2017年3月27日月曜日

みなとみらいでマタイ

3月25日、横浜のみなとみらい大ホールで、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)のマタイ受難曲公演に参加させていただきました。

今回は、指揮の鈴木優人さんをはじめ、デン・ハーグで勉強していた時の仲間が何人も参加していて、それも嬉しかったです。

BCJは本当にすばらしいオーケストラなので、参加するたびに、とても貴重な経験をさせていただいています。

4月にも、名古屋、東京、埼玉、松本を回るツアーがありますので、楽しみです!


2017年3月4日土曜日

2017年第1回のワークショップを行いました

今日は、今年初めてのトラヴェルソ・ワークショップでした。

一般クラス、専門家クラスともに、ボワモルティエの組曲集op.22から、いくつかの楽章に取り組みました。

この組曲集は、様々な調による組曲形式の曲集で、それぞれの組曲の冒頭には、音階練習風の”プレリュード”があり、その後に、舞曲や小品が続きます。
この音階風の”プレリュード”も基礎練習としてとても勉強になりますし、続く舞曲なども、親しみやすい中にも、当時の舞曲などの様式に親しむのにとても良いので、トラヴェルソを初めたばかりの方にはお勧めの曲集です。

実は(?)、この曲集の楽譜はインターネットでも手に入れることが出来ます。
→ ボワモルティエ op.22

良くご覧になると分かるように、音部記号が、一見普通の”ト音記号”ではありますが、普通、”ソ”の位置にあるべきト音記号の書き出しの部分が”ミ”の位置にあります。
これは”フレンチヴァイオリンクレフ”と言って、通常、”ミ”になるべき第一線が、”ソ”になる記号です。

一瞬、「エー!無理!」と思われるかも知れませんが、実は、ヘ音記号読みをして、それを2オクターブ上げて演奏していると思えば良いことになるので、慣れればそんなに大変ではありません。
ですが今日は、私が少し普通のト音記号に書き直した楽譜も持参し、必要な方にはそれを使っていただきました。


今日は主に、フランス・バロック音楽には不可欠の”不均等奏法”(ノート・イネガル)について焦点をあてて、当時の、クヴァンツやオトテールの文献に出てくる記述を読みながら、挑戦してみました。

”イネガル”するのは初めて、という方もたくさんいらっしゃいましたが、皆さん飲み込みがとても早く、素晴らしかったです。

トリルの運指など、慣れないと少し大変な部分もありますが、これを機に、色々とやってみていただければ嬉しいです。


次回のワークショップは、5月20日(土)一般クラス13時~14時45分、専門家クラス15時~16時45分です。
詳しくはこちらをご覧ください。 → http://michiyoarai.blogspot.jp/2017/01/2017.html

またたくさんの方にいらしていただければと思います。

ご参加、お待ちしております!