それまでも、たまに友人と山に行くことはあったのですが、年に2,3回位。

それが、今年の1月に、生徒さんと一緒に行って以来、その生徒さんと、また他の友人もまじえて行ったり、それからフランス語の先生の主催している登山に参加したりで、色々な山に登りました。
たまに一人で近くの山にふらっと行ったことも何度かありました。

うちから行きやすい奥武蔵方面が一番多かったですが、高尾山、筑波山、あと箱根の方(山の名前は今、出てきません・・)、奥多摩の山、それからつい最近は大山にも行きました。
大山は神奈川の伊勢原市の方にある山ですが、なかなか登り甲斐、下り甲斐のある無骨な山で、私にとっては、登山したぜ!という感じがする山でした。

山のことは書けば長くなってしまうので、またその内書きたいと思います・・。

そして肝心の演奏活動では、コロナの事もあり、あまり計画を立てられずにスタートしましたが、終わってみれば、トラヴェルソとモダン・フルートを両方吹くコンサートをしたり、無伴奏コンサートをしたり、CD製作のための録音をしたりと、今までしてこなかったような事にチャレンジできた1年でした。
逆にあまり計画を立てていなかったからこそ、ふって湧いたことに挑戦できたという面もあったのかなと思います。

レッスンでは、変わらず生徒さん達に熱心に通っていただき、自分の中で教えるという事がとても大きなウエイトを占めているということを再確認するような日々でした。
自分でも不思議なのですが、教えているとしばしば、自分の中心が定まるような感じというか、体の重心が下に下がるような感じがして、心身が癒されるような感じがすることがあります。
私にとってはとても大切な時間を、皆さんに与えていただいているなぁと思います。

そんなわけで、今年も健康に、無事に過ごすことができました。

来年の目標の一つは、”このブログをマメに更新する”、です!
すでにここのところ、今までにないペースで書いております・・。

もう少し、自分の言葉で思っていることを発信する、ということをしていきたいという心持になりまして、ブログを活用したいと思います。
・・・と、宣言して、自分を奮い立たせています。
よろしければ、また覗きに来てください。







2021年12月28日火曜日

サイトリニューアル

 昨日は、アイゼナハ音楽院での年内最後のレッスンで、レッスン後、生徒さんと社長と忘年会に行きました。

家でのレッスンも今日が年内最後です。

今年も皆さんに熱心に通っていただき、充実したレッスンが出来て、感謝しております。


ところで、数か月前に、知り合いの写真家の方にプロフィール写真を撮っていただき、それをホームページにも載せて、サイトの写真を一新しました。

写真は、昭和記念公園で撮って頂きました。
まだ秋でしたが、なんだかすごーく寒い日で、薄いドレスでちょっと震えながらの撮影になりました。
でも出来栄えには満足しています。

よろしければサイト、ご覧ください。
http://michiyoarai.sakura.ne.jp/


来年も撮っていただいた写真とともにがんばりたいと思います!




2021年12月27日月曜日

本 続き

 前回の記事の続きです。

録音の直前に読んで、非常に救われた本のもう一つは、
「空中ブランコ」(奥田英朗)です。

伊良部一郎という破天荒な精神科医の診察室に訪れる、様々な患者についての短編集です。
もう、笑わずに読むのは不可能な位におかしい小説です。
伊良部は、患者を諭す事はおろか、カウンセリングもせず、それどころか自ら患者の仕事場や修羅場に出かけていって、自分が一番楽しんでしまうような変な医者です。
風貌も、言う事もなんかちょっとずれていて、それがべらぼうにおかしく、患者は伊良部だけには警戒心がなくなって、本心を明かすことが出来るようになります。

伊良部は特に治療のような事をするわけでもないのですが、患者と楽しんでどたばたとやっている内に、患者が自分で、自分の中で勝手に作り上げていた妄想や構えや偽りの自分といったものに気が付いて、症状が良くなっていきます。

それぞれの患者の抱えている心の問題は、私も多かれ少なかれ持っているもので、身につまされるような気持ちで読みました。
でもそれよりも、おかしな伊良部と、ハラハラするストーリーの展開によって、笑いながら読んでいる内に、心にうっすらと張った氷のようなものがサァッと溶けていくような感じがしました。

結局、自分で問題だと思っていることは、自分の頭で作り上げた虚構によって生まれているのでは?

心の鎧を一気に吹き飛ばしてくれるような、自分の背中を力強く押してくれるような1冊でした。



2021年12月24日金曜日

 もともと読書は好きなのですが、先日のレコーディング前には、本にすごく助けられました。

レコーディング前は決して体調が優れているとは言えず、正直3日間の録音を乗り越えられるのか、かなり不安でした。
それに加えて、自分が中心になって行う録音という事もあって、それぞれは些細なことであっても、色々な心配がうっすらと積み重なっていくという感じで、ストレスも結構大きかったと思います。

そんな中、読んでいた本の中で特に2冊にはとても救われました。

1冊は、「いのちの初夜」(北条民雄)。
北条民雄は、ハンセン病の作家で、1934年に国立療養所多磨全生園に入所して、1937年に23歳の若さで亡くなった人です。

私は今年の4月に、初めて全生園を訪れて、資料館を見たり園内を歩いたりして、この場所(しかも自分の住んでいる所からほど近い場所で)でハンセン病自体や、隔離政策によって苦しんでいた方がたくさんいたのだという事に、深く思いを巡らせていたのですが、数か月後に、まさにこの全生園で短い生涯を閉じた北条民雄の著作をたまたま見つけて、即購入しました。

短編がいくつか入っている文庫本で、全て、療養所が舞台の小説です。
病気によって絶望の奈落に突き落とされても、人と人のつながりによって、生きるという事について深く思い至る登場人物などが描かれています。
読んでいて目につくのが、ハンセン病の病状の克明な描写で、読んでいてもなかなかつらいものがあるのですが、読み終わった後にはなぜか、自分が浄化された感じというか、エネルギーをもらったような感じさえしました。

”この人たちに比べたら、自分は健康で恵まれているのだから、がんばろう” とか、そういう単なる比較の次元を超えて、”がんばろう”という気持ちが自分の中に生まれてきたのは、多分、北条民雄の文学の力が、ハンセン病の人たちが確かにいて、その人たちの人生があったのだという事を、私の中に、確実に、深く、すんなりと届けてくれて、それが”ハンセン病”という枠をすら超えて、人間についての深い洞察を与えてくれたからだと思います。

2冊目については、また近日中に書きたいと思います!











2021年12月22日水曜日

レコーディング

 一昨日から3日間、ハイドンの「6つのディヴェルティメント」の録音でした!

自分が中心になって行う初めての録音で、思い立ってから約1年、色々ありましたが、たくさんの方に助けて頂いて、なんとか録音を終えられました!

ヴァイオリンの池田梨枝子さん、チェロの野津真亮さん、ディレクターの小伏和宏さん、スコアチェックの春木英恵さんには、本当に助けて頂いて、この方たちがいなかったら本当に実現しないプロジェクトだったと思います。

他にも色々な方に応援して頂きました。
心より感謝いたします。

3日間、響きの良いホールで録音のセッションが出来て、今まで3人でやってきたことをさらに深めることが出来て、とても良い時間でした。

疲労感と解放感は半端ありません・・!

リリースは少し先ですが、ディレクターの小伏さんのWAONレーベルから出していただく予定です。
WAONレコードのサイト↓

これですっきりした気持ちで年を越せそうです!





舞台裏にヨガマットを敷いて、休憩時間に体操をしていました・・!

2021年12月8日水曜日

ラジオ収録

 昨日、人生初のラジオ収録に行ってきました。

FMラジオ川越の「音のたねまき」というクラシック音楽の番組です。

毎回、川越にゆかりのある演奏家をゲストを招いて、人となりや活動を掘り下げるという番組で、私は昔々、川越の高校に通っていたご縁で声をかけて頂きました。

喋ることを、それなりには考えていったのですが、限られた時間内で慣れないマイクを頭に付け、見えないリスナーの方に向かってお話する、というのを実際やってみると、やはり緊張するもので、それなりにしどろもどろになりました。 笑

特に初めの方の楽器の説明は難しかった・・。

後半は結構楽しくお話したような気がします。

放送は、1月15日(土)と22日(土)、9時~10時、FM88.7MHzでお聞き頂けます。

こちらのサイトでも聴けるようです。
https://www.jcbasimul.com/radio/1348/

放送後、YouTubeの「音のたねまき」チャンネルにもアップされるそうなので、
またこちらでもお知らせします。

よろしければぜひお聞きください!

パーソナリティの川越ますみさんと↓






2021年12月2日木曜日

「古楽器で楽しむ古典派音楽」終わりました

11月28日(日)入間市文化創造アトリエ・アミーゴにて、
「古楽器で楽しむ古典派音楽inアミーゴ」が無事に終わりました。

コロナ対策で客席も人数を制限しなければいけませんでしたが、
それでもたくさんの方にお越しいただき、感謝しております。

ハイドンの「6つのディヴェルティメント」、お聴きくださった方に曲の良さが伝わっていれば嬉しいです。

次回のアミーゴでの演奏会は、来年11月ごろ、バロック音楽とバロックダンスの饗宴を予定しています!
ぜひまたお運びください。




2021年11月27日土曜日

明日、「古楽器で楽しむ古典派音楽」です



明日、入間市文化創造アトリエでの「古楽器で楽しむ古典派音楽」、
予定通り開催いたします。

昼公演は満席で、当日券販売はありませんが、夜公演は空きがありますので、
当日券も販売致します。

お待ちしております。


明日、使用する楽器、8キーフルートです。

2021年11月12日金曜日

古楽器で楽しむ古典派音楽 聴きどころ②

11月28日の「古楽器で楽しむ古典派音楽」、昼公演は満席となっております。
夜公演はまだ空きがございますので、ぜひ18時からの夜公演にお出かけ下さい。

*****
 前回は、「6つのディヴェルティメント」の中に、ハイドンのオペラ「月の世界」からの転用が行われているという話を書きました。

 この「月の世界」からの転用が行われているのは、第1,2,3,5,6曲目においてなのですが、実はここに入っていない4曲目では、バリトン・トリオからの転用が行われています。

 ”バリトン”、ご存知でしょうか?

写真:Wikipediaより



こんな弦楽器です。

表には6本or7本の弦が張ってありますが、それだけではなく、指板の裏に、9本∼24本の共鳴弦が張ってあります。

この共鳴弦は、表の弦に共鳴して鳴るという事ですが、それだけでなく、左手の親指でも弾かれます。

18世紀末までオーストリア、南ドイツ、東欧などで弾かれていましたが、調律も演奏もとても難しく、その後は段々と演奏されなくなっていきました。

ハイドンが仕えていたエステルハージ家の侯爵、ニコラウス・ヨーゼフ・エステルハージがこの楽器を非常に好んでいたので、ハイドンは175曲ものバリトン・トリオを作曲しています。


今回、演奏する「6つのディヴェルティメント」の第4番には、このバリトン・トリオの第97番の全7楽章の内、3楽章が転用されています。

「月の世界」からの転用では、曲にかなり手が加えられているものもありますが、このバリトン・トリオからの転用は、曲自体はほぼそのままで、バリトンパートをフルートに、ヴィオラパートをヴァイオリンに置き換えてあります。(チェロパートはそのままチェロで弾かれます。)

やはり元々が器楽曲だったせいか、ほかの5曲とは少し違う雰囲気があるような気がします。

ハイドンの生きていた頃には弾かれていた、この”バリトン”という楽器にも、少し思いを馳せながら聴いていただけたら幸いです!


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古楽器で楽しむバロック音楽番外編

古楽器で楽しむ古典派音楽 in アミーゴ!

【プログラム】

F.J.ハイドン:6つのディヴェルティメント Hob.IV:6*,7,8,9,10**,11
(*昼公演のみ、**夜公演のみ)


【演奏】
新井道代(クラシカル・フルート)、池田梨枝子(ヴァイオリン)、野津真亮(チェロ)

【入場料】 前売 2000円 当日 2500円

2021年1128日(日) 
昼公演 満席となっております。14時開演(13時半開場) 
夜公演 18時開演(17時半開場)
(各回25席)

入間市文化創造アトリエ・アミーゴ! スタジオ (西武池袋線仏子駅北口徒歩5分)

【お申込み、お問合せ】
コンサート事務局  メール:baroque.office@gmail.com Tel:050-7132-0903










2021年11月3日水曜日

古楽器で楽しむ古典派音楽 聴きどころ①

 11月28日にある「古楽器で楽しむ古典派音楽inアミーゴ!」の聴きどころを少しずつご紹介したいと思います。

 今回演奏するのは、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンの「6つのディヴェルティメント Hob.IV:6~11」(1784) という曲集です。

 この曲集はフルート(又はヴァイオリン)、ヴァイオリン、チェロのための三重奏ですが、ハイドン自身のオペラ「月の世界」からの転用(以前書いた曲又はその一部を再度利用する)が多く見られます。 

 ハイドンと言えば、交響曲や弦楽四重奏曲が有名ですが、仕えていたエステルハージ家のニコラウス侯爵は、宮殿内にオペラ劇場を建てたほどのオペラ好きでしたので、ハイドンも20数作のオペラを書いたとされています。

 「月の世界」はその内の一つで、1777年8月3日にエステルハージ宮殿歌劇場で初演されました。ストーリーは、オペラによくあるような、恋と結婚のどたばた喜劇ですが、それが人間の月に対する想いや想像を軸に進められ、物語に格別な奥行きと面白さを与えています。

 ハイドンは、「6つのディヴェルティメント」全6曲の内、5曲(内、6つの楽章)で、「月の世界」からの転用を行っています。ほとんど手を加えずに転用している曲もありますし、かなり手を加えて転用しているものもありますが、いずれにしても、私たちは、フルート、ヴァイオリン、チェロという小さな編成の室内楽曲の中に、オペラの美しいアリアや舞曲、合唱曲などを聴くことができます。

 ちなみに「月の世界」は初演後、エステルハージでも他の場所でも再演されることはなかったということです。
 ここから推測するに、このオペラをもったいなく思ったハイドンが、ここから「6つのディヴェルティメント」への転用を思いついたのか!?、
 または、「6つのディヴェルティメント」の、出版社との締め切りに追われたハイドンが、あまり人に聴かれていない「月の世界」からの転用を思いついたのか!?

 ・・・真偽のほどはご本人に聞いてみないと分かりませんが、いずれにしても、この曲集は、6曲それぞれがとても個性があり、ハイドンの楽しさや美しさがぎゅっと凝縮されたような、とても魅力的な曲集です!


 また続けて聴きどころをご紹介していきたいと思いますが、今日はこの辺で・・!

 

 おかげさまで昼公演はお席残りわずかとなっております。

 夜公演はお席、まだまだ大丈夫です! ご都合よろしければ、ぜひお出かけ下さい😀

 

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古楽器で楽しむバロック音楽番外編

古楽器で楽しむ古典派音楽 in アミーゴ!

【プログラム】

F.J.ハイドン:6つのディヴェルティメント Hob.IV:6*,7,8,9,10**,11
(*昼公演のみ、**夜公演のみ)

【演奏】
新井道代(クラシカル・フルート)、池田梨枝子(ヴァイオリン)、野津真亮(チェロ)

【入場料】 前売 2000円 当日 2500円

2021年1128日(日) 
昼公演 14時開演(13時半開場) 夜公演 18時開演(17時半開場)
(各回25席)

入間市文化創造アトリエ・アミーゴ! スタジオ (西武池袋線仏子駅北口徒歩5分)

【お申込み、お問合せ】
コンサート事務局  メール:baroque.office@gmail.com Tel:050-7132-0903






 



2021年10月15日金曜日

ダイレクトメール

 今日は、11月28日のコンサートのダイレクトメール発送作業をしました。

作業をしていたら、インコのモズちゃんが退屈して騒ぎ始めたので、作業の机までケージごと連れてきて、応援していてもらうことにしました!


















初め、封筒の山に驚いて(?)大人しかったモズちゃん。
段々慣れてきて、また騒がしくなりました・・。

ナニナニ?何してるの?
















モズちゃんに応援してもらって、今日のタスクは終了。
予定通り、今日中の集荷に間に合いそう~! 早ければ明日配達してもらえる!
と思って、郵便局に急ぐも、
・・なんと10月初めから、土曜日の配達は廃止されたとのこと・・。
が~ん・・ 
ですが、集中して終わらせることが出来たので、良かったことにします。

というわけで、月曜日にはコンサートのご案内が届くかと思います。
どうぞよろしくお願い致します!

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古楽器で楽しむバロック音楽番外編

古楽器で楽しむ古典派音楽 in アミーゴ!

【プログラム】

F.J.ハイドン:6つのディヴェルティメント Hob.IV:6*,7,8,9,10**,11
(*昼公演のみ、**夜公演のみ)

【演奏】
新井道代(クラシカル・フルート)、池田梨枝子(ヴァイオリン)、野津真亮(チェロ)

【入場料】 前売 2000円 当日 2500円

2021年1128日(日) 
昼公演 14時開演(13時半開場) 夜公演 18時開演(17時半開場)
(各回25席)

入間市文化創造アトリエ・アミーゴ! スタジオ (西武池袋線仏子駅北口徒歩5分)

【お申込み、お問合せ】
コンサート事務局  メール:baroque.office@gmail.com Tel:050-7132-0903






2021年10月5日火曜日

檜原村コンサート 終わりました

 昨日は、奥多摩の檜原村の”森のささやき”にて、無伴奏のコンサートをさせて頂きました。

生徒さんから、檜原に素敵な木工工房があるので、コンサートしませんか、というお話を聞いたのが、確か今年の初め頃。
その後、6月に下見に伺って、河邉さんというカウンセラーの方にもご協力いただき、
呼吸法ワークショップとコンサート、という事で企画することになりました。

昨日は、しばらくの荒天が嘘のような素晴らしいお天気に恵まれて、
始まる前には内心、吹いている時に暑すぎると困るな、、などと思っていましたが、さすがに森の中のことで、暑すぎるなんてことはなく、ちょっとひんやりするくらいでした!

かなり遠い所からもお客様が来てくださり、和やかな雰囲気の中、呼吸法ワークショップからスタート。
河邉さんが推奨する”真呼吸”を行い、静かで穏やかな時間となりました。

コンサートは、皆さんがぐるりと周りに座って、私が真ん中に立って、1曲ずつ方向を変えながら演奏する、という形で行いました。
窓も開け放して、風や木々の音や鳥の声を聞きながらの本番、普段のコンサートとはかなり違う環境でしたが、また一つ、とても貴重な体験となりました。

色々なご縁が重なって実現したこのコンサート。
また2回目も企画できたら・・と思っています!





コンサートの様子。
何か説教でもしているかのような・・・?





コンサートの後は、すぐ近くにある”払沢の滝”を見に行きました。
これは私と河邉さんの後ろ姿・・。










”払沢の滝”。
見ていると心がスーッとしてきます。




2021年9月29日水曜日

発表会


 9月26日に、生徒さんたちの発表会を行いました!

今回は、出来そうな方には、生徒さん同士のアンサンブルにも挑戦していただき、和気あいあいとした充実した会になりました。

全員がそれぞれの課題にちゃんと向き合って、去年よりも確実に上達されていて、なんだかほっこり幸せな気持ちになりました!

最後には私も演奏して、生徒さんたちと同じように緊張感を味わいました~

年々、生徒さん同士も仲良くなって、お互いに演奏を聴き合うのが良い刺激になっていらっしゃるようです。


とにもかくにも良い会になり、嬉しい1日でした!







2021年9月21日火曜日

古楽器で楽しむ古典派音楽

 コンサートのお知らせです。

2010年から続けている入間市文化創造アトリエ・アミーゴでの「古楽器で楽しむバロック音楽inアミーゴ」のシリーズですが、11月28日に”番外編”として、

「古楽器で楽しむ古典派音楽inアミーゴ」を開催いたします!

古典派を代表するフランツ・ヨーゼフ・ハイドンの、「6つのディヴェルティメント」という、フルート、ヴァイオリン、チェロのための三重奏を、当時使われていたタイプの楽器で演奏します。

この「6つのディヴェルティメント」は、ハイドンの作品の中でもそれほど有名ではないかも知れませんが、ハイドンの魅力がギュッと詰まった、素晴らしい曲集です。

どの様に素晴らしいかは、またおいおいこちらでも書いていきたいと思いますが、取り急ぎ、お知らせまで・・・。

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古楽器で楽しむバロック音楽番外編

古楽器で楽しむ古典派音楽 in アミーゴ!

【プログラム】

F.J.ハイドン:6つのディヴェルティメント Hob.IV:6*,7,8,9,10**,11
(*昼公演のみ、**夜公演のみ)

【演奏】
新井道代(クラシカル・フルート)、池田梨枝子(ヴァイオリン)、野津真亮(チェロ)

【入場料】 前売 2000円 当日 2500円

2021年1128日(日) 
昼公演 14時開演(13時半開場) 夜公演 18時開演(17時半開場)
(各回25席)

入間市文化創造アトリエ・アミーゴ! スタジオ (西武池袋線仏子駅北口徒歩5分)

【お申込み、お問合せ】
コンサート事務局  メール:baroque.office@gmail.com Tel:050-7132-0903








2021年9月1日水曜日

レッスンを聴き合う会

 一昨日、8月30日に、9月の発表会に向けてレッスンを聴き合う会を行いました。

普段、個人レッスンで、どうしても私と生徒さんだけの関係になってしまいますが、他の人のレッスンを聴くことで得られることもたくさんあると思い、このような会を企画しました。

希望者を募ったところ、5人、受講者が集まって、それぞれのレッスンを聴き合って良い刺激を受けられていたようです。

発表会まであと1か月。

練習がんばりましょう~😎









2021年7月31日土曜日

檜原村コンサート

 ちょっとユニークなコンサートのご案内です。 

(こちらのコンサートは満席となりました。有難うございます。9/21記)

東京都の檜原村に、”払沢(ほっさわ)の滝”という、「日本の滝100選」にも選ばれた滝がありますが、その滝のすぐ近くにある「森のささやき」という木工工房にて、演奏させていただきます。

木工工房「森のささやき」のオーナーご夫妻が、私の生徒さんのご友人で、今回このような形でご縁をいただき、とても嬉しく思っています。

6月に、下見に伺ったのですが、バスを降りて木々に囲まれた道を歩いていくと、昔、檜原で郵便局として使われていたという、緑の建物がお出迎えしてくれて、なんだか絵本の中に迷い込んだような、とても素敵な所でした。




こんな小道を歩いていくと・・・




こんなかわいい建物が見えてきます。 




コンサートを行うのは、この2階の広間です。




コンサートは、今回は無伴奏曲でプログラムを組みました。
トラヴェルソの音色を、間近で存分にお楽しみいただければと思います。

コンサートの前には、心身の治療を行っていらっしゃり、カウンセラーでもある河邉正則さんによる、呼吸法のワークショップがあります。

そしてコンサートの後は、すぐ近くの払沢の滝を歩いて見に行きます。
そして、お昼のお弁当がまた素敵です!
原宿にある、ナチュラルフードレストランの老舗、MOMINOKI HOUSE http://www.mominoki-house.net/ のお弁当が付いています。

ぜひ檜原村でリフレッシュのひとときを過ごしていただければと思います!

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フラウト・トラヴェルソ コンサート & 呼吸法ワークショップ in 森のささやき

日程:2021 年 10 月 4 日(月) 11 時~

場所:森のささやき 2F (JR 武蔵五日市駅からバス、「払沢の滝入口」下車。東京都西多摩郡檜原村本宿5555)*裏面時刻表をご覧下さい 

参加費:5,000 円 ※オーガニックレストラン「MOMINOKI HOUSE」のお弁当付き 

【スケジュール】  11:00 呼吸法ワークショップ (10 分間休憩) 12:40 フラウト・トラヴェルソ コンサート 13:20 払沢の滝へお散歩&お弁当 14:00 自由に解散

【コンサート曲目】  
J.B.de ボワモルティエ:組曲 ロ短調 作品 35-5 
 F.クープラン:恋の夜啼きうぐいす
 G.P.テレマン:無伴奏フルートのためのファンタジア 集 より
 J.S.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ BWV1013
 J.M.オトテール:エコー(曲目は変更になる場合がございます)

 ※呼吸法はマスクを外して行います。換気を行うなどして感染対策には注意します。あらかじめご了承の上ご参加下さい。 

【お申込み、お問合せ】 下記メールアドレス宛に、氏名、ご連絡先、メールアドレスをご記入の上お申し込みください。
 baroque.office@gmail.com 

■河邊正則 (治良師、カウンセラー) プロフィール: 2007 年に自己流のヒーリングを創始して以来、「本来自然の状態に戻れば自 然と体と心は元気を取り戻す」という考えに基づき、ヒーリング、カウンセ リ ン グ 、 真 呼 吸 、 瞑 想 指 導 を し て い る 。 ア ト リ エ こ し き : https://www.microcosmo-healing.com

■新井道代 (フラウト・トラヴェルソ奏者) プロフィール: 東京音楽大学を経て同大学院フルート専攻修了。同大学にて 1 年助手を務めた後、オラン ダ、デン・ハーグ王立音楽院古楽科フラウト・トラヴェルソ専攻に留学。2009 年に同音楽 院修士課程を修了し、帰国。帰国後は、古楽オーケストラの公演、録音などに参加の他、 自主公演も数多く行う。アイゼナハ音楽院トラヴェルソクラス講師。ホームページ http://www.michiyoarai.net/ 

【バス時刻表】
 行き:JR 武蔵五日市駅から「払沢の滝入口」 10:00発―10:30 着 (西東京バス [五里 18]やすらぎの里経由藤倉行) 
帰り:「払沢の滝入口」から JR 武蔵五日市駅 14:27 発 15:27 発、15:57 発 ※この他の時間帯もバスは出ています。 詳しくは西東京バス公式ウェブサイトで検索してください。 https://www.nisitokyobus.co.jp/rosen/pocket.html 

 【「払沢の滝入口」バス停から「森のささやき」までのアクセス】 バス停前のとうふ屋さんの手前を左折、一つ目の角を左折し、木々に囲まれた小道を歩いて下さい。 昔、檜原で郵便局として使われていたという、緑色の建物「森のささやき」が見えてきます。

2021年7月16日金曜日

バロックの世界 終わりました

こちらに書くのが遅くなってしまいましたが、、
10日に、「バロックの世界~優雅なるバロック音楽と舞の饗宴~」が無事に終演いたしました。

三鷹の風のホールは、とっても響きの良い、気持ちのいいホールで、響きにも助けられて
気持ちよく演奏できました。

アルルカン(道化師)と演奏家の、ちょっとしたお芝居もあったりして、お客様にも楽しんでいただけたようです。

良い企画だったので、またやりたいなぁ~と思っています!



 

 

2021年6月29日火曜日

バロックの世界

 今日は7月10日のコンサート、「バロックの世界~優雅なるバロック音楽と舞の饗宴~」のリハーサルでした。

今日はダンサーの岩佐さんが、スペースが許す範囲で踊りも付けてくださって練習しました。

ダンスのステップを見ていると、こちらも気持ちが上がってきます⤴

段々と全体像が見えてきて、たのしみです。 

お席はまだまだございますので、ご都合よろしければお出かけいただけましたら幸いです!



*****

「バロックの世界」
優雅なるバロック音楽と舞の饗宴

2021年7月10日(土)14時開演(13時半開場)
三鷹市芸術文化センター「風のホール」

〈プログラム〉
A.カンプラ:フォラーナ、ロンド―、メヌエット、エア
J.-B.リュリ:ファエトンのシャコンヌ、サラバンド
M.マレ:スペインのフォリア
M.-A.シャルパンティエ:アルルカンのシャコンヌ
J.-M.ルクレール:音楽の愉しみ 第2番 他

〈出演〉
バロックダンス 岩佐樹里
フラウト・トラヴェルソ 新井道代
バロック・ヴァイオリン 門倉佑希子
ヴィオラ・ダ・ガンバ 小池香織
チェンバロ 伊藤一人

〈入場券〉3500円(全席自由)

〈チケットお取り扱い〉東京古典楽器センター 03-3952-5515



2021年6月27日日曜日

リハーサル

 昨日、今日と、7月3日にある、ラス・ウエルガス写本の演奏会の練習でした。

勉強のためと、歌うのが好きだからという理由で参加しているこのプロジェクト、
昨年7月に演奏会を行う予定でしたが、コロナで1年後に延期となり、ついに来週に迫ってきました!

普段から、月に3回くらいは練習に通っていますが、この2日間は、10時から18時の練習で、さすがにヘロヘロです。

普段のフルートの演奏会ではあり得ないくらいのリハーサルの多さですが、
発声や譜読みから丁寧にやっていることもあり、やはりこの位は必要だったのかなぁと思います。

この2日の練習で、声がかなり揃ってきた感じがして、全体像が見えてきた気がします。

ですがなんと奥が深い・・・。

このグループでは、”モーダル唱法”という、ごく自然な状態での発声を追及しています。
普段あまり歌っていない私などにも、体(喉?)に優しい発声なのかなと思います。

近年、稀に見るような(?)頻度で会っていたメンバーの方たちと歌うのも、残り少なくなってきました。
本番は楽しめるようにがんばりたいと思います!

チケットは夜のみ、少し残っているようです。
詳細はこちらにありますので、よろしければご覧ください。


2021年6月14日月曜日

アイゼナハ音楽院 発表会

 12日(土)は、トラヴェルソを教えているアイゼナハ音楽院の発表会でした。

あれ、ついこないだも発表会あったのでは・・?

実は、年に2回も開催されているのです!

教室としては、年に2回必ず開催するというのはなかなか大変なことなのではと思うので、
頭が下がります。

そして、今回はトラヴェルソではなく、モダン・フルートで参加してきました!

私のクラスで、普段はトラヴェルソ、でもたまにモダン・フルートをレッスンに持ってくる生徒さんがいらっしゃり、今回はその生徒さんと、モダンでテレマンのデュオを演奏し、講師演奏でも、フォーレの「コンクール用小品」を演奏させていただきました。

久しぶりにホール(”ティアラこうとう”でした)でモダン・フルートを吹いて、その音の伸びていく感じが新鮮でした!

後で、講師演奏を撮っていただいた動画を見て、自分の音が、自分で思っていた感じと違っていてちょっとびっくり。

生徒さんとのデュオは、レッスンの時よりずっと良かった気がします。
普通に、デュオとして楽しんで演奏できて、嬉しかったです。

ばたばたしていて写真を撮り忘れました!
代わりに(?)アイゼナハ音楽院のホームページのリンクを載せておきます!

2021年5月25日火曜日

優雅なるバロック音楽と舞の饗宴

 コンサートのご案内です。

まだ少し先ですが、7月10日、三鷹市芸術文化センター「風のホール」にて、
バロック音楽とバロック・ダンスの饗宴をお楽しみいただく公演です。

前半は、カンプラ、リュリ、マレ、そしてチラシにはのっていませんがクープラン。
後半は、シャルマンティエ、それからルクレールの「音楽の愉しみ 第2番」を所々踊り付きでお楽しみいただく、という贅沢な企画です!

皆様をわくわくするようなバロック音楽と、ダンスの世界にお連れできればと思っています。

その頃には緊急事態宣言も終わって、少し落ち着いていること願って・・・。

****
「バロックの世界」
優雅なるバロック音楽と舞の饗宴

2021年7月10日(土)14時開演(13時半開場)
三鷹市芸術文化センター「風のホール」

〈プログラム〉
A.カンプラ:フォラーナ、ロンド―、メヌエット、エア
J.-B.リュリ:ファエトンのシャコンヌ、サラバンド
M.マレ:スペインのフォリア
M.-A.シャルパンティエ:アルルカンのシャコンヌ
J.-M.ルクレール:音楽の愉しみ 第2番 他

〈出演〉
バロックダンス 岩佐樹里
フラウト・トラヴェルソ 新井道代
バロック・ヴァイオリン 門倉佑季子
ヴィオラ・ダ・ガンバ 小池香織
チェンバロ 伊藤一人

〈入場券〉3500円(全席自由)

〈チケットお取り扱い〉東京古典楽器センター 03-3952-5515




2021年5月24日月曜日

野口体操ワークショップ

22日に、私が企画した”野口体操” のワークショップを行いました。

”野口体操”は、東京藝術大学で体育の教授をされていた、野口三千三氏(1914-98)によって創始された体操で、自分の体の重さと重力を味方につけて、ゆらゆらと気持ちよく体をほぐしたり、自然界のものや楽器やおもちゃなどからも、体の使い方のイメージを得ていきます。

私は1年くらい前から、この "野口体操” を習い始めたのですが、演奏時にもとても役に立つと実感しました。

それで、レッスンの時に、初めに生徒さんと一緒に体操したりすることもあるのですが、
何しろ私自身も初心者なので、ちゃんとした先生から説明を聞いた方がいいだろうと思って、このような会を企画した次第です。

普段私がお世話になっている先生(同じ苗字で新井先生といいます!)にいらしていただいて、私の生徒さんやお知り合い、その生徒さん、ご家族などなど、12名ほどで行いました。
新井先生のガイダンスはとても充実していて、本当に有意義な時間が持てました。
楽しそうに取り組んでくださる皆さんを見て、企画して良かった~、と感無量でございました。

また頃合いを見て、このような機会を設けたいと思っています。

野口体操については、こちらの公式サイトに、詳しく載っていますので、ご興味がありましたらご覧ください。↓

ワークショップの様子です↓







2021年5月17日月曜日

チャールズ・バーニー

 今まで、日本語では、何かの解説などで抜粋でしか読めなかった「チャールズ・バーニー 音楽見聞録」が去年、邦訳出版されました。

先日、やっと購入して、少しずつ読んでいます。

イギリス人の音楽学者、チャールズ・バーニー(1728-1814) が、1772年にドイツと周辺諸
国を旅した時に見聞きした、音楽界の記録です。
(フランス・イタリア篇もあります)

各都市での音楽界の様子や音楽家との交流がとても詳細に書かれていて、読みごたえがあります!

分厚いし、お値段もなかなかです。(7000円。でもネットで少し安く買いました‥)

楽譜を見ているだけでは分からない、当時の音楽の背景が分かってとっても興味深いです。




2021年5月14日金曜日

コンサートの延期について

 こちらでのお知らせをすっかり忘れておりました 💦

5月15日の、大泉学園インエフでのコンサートは、緊急事態宣言のため再延期となりました!
延期後の日程はまだ決まっていません。
決まり次第、こちらでもお知らせいたします。

それから、6月20日に予定されていた、モダンフルートでのトリオの演奏会も、延期となりました。

とても残念ですが、あるものを大切に、延期になったものは、次を大切にやていきたいと思います!



2021年5月11日火曜日

レッスン

 今日はモダン・フルートの勉強を続けている生徒さんが、(モダン・フルートの)コンクールで吹くバッハのソナタのレッスンに来てくれました。

すでに1次予選は通って、2次予選で吹く曲とのこと。

和声のこと、バス・パートのラインのことなど、、一緒に色々と考えていたら楽しくて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

ぜひ思い切ってやってきてほしいと思います!



2021年5月4日火曜日

ラス・ウエルガス写本を歌う

去年から、ラス・ウエルガス・ヴォーカル・アンサンブルという女声合唱に参加しています。

”ラス・ウエルガス写本”という、14世紀初頭にスペインのブルゴスにあるシトー会女子修道院で歌われていた宗教歌を集めた写本がありますが、ここにのっている曲を歌うグループです。本当は去年の7月に演奏会をする予定でしたが、コロナ禍で、今年7月3日へと延期になりました。

本当はゴールデンウィーク中も、全員練習で1日みっちりと練習する日が予定されていましたが、3回目の緊急事態宣言で、オンライン練習に変更になったりしています。


オンラインで合唱の練習! 
なんとも難しそうですが、同時に皆で歌うと時間差が生まれて大変なことになるので、音声をミュートにして歌ったり、発音練習をしたりしました。普段の普通に立って歌う練習と、なんだか疲れる場所が違いました・・!








←こんな楽譜を使っています。

黒符定量記譜法などと呼ばれる記譜法です。



練習に行って、皆さんと一緒に歌っていると何となく読めるのに、家で一人でやってみようとすると出来ない・・、なんてこともあります・・。

実は高校生の時に、1年間だけ合唱部だったり、大学でも副科で声楽を取ったりしていて、
歌うのは好きなのですが、慣れない記譜に、慣れないラテン語歌詞に、、で、結構大変です!
でも本当に美しい曲ばかりなので、もうひとがんばりしたいと思います。

演奏会の詳細はこちらにありますので、よろしければご覧ください (^▽^)/

2021年4月29日木曜日

初見大会

先日、シエナウインドオーケストラなどで活躍されている、フルート奏者の西田紀子さんがされている初見大会に参加させていただきました!
(もちろん、モダンフルートで、です。)

普段は何人かいらっしゃるそうですが、この日は私一人。
ということは、西田さんと二人!
朝9時から12時まで、3時間ほとんど吹きっぱなし!

自分のことに必死で、西田さんの素敵な演奏があまり味わえなかったのですが、
ほんとに素敵でとても勉強になりました。

なんだか自分も少し上手くなったような・・・!?

6月20日に、モダン・フルートでの演奏会があって、目下準備中です。
びっくりする位久しぶりに、イベールやマルティヌー等を人前で吹きます。
トラヴェルソの練習と並行して進めているのもあり、なんだか亀の歩みですが、
1年前より良い感じかもと思えるようになりました。
(昨年の6月21日から延期になりました!)








2021年4月26日月曜日

トラヴェルソのオイリング

トラヴェルソにはオイリングを施す必要があります。
習い始めの生徒さんに、オイリングの仕方をいつも説明するのですが、
こちらにも書いておこうと思います。

人によって色々なやり方があって、絶対の正解はないのだと思いますので、
あくまでも私のやり方という事で、ご理解下さい。

特に、頭部管のコルクを外してオイリングする方法と、外さないで行う方法があって、人それぞれのようです。
私は、外さないでオイリングすることが多いです。手順の所に両方の場合について書いてありますので、ご覧になって下さい。

それから、足部管へのオイリングは、あまり必要ないという話も聞いたことがあります。
私は、4回の内、3回は足部管だけはオイリングせず、1回は足部管へもオイリングする、という感じです。足部管にオイリングするときは、必ずキーを取り外します。

【用意するもの】
アーモンドオイル、古布(20cm四方位)2枚、割りばし、ボウル、大きめのビニール(ごみ袋等)、新聞紙
*アーモンドオイルは、こちらのものが比較的手ごろな値段なので、私は良く使っています。→ アーモンドオイル

【手順】
① 楽器を24時間は吹かずに乾燥させる。
*もちろんばらした状態で。
*余裕がある時は24時間以上乾燥させるのも良いかと思います。

② 乾燥後、頭部管のコルクを外して行う場合は、取り外す。足部管にもオイリングする場合は、キーを取り外す。

③ 床にオイルが付着するのを防ぐため、ビニールのごみ袋等を敷き、その上に新聞紙を敷いて、ボウルを置く。
ボウルにアーモンドオイルを適量(大さじ5杯位?)入れ、古布を1枚、それに浸す。

④ 割りばしに、オイルに浸した布を巻き付け、それを乾燥させた楽器の内側に入れて内壁にオイルを塗っていく。
*頭部管のコルクをそのままにしている場合は、コルクにオイルが付かないように、コルクの直前まででやめる。コルクを外している場合は、頭部管の内側の端から端まで塗る。

⑤ 今度は楽器の外側にオイルを塗っていく。
*管と管をつなぐジョイント部の糸の上にも塗る。
*足部管にもオイリングする場合は、必ずキーを取りはずした状態で行う。

⑥ そのまま8時間ほど放置する。

⑦ 乾いた古布でオイルを、楽器の内側も外側もきれいに拭き取る。
*ジョイント部のオイルもきれいに拭き取る。

⑧ 気持ちよく吹く! きっと、音がしっとりと、良くなっているのでは・・!?

オイリングの頻度についても諸説ありますが、すごく頻繁に吹いている場合は月に1回位、このように楽器を休ませて、オイリングする時間を取ると良いのかなと思います。
それから、本番が終わったら休ませてオイリング、しばらく吹いていなかった楽器を吹く時にも、その前にオイリング、を心がけています。
あとは、見た感じ、また、触った感じで、楽器の内側が乾いているな、と思ったらオイリングすると良いかと思います。

オイリングは、楽器を、呼気に含まれる水分から守ってくれます。
オイリング後、パッと音が良くなることもありますし、特に変化がないように感じても、長い目で見ると、楽器を長く使っていくために必要なのだと思います。


2021年4月24日土曜日

インエフ 延期になりました

 5月5日に予定されていた、大泉学園 in F (インエフ)でのコンサートは、

緊急事態宣言の発令を受けて、515日(土)に延期となりました。

準備期間が増えたので、さらに掘り下げていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします!

 ***

ヴィオール「だけ」&トラヴェルソで
baroque  in F 大泉学園

中山真一 ヴィオラ・ダ・ガンバ
新井道代 フラウト・トラヴェルソ

2021年 55日(水・祝)
14時半オープン 15時スタート
チャージ3000円 +オーダー

in F インエフ 西武池袋線大泉学園駅北口 徒歩5分

ご予約は in F (インエフ):in-f.sato@nifty.ne.jp
または harmoniagraveesoave@hotmail.com まで

2021年4月17日土曜日

5/5 インエフで演奏します

 3月に引き続き、5月5日にまた大泉学園のインエフにて、ガンバの中山真一さんと演奏させていただきます!

今回も、中山さんのソロ(ド・マシ―とドゥ・ビュイソンのヴィオール曲集より)と、
トラヴェルソ&ガンバによる通奏低音の曲をお届けいたします。

私が演奏するのは、
J.B.セナイエ:ソナタ ニ長調 作品2‐1
G.B.フェランディーニ:ソナタ ニ長調 作品2-1
G.プラッティ:ソナタ ニ長調 作品3-1
です。

全部、ニ長調!
でも、それぞれとても個性のある曲なので、それぞれの良さをお楽しみいただけるように準備中です。
特にフェランディーニは初めて演奏しますが、ちょっと枠にはまらない、面白い人(?)です!

ゴールデンウィーク最終日、ご都合よろしければぜひお運びください。

***

ヴィオール「だけ」&トラヴェルソで
baroque  in F 大泉学園

中山真一 ヴィオラ・ダ・ガンバ
新井道代 フラウト・トラヴェルソ

2021年 55日(水・祝)
14時半オープン 15時スタート
チャージ3000円 +オーダー

in F インエフ 西武池袋線大泉学園駅北口 徒歩5分

ご予約は in F (インエフ):in-f.sato@nifty.ne.jp
または harmoniagraveesoave@hotmail.com まで



2021年4月1日木曜日

時をかけるフルートコンサート

 日曜日は、飯能の ”ガレット工房 時”にて、「時をかけるフルートコンサート」でした。

今回は、トラヴェルソとモダン・フルートを両方、デュオとソロでお聞きいただくという企画でした。

私は普段はトラヴェルソ、相方の苗代さんは、モダン・フルートで活動しているので、それぞれにとってチャレンジングなところがある企画でしたが、お互いに補い合い、教え合って準備しました。

時代の違う2種類のフルートの、それぞれの良さをお楽しみいただけていましたら嬉しいです。

こちらのお店、演奏会会場として使われるのは初めてとのことでしたが、演奏しやすい所で、雰囲気も素敵なので、是非第2弾をやりたいと思っています!

リハーサルの模様です。

トラヴェルソ



モダン・フルート






2021年3月16日火曜日

in F でのプログラム

本番が終わったらすぐにブログを更新しようと、毎回思うのですが、ついつい遅くなってしまいます・・。

もう1週間以上経ってしまいましたが、7日の in Fでの曲目を、ガンバの中山さんがブログに書いていらしたので、こちらにリンクを貼ります。

中山さんのブログ

和やかな雰囲気の中、楽しんで演奏出来て、よい本番だったように思います。

また5月5日に、同じ編成でin Fで演奏させていただくことになりました!
ご都合よろしければぜひいらして下さい。

中山さんリハーサル中↓



2021年2月17日水曜日

インエフでのライブ

3月7日(日)、15時から、大泉学園の「インエフ」というお店で
ヴィオラ・ダ・ガンバの中山真一さんと演奏させていただきます。

中山さんのソロが多めで私は2,3曲ですが、よろしければお運びください!
                                       ↓
     J.M.オトテール:フルートと通奏低音のための組曲 ホ短調 作品2-4
               J.M.ルクレール:フルートと通奏低音のためのソナタ ロ短調 作品2-11
                                の予定です!

*****

ヴィオール「だけ」&トラヴェルソで
baroque  in F 大泉学園

ド・マシ―氏とドゥ・ビュイソン氏のヴィオール曲集より
フルートと通奏低音のためのソナタ、組曲

ヴィオラ・ダ・ガンバ 中山真一
フラウト・トラヴェルソ 新井道代

2021年3月7日(日) 15時~ (14時半オープン)

チャージ3000円 + オーダー

ご予約は インエフ tel: 03-3925-6967 メール:in-f.sato@nifty.ne.jp 
または harmoniagraveesoave@hotmail.com 



2021年2月12日金曜日

3月28日 追加公演

こちらのブログでもお知らせしていた、3月28日の飯能でのコンサートですが、14時の回が
ほぼ満席になったため、追加公演として、16時の回も設けることになりました。

ご来場をお考えの場合は、16時の回をご検討いただければ幸いです。

どうぞよろしくお願い致します!


時をかけるフルートコンサート
2021年3月28日(日)14時開演(13時40分開場)
      追加公演  16時開演(15時40分開場)  

【プログラム】
〈フラウト・トラヴェルソ デュオ〉
G.P.テレマン:ソナタ ホ短調 TWV40:142
J.-M.オトテール:組曲 第1番 ロ短調 他
〈現代のフルート デュオ〉
E.エルガ―:愛の挨拶
七瀬あゆこ:四季の叙情歌メドレー
F.クーラウ:スウェーデン民謡による変奏曲 (op.102-2より)他

【出演】新井道代、苗代恵理子(フラウト・トラヴェルソ,フルート)

【会場】ガレット工房 時 (飯能市八幡町6-11。西武池袋線飯能駅より徒歩7分)

【入場料】2500円 (コンサートでの飲食のご提供はございません)

【お問合せ・お申込み】baroque.office@gmail.com

*入場時、検温を実施させていただきます。
*手指の消毒、マスクの着用をお願い致します。


2021年2月6日土曜日

体が整う感じ

 先日こちらのブログでもお知らせした3月28日のコンサートで、チラシには載っていないのですが、ソロでバッハのパルティータも演奏しようと思っています。

時間の都合で1楽章だけですが、練習していて、なんだか吹いていると体が整う感じがするなぁと思っていました。

そしたら、さっき、やはりパルティータを練習しているトラヴェルソの生徒さんからのメールに、全く同じことが書いてあってびっくりしました。

バッハは音の整体師!?


2021年2月3日水曜日

発表会終わりました

 1月30日に、ティアラこうとう小ホールにて、アイゼナハ音楽院の発表会がありました。

緊急事態宣言中でしたが、たくさんの方が参加されていて、それぞれの一生懸命なステージが素敵でした。

私のクラスからもお二人参加されて、私も講師演奏として、チェンバロの山縣万里先生とバッハのh-mollソナタ(1楽章のみですが)を演奏しました。

アイゼナハ音楽院全体の発表会に参加するというのは初めてだったのですが、
色々な楽器の方にもトラヴェルソを聴いていただけて、すごく良い機会だったなと思います!

終演後に、参加された生徒さんお二人と記念撮影。(一瞬マスクを外して!)




2021年1月26日火曜日

時をかけるフルートコンサート

 演奏会のご案内です。

3月28日(日)、飯能市のガレット工房 時(とき)さんにて、
フルートの苗代恵理子さんと、「時をかけるフルートコンサート」を行う運びとなりました。

工房 時 さんは、明治39年築の土蔵のお店で、中もアンティークの家具が置かれていたりして、とても素敵な空間です。

苗代さんは、大学の後輩(といっても大分、年が離れているのでダブってはいません・・)で、折に触れてトラヴェルソのレッスンに来てくれていました。
今回は、トラヴェルソのデュオとモダン・フルートのデュオ、両方をお楽しみいただきます。

その頃には暖かくなって、桜も楽しめる頃かもしれませんね。🌸
ぜひお出かけいただければ幸いです。


時をかけるフルートコンサート
2021年3月28日(日)14時開演(13時半開場)

【プログラム】
〈フラウト・トラヴェルソ デュオ〉
G.P.テレマン:ソナタ ホ短調 TWV40:142
J.-M.オトテール:組曲 第1番 ロ短調 他
〈現代のフルート デュオ〉
E.エルガ―:愛の挨拶
七瀬あゆこ:四季の叙情歌メドレー
F.クーラウ:スウェーデン民謡による変奏曲 (op.102-2より)他

【出演】新井道代、苗代恵理子(フラウト・トラヴェルソ,フルート)

【会場】ガレット工房 時 (飯能市八幡町6-11。西武池袋線飯能駅より徒歩7分)

【入場料】2500円 (コンサートでの飲食のご提供はございません)

【お問合せ・お申込み】baroque.office@gmail.com

*入場時、検温を実施させていただきます。
*手指の消毒、マスクの着用をお願い致します。






2021年1月25日月曜日

アイゼナハ音楽院発表会

 このような時節ではありますが、1月30日に、アイゼナハ音楽院の発表会がティアラこうとうで開催されます。

私のトラヴェルソのクラスからも二人参加されます。

ついでに、私も講師演奏でバッハの h-mollソナタ(1楽章のみ)を演奏します。

ご興味ございましたら、ぜひ足をお運びください。



詳細はこちらをご覧ください。
https://eisenach.jp/news/1293/

2021年1月21日木曜日

ハイドン プログラムノート

 12月26日にあった、コルテ・デル・トラヴェルソ vol.10 ~フルート、ヴァイオリン、チェロで聴くハイドンの世界~ のプログラムノートを、こちらに載せておきます。


*****

F. J. ハイドン:6つのディヴェルティメント】

 フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)については、ここで改めてご紹介するまでもないかも知れません。今では古典派を代表する作曲家として知られるハイドンは、29歳で西部ハンガリーの大貴族、エステルハージ家での職を得て以来、亡くなるまでエステルハージ家の音楽家として過ごしました。

ハイドンと言えば、交響曲や弦楽四重奏曲などをすぐに思い浮かべる方も多いと思いますが、今日はフルートとヴァイオリン、チェロという3つの楽器のために書かれた、編成も曲の規模も小さいけれど、ハイドンの世界を存分に楽しめる魅力ある曲集を演奏したいと思います。

 

 ハイドンによるフルートの室内楽曲は決して多くはありません。本日演奏する「6つのディヴェルティメント」(1784)の他、「チェンバロ又はピアノとフルートとチェロのためのトリオHob.XV:15~17」(1790)と「二本のフルートとチェロのためのトリオHob. IV:1~4」(通称ロンドン・トリオ,1794)を数えるくらいです。(「フルート,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロのためのカルテット」も存在しますが、偽作と考えられています。)

 ハイドンがフルートのための室内楽曲を書き始めたのは、1779年にエステルハージ家の当主、ニコラウス侯爵との新しい契約を交わして以降のことです。この契約で、ハイドンの作品に対するニコラウス侯爵の独占権がなくなり、ハイドンはイギリスやウィーンの出版社と契約を結ぶようになりました。

 当時イギリスは大陸に先駆けて市民革命と産業革命を経験し、ヨーロッパで最も近代的で豊かな国として、特にロンドンでは、生活に余裕のある上流階級の市民たちが様々な演奏会を楽しんでいました。彼らは自らも演奏を楽しみましたが、中でもフルートはとても人気のある楽器でした。 

 「6つのディヴェルティメント」はイギリスの出版社、Forsterのために書かれた作品ですし、他の2つのフルートの室内楽曲も、イギリスの出版社のためか、イギリス訪問中に書かれたもので、やはりこれらハイドンによるフルートの室内楽曲と、イギリスにおけるフルート人気というのは、密接なつながりがあったと言えるでしょう。

 

 さて、本日演奏する「6つのディヴェルティメント」には、ハイドンのオペラ「月の世界 (Il Mondo Della Luna)」と、バリトン・トリオHob. XI:97 からの転用が見られます。転用とは、作曲者が以前書いた作品を取り出して再度利用することで、当時としては全く珍しいことではありませんでした。

 ニコラウス侯爵は宮殿内にオペラ劇場を建てたほどのオペラ好きでしたので、ハイドンも20数作のオペラを書いたとされていますが、その内の一つ、オペラ「月の世界」は、177783日にエステルハージ宮殿歌劇場で初演されました。ストーリーは、オペラに良くあるような恋と結婚のどたばた喜劇なのですが、それが人間の月に対する思いや想像を軸に進められ、物語に格別な奥行きと面白さを与えています。

 ハイドンは、「6つのディヴェルティメント」の第4番を除く5(内、6つの楽章) で、「月の世界」からの転用を行っています。ほとんど手も加えずに転用している楽章もありますし、元がアリアや合唱曲の場合は、かなり手を加えて転用しています。「月の世界」は初演後、エステルハージでも他の場所でも再演されることはなかったということなので、ひょっとしたら、イギリスの出版社との締め切りに追われたハイドンが、以前書いた、一度しか上演されなかったオペラの中から数曲を再利用することにしたのかもしれません。

 「月の世界」の第2幕、冒頭のシンフォニアは、庭に幻想的な月の世界がしつらえてある、という設定の中演奏されますが、この曲はそのままディヴェルティメントの第1番第1楽章に転用されています。今日のコンサートも、この非常に幻想的な、月を想起させるような美しい曲で始めたいと思います。

 ところで、ハイドンがエステルハージ家で初めの頃に仕えていたニコラウス侯爵は、弦楽器のバリトン(6~7本の弦とさらに指板の裏に共鳴弦を持っており、奏者は自分で旋律を演奏しながら左親指で共鳴弦を弾いて“伴奏”することができる)を非常に好んでいました。ニコラウス侯爵はハイドンにもバリトンの曲を沢山書かせましたが、特にバリトン、ヴィオラ、チェロのためのバリトン・トリオは126曲もあります。ディヴェルティメントの第4番(夜公演のみ演奏)は、バリトン・トリオHob. XI:97の全7楽章の中から3つの楽章が抜粋され、バリトンのパートをフルートに、ヴィオラのパートをヴァイオリンに変更しただけで、ほぼそのまま転用されています。滋味深いバリトンという楽器のために書かれた作品がアレンジされたこの第4番は、ディヴェルティメント全6曲の中で、やはり少し違った趣があるような気がします。

   

 今回使用するフルートは、ドイツのドレスデンに工房のあった製作家、A. Grenser8キーモデル(M. Wennerによる復元楽器)です。このよう楽器を多鍵式フルートなどと呼びますが、従来のバロック時代から使われていた1キーのフルートでは指使いの工夫で音を作るため、不安定になりがちだったFB♭、G♯などにもそれぞれに対応する穴を開け、それをキーで操作できるようにしたものです。

ドイツでは1770年代からこうした楽器が作られるようになったと考えられています。イギリスではそれに先駆けてすでに1750年代には多鍵式フルートが作られ始めたようです。ちょうどその頃、イギリスでは産業革命が始まりましたが、楽器製作にも、新たな発明を搭載しビジネスチャンスを狙う動きが生まれ、多鍵式フルートの発展を後押ししました。テオバルト・ベームによって現代のフルートの原型となるベーム式フルートが開発されたのが1830,40年代のこと。多鍵式フルートは、それまでの間、そしてベーム式フルートが本当に世界中に浸透するまでの間、1キーフルートと共に、フルートの歴史の大切な1ページを担い続けました。                                                                                                                      

2021年1月15日金曜日

アイゼナハ音楽院 ホームページ

 トラヴェルソのレッスンをさせて頂いている、アイゼナハ音楽院のホームページがリニューアルされました。

https://eisenach.jp/


なんと恥ずかしながら、トップページに私とあとお二人が載っています・・・。

が、スマホ版の画像だと私だけ、消えます!


私のトラヴェルソの生徒さんが、”ギター人訪訪”のコラムなどをお手伝いされています。

素敵なページになっていますので、ぜひご覧ください。


2021年1月14日木曜日

今年もよろしくお願いいたします。

 なんともう年が明けてから2週間も経ってしまいました!

今年の年末年始は、家で大人しく・・・をそれなりにちゃんと守って、
買い物、散歩以外は実家にも帰らず家にいました。
お正月は、私の実家とは、今流行りの(!?)オンライン帰省というのでしょうか、
ZOOMで両親と兄の家族と私たちで1時間位、喋りました。
夫の実家とは、義母が、会えなくても同じおいしいものを食べたい、ということで、
お正月用の豪華なお弁当を注文してくれて、各自の家で同じおいしいものを食べました。

それなりに考えた良いお正月だったとは思うのですが、なんだかやっぱり不完全燃焼感が否めません・・。
お正月が明けてからも、なんとなく2週間が過ぎてしまいましたが、そろそろエンジンをかけたいと思います。


年末の、コルテ・デル・トラヴェルソ vol.10 ~フルート、ヴァイオリン、チェロで聴くハイドンの世界~ は、コロナの感染拡大を心配しつつも無事に終了しました。
「6つのディヴェルティメント」、本当に良い曲だと思うのですが、共演のお二人に助けられて、全曲を演奏するというチャレンジを遂行出来て、まずはよかったです。
その場で(そして配信で)共有してくださった皆様に感謝いたします。

自分たちの写真は撮り忘れましたので、、、
当日、配信を見ながらお留守番の、インコのモズちゃんの写真を・・・。