2017年8月28日月曜日

トラヴェルソ・ワークショップ 2017後半期

今年の後半からのワークショップの予定が決まりましたので、お知らせいたします!
今回は、会場のアトリエ・ソノーロの常設してあるチェンバロを使い、チェンバロと合わせてみることを目標に、一つの曲に取り組みます。

これまでのワークショップの様子は、右の”ラベル”欄の”ワークショップ”をクリックするとご覧になれます。

皆様のご参加をお待ちしております!


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フルート奏者のための 
トラヴェルソ・ワークショップ 
2017後半期
~チェンバロと合わせてみよう~
トラヴェルソは未経験、またはほとんど吹いたことがないフルート奏者の方に
トラヴェルソを実際に経験していただくワークショップです。
今回は最終的にチェンバロと合わせてみることを目標に、一つの曲に取り組みます。


【日程】  
第1回  9月30日(土)   会場:ダ・カーポ レンタルスタジオ(新大久保)

第2回 11月18日(土) 会場:アトリエ・ソノーロ(新宿御苑前)

第3回 12月16日(土) 会場:アトリエ・ソノーロ

4≪チェンバロ合わせの会≫ 2018113日(土)会場:アトリエ・ソノーロ

いずれも一般クラス130015:00、専門家クラス150017:00


一般クラス:趣味としてフルートを演奏される方のためのクラス
専門家クラス:音大等でフルートを専門的に勉強している方、勉強した方のためのクラス


*各回定員4名。楽器をお持ちでない方にはその場でお貸しします。1回のみの受講も、複数回の受講も可能です。ただし第4回にご参加できるのは、第13回の内、最低1回ご参加頂いた方のみとさせて頂きます。

【内容】 J.-M.オトテールの「フルートと通奏低音のための組曲 ト長調 作品2-2」の中から数楽章を、チェンバロと合わせることを目標に取り組みます。運指や装飾など、初歩から教えますのでどうぞお気軽にご参加下さい。


楽譜はこちらからご覧になれます。(13ページからが第2番ト長調です)



【受講料】 1回~第3回 4000円、第4回のみ5000円 (楽器レンタル代、資料代込)

【会場】 
第1回  ミュージックスクール ダ・カーポ レンタルスタジオ (JR新大久保駅徒歩3分)
第2~4回 アトリエ・ソノーロ (地下鉄丸の内線「新宿御苑前」駅徒歩3分)

【講師】 新井道代
東京音楽大学を経て同大学院フルート専攻修了。同大学で1年間助手を務めた後、オランダ,デン・ハーグ王立音楽院古楽科に留学。2009年に同音楽院修士課程を修了し、帰国後はトラヴェルソを中心に様々な時代のフルートで演奏活動を行っている。2012年東京音楽大学公開講座「音楽のことば」フルートクラス講師。2016年よりトラヴェルソ・ワークショップを主催。また、バッハ・コレギウム・ジャパンのマタイ受難曲公演にも度々参加している。これまでにモダン・フルートを、相澤政宏、梅津正好、植村泰一の各氏に、トラヴェルソを前田りり子、バルトルド・クイケン、ウィルバート・ハーツェルツェットの各氏に師事。アイゼナハ音楽院トラヴェルソクラス講師。 ホームページ http://www.michiyoarai.net/

【チェンバロ奏者】 山縣万里
東京藝術大学音楽学部楽理科および同器楽科チェンバロ専攻卒業。同大学院音楽研究科修士課程チェンバロ専攻を修了。ソロシリーズ《ひとり琴》や、主宰するアンサンブル《Duo Maris》《コンティヌオ・ギルド》等を中心にソリスト、通奏低音奏者として広く活動している

【お申し込み】 各開催日の1週間前までに、お名前、希望クラス、簡単な音楽歴をお書きの上、michiyo0104@gmail.com までメールでお申し込み下さい。
 *定員になり次第締め切ります。
 *1週間前を切ってもお申し込み頂ける場合がありますので、ご遠慮なくお問合せ下さい。
 *内容についてのご質問など、お問い合わせも上記メールにお気軽にお寄せ下さい。

2017年8月17日木曜日

「哀しきよろこび」終了しました

8月10日に、近江楽堂にて「Triste Plaisir 哀しきよろこび ~フランスの古歌を旅する」と題したコンサートが終了いたしました。

今回は、私の中では最も古い音楽を演奏した本番でした。
楽器も、ルネサンス・フルートだけではなく、”中世フルート”まで使いました。

中世フルートで演奏したのは、ギョーム・ド・マショーの2曲だけでしたが、まさか自分がマショーを演奏する日が来ようとは!! という感じでした。
(音楽史上ではとても重要な中世の作曲家ですが、フルート奏者としては今までほとんど取り組む機会がありませんでしたので・・・)

初めての体験ではありましたが、歌の夏山美加恵さん、リュートのルネ・ジェニスさんは中世音楽に造詣が深く、リハーサル中に沢山の事を教えていただいたので、短期間ながら自分なりに形になったかなと思います。

今回は、歌が中心の演奏会で、フルートも歌のパートを歌手の方達と重なって演奏する事が多く、改めて、”ことば”の重要さを感じました。
言葉を発音する、その代わりにフルートを吹く。そしたらその旋律になった。という具合にしたいと思いましたが、なかなか難しいものです。

会場では、近江楽堂の真ん中に演奏者が円形になって立ち、その周りを客席が囲むという、円形劇場方式(?)で、見た目もなかなか珍しかったと思います。

本当に得難い経験をさせていただいた演奏会でした。