2022年5月19日木曜日

植村先生

東京音大でお世話になっていた植村泰一先生の訃報とともに始まった一日。

進むべき道が良く分からずさまよっていた時代に、ダメな時も、良い時も、厳しくも温かく見守って下さった先生でした。
博識だけど偏らず、常にフルートを超えて、音楽、人生、世界を見なさいと言い続けて下さった先生でした。
コロナ前まで続いていた座学の勉強会では、生徒の誰よりも勉強されてきていて、その向学心に舌を巻きました。
学生時代、先生のレッスンを受けた後は、時に、良い映画を観た後や、良い本を読んだ後のような感触が残っていたことを思い出します。
「やることなんていくらでもあるじゃないか」と言われた言葉が頭から離れません。
先生からいただいた、いくばくかのことでも、私は周りの方に分けていくことができるだろうか。

2022年5月18日水曜日

美しき水車小屋の娘

今日はハクジュホールに、吉江忠男氏(バリトン)と、平井千絵さん(フォルテピアノ)による、シューベルトの「美しき水車小屋の娘」を聴きに行きました。

吉江忠男さんのことは恥ずかしながら存じ上げなかったのですが、平井千絵さんは、デン・ハーグで色々とお世話になっていた先輩で、千絵さんの弾くシューベルトというのに惹かれて行ってみました。

吉江忠男さんは82歳とのことですが、とても艶やかな声、あふれるエネルギー!
シューベルトの音楽が、体の隅々にまで染みわたっていらっしゃるのだろうなぁ、と思うような、体から音楽がほとばしるような歌でした。

平日の昼公演なのにほぼ満席で、歌っているご本人もお客様もすごく幸せな感じの演奏会でした。

そして、知っている人には会わないかもなぁ、とちょっと孤独な気分で出かけたのですが、
思いがけず何人かの友人に会い、色々おしゃべりして嬉しくなり、行きとはずいぶん違う気持ちで帰ってきました。

82歳まで自分が演奏できていたらすごいですが、そこまで行かなくても、久しぶりに会った友人と元気でおしゃべりできる自分でいたいなぁ。

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【コンサートのお知らせ】

呼吸法ワークショップ & 古楽器コンサート in 森のささやき

呼吸法ワークショップ:河邉正則
古楽器コンサート:新井道代(フラウト・トラヴェルソ)& 小田切弘美(バロック・ヴァイオリン)

日程:2022 年 6月 20日(月) 13 時~

場所:森のささやき 2F (JR 武蔵五日市駅からバス、「払沢の滝入口」下車。東京都西多摩郡檜原村本宿5555)

参加費:5,000 円

【スケジュール】 13:00 呼吸法ワークショップ  14:00 古楽器コンサート 
15:00 払沢の滝へ散歩など、自由解散

【コンサート曲目】
テレマン:デュオ ト長調(”忠実なる音楽の師”より)
オトテール:”エアとブリュネット集”より
ボワモルティエ:フルートとヴァイオリンのためのソナタ ホ短調
モンテクレール:コンセール ホ短調
マテイス:ヴァイオリンのためのエア 第2巻より 
(曲目は変更になる場合があります)


詳細はこちらをご覧ください。

2022年5月15日日曜日

まちなかコンサート in 新所沢PARCO

昨日は、所沢市主催の「まちなかコンサート in 新所沢PARCO」に出演させていただきました。

普段はホールやサロンで生音で演奏することがほとんどなので、屋外でマイクあり、 という普段とは違う環境でしたが、その中でせいいっぱい楽しく演奏できました。

もちろん通りすがりの方などもいらっしゃったと思うのですが、始まる前から椅子に座って楽しみに待ち、熱心に耳を傾けてくださった方がたくさんいらしたのが印象的でした。

いつも練習や準備の段階ではけっこうしんどいなぁと思うこともあるのですが、やはり本番があると、がんばって良かった、聴いてもらえてうれしい、そしてもっと良い演奏が出来るようになりたい、と思うものですね。

聴いてくださる方がいてこその演奏、音楽、なのだと改めて思いました。

機会を与えてくださった皆様に感謝いたします。







2022年5月9日月曜日

檜原村コンサート

昨年の10月に演奏させていただいた、檜原村の木工工房、「森のささやき」で再び演奏させていただきます。


会場の「森のささやき」です。

昔、檜原で郵便局として使われていた建物を現在のオーナーさんが移築されました。森に囲まれた、とても素敵なところです。



今回は演奏の方は、フラウト・トラヴェルソとバロック・ヴァイオリンのデュオを中心にプログラムを組みました。


前回と同様に、カウンセラーの河邉正則さんによる呼吸法ワークショップも行います。
自分の今のありのままの呼吸をみつめる、静かで深い呼吸を体験できると思います。

「森のささやき」は、日本百名滝に選ばれた、「払沢の滝」のすぐ近くにあり、コンサートの後には滝を見に行くこともできます。

前回の様子をこちらに書いていますので、よろしければご覧ください。https://michiyoarai.blogspot.com/2021/10/blog-post.html


ご参加をお待ちしております!


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呼吸法ワークショップ & 古楽器コンサート in 森のささやき

呼吸法ワークショップ:河邉正則
古楽器コンサート:新井道代(フラウト・トラヴェルソ)& 小田切弘美(バロック・ヴァイオリン)

日程:2022 年 620日(月) 13 時~

場所:森のささやき 2F (JR 武蔵五日市駅からバス、「払沢の滝入口」下車。東京都西多摩郡檜原村本宿5555)

参加費:5,000 円

【スケジュール】 13:00 呼吸法ワークショップ  14:00 古楽器コンサート 
15:00 払沢の滝へ散歩など、自由解散

【コンサート曲目】
テレマン:デュオ ト長調(”忠実なる音楽の師”より)
オトテール:”エアとブリュネット集”より
ボワモルティエ:フルートとヴァイオリンのためのソナタ ホ短調
モンテクレール:コンセール ホ短調
マテイス:ヴァイオリンのためのエア 第2巻より 
(曲目は変更になる場合があります)


※呼吸法はマスクを外して行います。換気を行うなどして感染対策には注意します。あらかじめご了承の上ご参加下さい。


【お申込み、お問合せ】 下記メールアドレス宛に、氏名、ご連絡先、メールアドレスをご記入の上お申し込みください。
baroque.office@gmail.com


■河邊正則 (治良師、カウンセラー) プロフィール: 2007 年に自己流のヒーリングを創始して以来、「本来自然の状態に戻れば自 然と体と心は元気を取り戻す」という考えに基づき、ヒーリング、カウンセ リ ン グ 、 真 呼 吸 、 瞑 想 指 導 を し て い る 。 ア ト リ エ こ し き : https://www.microcosmo-healing.com


■新井道代 (フラウト・トラヴェルソ) 
東京音楽大学を経て同大学院フルート専攻修了。同大学にて 1 年助手を務めた後、オラン ダ、デン・ハーグ王立音楽院古楽科フラウト・トラヴェルソ専攻に留学。2009 年に同音楽 院修士課程を修了し、帰国。帰国後は、古楽オーケストラの公演、録音などに参加の他、 自主公演も数多く行う。アイゼナハ音楽院トラヴェルソクラス講師。ホームページ http://www.michiyoarai.net/

■小田切弘美(バロック・ヴァイオリン)  
東京藝術大学音楽学部別科古楽科修了。ヴァイオリンを霜佐紀子、澤和樹、高橋孝子の各氏に師事。バロックヴァイオリンを荒木優子、若松夏美の各氏に師事。シギスヴァルト・クイケン、ロベール・コーネン各氏の指導を受ける。現在は様々なアンサンブル、オーケストラの演奏会に出演している。聖グレゴリオの家 宗教音楽研究所講師。


【バス時刻表】
行き:JR 武蔵五日市駅から「払沢の滝入口」 12:02発―12:24着 (西東京バス [五里 10]数馬行)
帰り:「払沢の滝入口」から JR 武蔵五日市駅  15:27 発、15:57 発 ※この他の時間帯もバスは出ています。 詳しくは西東京バス公式ウェブサイトで検索してください。 https://www.nisitokyobus.co.jp/rosen/pocket.html


【「払沢の滝入口」バス停から「森のささやき」までのアクセス】 
バス停前のとうふ屋さんの手前を左折、一つ目の角を左折し、木々に囲まれた小道を歩いて下さい。 昔、檜原で郵便局として使われていたという、緑色の建物「森のささやき」が見えてきます。


2022年4月29日金曜日

まちなかコンサート

5月14日に、所沢市主催の、まちなかコンサートに出演させていただきます!

会場は、新所沢のパルコ。
じつは私が普段、もっとも良くふらふらしている、ショッピングモールです。
地下の食料品売り場が充実している上に、本屋や好きな洋服屋さんもあったりして、何かというと”しんとこのパルコ”に行っています。

そんな場所で、演奏することになるとは、不思議な気持ちです。

今回の出演は、私が普段、練習や公演などでお世話になっている、松明堂音楽ホール様にご推薦いただき、ありがたくお受けしました。
松明堂で演奏しているのは主に古楽器ですが、今回は屋外(屋根はありますが)なので、
モダン・フルートで演奏します。

じつは新所沢のパルコは、あと数年で閉店することが決まっています。
これを知った時は本当に悲しかった・・。

めったにない機会なので、良い演奏が出来るように準備していきたいと思います。

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まちなかコンサート in 新所沢パルコ

2022年5月14日(土) 

デュオ・プラタナスとして出演します。
フルート:新井道代 ピアノ:村本麻里子
出演時間は【15時50分】からの予定

【プログラム】
フォーレ / シシリエンヌ
シューベルト(ベーム編)/ セレナーデ
ノブロ / メロディー
川崎優 / かごめかごめ、ほたるこい
フォーレ / コンクール用小品

入場無料です。
お気軽にお越しください。




 



2022年4月17日日曜日

嶋村順子先生ワークショップ

昨日は、私の生徒さん達のために企画した「フルートを吹く人のための 体のこと心のこと相談会」というワークショップを行いました。

受講生は、私の生徒さん4名と私。 

先生は、フルート奏者でもあり、アレクサンダー・テクニーク教師でもある、嶋村順子先生です。

嶋村順子先生は、実は、私のトラヴェルソのレッスンを受けて下さってもいます。

私が順子先生にアレクサンダー・テクニークを習い、順子先生が私のトラヴェルソのレッスンを受けてくださる、というご縁をいただいて、かれこれ数年になります。


昨日のワークショップは、普段、私が教えている生徒さん達を順子先生に、アレクサンダー・テクニークの視点からレッスンしていただき、その繊細な、目の付け所、言葉の使い方、レッスンの進め方、レッスン全体の雰囲気などなど、私にとっても、とても大きな学びのある時間になりました。

順子先生の放つ、緩んでいるけれどもエネルギーのあるオーラのようなものがすごかったです。今までレッスンを受けてきたときにも感じていたとは思うのですが、昨日は特にそんな感じがしました。

”教える”ということを突き詰めると、結局は教える側が自分と、とことん向き合うということなんだろうなぁ、と、思ったりしました。

昨日は私にとっても、本当にとても良い時間だったのですが、同じように思ってくださった生徒さんからも早速、”また企画してほしい”というお声をいただき、ぜひこれから定期的に企画していけたらと思っているところです。




2022年4月16日土曜日

河野君のリサイタル

昨日は、銀座の王子ホールで、河野彬フルートリサイタルを聴いてきました。

河野君は、私より大分若いですが、同じ大学出身で、同じく植村泰一先生にお世話になっていたので、先生の勉強会などで、コロナ前までは割と良く会っていました。

河野君の印象は、まず、顔が広い、好奇心が旺盛、音楽にまっすぐ、という感じでしょうか。

昨日のリサイタルも、河野君ならではの、素晴らしいものでした。

ルイロットのフルートとエラールのピアノという19世紀の楽器の組み合わせ、ほぼ埋まっている客席、なにより、河野君とピアノの高橋ドレミさんの音楽性。

私が河野君が特にすごいと思うのは、そのステージ上での”プレゼンテーション力”なのですが、昨日も、それによって、聴いている方は、”珍しい楽器の演奏会”というところを超えて、すんなりと音楽そのものに入れたと思う。

フルートって、音楽って、芸術って・・・、と色々な面から考えさせられる、良い演奏会でした。

客席に若い人が多かったのも良かった。

そして、本プログラムを吹き切ったあとに、アンコールの2曲目として、フォーレのファンタジーを、まるで鼻歌でも歌うかのように軽々と吹いた、その力量に驚きました。