2015年12月15日火曜日

トラヴェルソ・ワークショップ

来年は2ヶ月に一度、「フルート奏者のためのトラヴェルソ・ワークショップ」を開催しようと思っています。

トラヴェルソは未経験、またはほとんど吹いたことがないフルート奏者の方に、トラヴェルソを実際に経験していただくワークショップ(体験講座)です。

私自身が学生の頃、トラヴェルソという名前は知っていましたが、触れる機会が周りになかったので、実際に手に取って気軽に教えてもらえる場所があればよかったなと思い、今回、企画しました。

グループレッスン(4人)で時間にも限りがありますので、本当に触りの部分に触れる、という感じになるかと思います。
ですが、私自身がそうであったように、まず手に取ったときの「モダンフルートとぜんぜん違う!!」という衝撃から、何か発見したり、何かに思い至ったりするきっかけになれば嬉しいです。


とりあえず1月、3月、5月の日程を決めましたので、お知らせいたします。
それ以降の日程は決まり次第、こちらでもお知らせします。

ぜひ少しでも興味のある方に、たくさんいらしていただきたいと思っています。
ご連絡、お待ちしております。


*  * * *

フルート奏者のための 
トラヴェルソ・ワークショップ

普段はモダン・フルートを吹いている方のためのトラヴェルソ体験講座です。

トラヴェルソは未経験、またはほとんど吹いたことがないフルート奏者の方に
トラヴェルソを実際に経験していただくワークショップです。
モダン・フルートとこんなに違うんだ、という驚きから何か発見があるかも知れません!

【日程】 
第1回 2016年1月23日(土)一般クラス14:00~15:30 専門家クラス15:30~17:00 

第2回       3月13日(日)一般クラス13:00~14:30 専門家クラス 15:00~16:30

第3回       5月21日(土)一般クラス13:00~14:30 専門家クラス 15:00~16:30

一般クラス:趣味としてフルートを演奏される方のためのクラス
専門家クラス:音大等でフルートを専門的に勉強している方、勉強した方のためのクラス

*各回定員4名。楽器は一人一本を無料でお貸しします。1回のみの受講も、複数回の受講も可能です。

【内容】 楽器の説明や音階を吹いてみることから始め、最後はバッハの「マタイ受難曲」に出てくるコラールを題材に練習します。 

【受講料】 2500円(楽器レンタル代、資料代込み)

【会場】 アトリエ・ソノーロ 1600022 新宿区新宿281新宿セブンピル 603
        地下鉄丸の内線「新宿御苑前」駅より、徒歩3
       都営新宿線「新宿三丁目」駅・ビッグス新宿ビル出口より徒歩10

【講師】 新井道代
東京音楽大学を経て同大学院フルート専攻修了。大学院修士論文「モダン・フルートによるバロック音楽演奏について」は高く評価され、日本フルート協会会報に掲載された。同大学で1年間助手を務めた後、オランダ,デン・ハーグ王立音楽院古楽科に留学。2009年に同音楽院修士課程を修了し、帰国後は古楽アンサンブル、オーケストラを中心に演奏活動を行う。バッハ・コレギウム・ジャパンのマタイ受難曲公演に度々参加。2012年東京音楽大学公開講座「音楽のことば」フルートクラス講師。また、雑誌「季刊リコーダー」にバロック音楽に関する記事をたびたび執筆している。これまでにモダン・フルートを、相澤政宏、梅津正好、植村泰一の各氏に、トラヴェルソを前田りり子、バルトルド・クイケン、ウィルバート・ハーツェルツェットの各氏に師事。ぺアーレ埼玉フルート講師、アイゼナハ音楽院トラヴェルソクラス講師。
ホームページ http://www.michiyoarai.net/

【お申し込み】 各開催日の1週間前までに、お名前、希望クラス、簡単な音楽歴をお書きの上、michiyo0104*gmail.com (*を@に変換してください)までメールでお申し込み下さい。
*定員になり次第締め切ります。
*1週間前を切ってもお申し込み頂ける場合がありますので、ご遠慮なくお問合せ下さい。


2015年12月8日火曜日

「吹く」と「play」

今日、レッスンした生徒さんとのやり取りのことを書いておこうと思います。

その生徒さんは、この10月からフルートを始めた方で、レッスンも今日で3、4回目です。

音をのばして、息を吸って、のばして、息を吸って、というのを何回か繰り返していただいた所、初めの1、2回は大分良いのですが、だんだん”吹く”ことに一生懸命な感じになって音にも雑音が入ってくるようでした。

そこで、”日本語では「フルートを吹く」と言いますが、英語では「I play the flute」と言うんですよね”、という話をしました。

「吹く」と「play」、言葉だけ見ると、かなりイメージが違うと思いますが、いかがでしょうか。

私は、「吹く」というと何か一方向なイメージ、一生懸命で一直線なイメージが沸いてきますが、「play」と言うと、まさに「遊び」、ゆとりがあるイメージ、色々なことが見えていて楽しんでいるイメージを持ちます。

その生徒さんは、そのことがふっと腑に落ちたようで、もう一度同じ事をやってもらった所、とても良くなりました。

考えてみれば、楽器を演奏することは、フランス語では"jouer"、ドイツ語では"spielen"と言って、両方とも英語の"play"にあたる、「遊ぶ」という意味の単語です。

このことを教えてくれたのはオランダで師事していたトラヴェルソのバルトルド・クイケン先生でしたが、「義務で遊ぶ子どもはいないだろう? Just play !(ただ遊ぶように演奏しなさい!)」 と言われたことを覚えています。


楽器を習得しようとするとき、どうしても一生懸命になって、義務感や焦燥感にとらわれがちですが、ちょっとこの「play」のことを思い出してみると、それだけで何かが変わってくるのかもしれないですね。


2015年12月1日火曜日

第3回発表会

11月28日(日)に、レッスンに通ってくださっている生徒さん達の発表会を行いました。
3年前から始めて、今回で3回目です。

今回は、フルート10人、トラヴェルソ1人、ピアノ1人の方が参加してくださいました。

私自身は朝からリハーサルに立ち会ったり、本番も伴奏を弾いたりであまり客観的に見ている余裕は無かったのですが、聴きに来て下さった方や参加してくださった方から、「和気あいあいとしていて、とても良い会だった」と言っていただきました。

今回は、私が伴奏を弾く(吹く)曲が多く出ずっぱりだったため、自分で司会をするのはやめて、生徒さん自身に一言言ってから演奏してもらうようにしたのですが、それがなかなか楽しく、(皆さんかなりちゃんと考えてきてくださったり、素で話すのが楽しかったりで)”和気あいあいさ”につながっていたのではないかなぁと思います。

今回はほんとに小さい子から大人の方まで様々な年代の方々が参加してくださり、それぞれが出来ることを持ち寄って発表し合い、それを聴き合うという、貴重な時間を作れたのではと思います。

レッスンをしていると、”あの言い方でよかったのだろうか”とか”またダメだしばかりしてしまった”とか色々と悩むことも多いのですが、熱心に通ってきてくださる生徒さん達のお陰で、自分ももっと勉強しようと思えたり元気をもらえたりしています。

もっとおおらか、かつ的確なガイドの出来る先生を目指していきたいと思います!


2015年11月22日日曜日

お昼の音楽会

一昨日、11月20日は所沢の松明堂音楽ホールの”お昼の音楽会”に出演させていただきました。

毎月20日に開催されているもので、お昼の12時半開演のコンサートです。

毎月のようにいらしている常連のお客様などもいらっしゃるそうで、予想以上の方にお越しいただき、お陰さまで充実した1時間でした。

2月28日にはまた違う演奏家の方々と、松明堂でコンサートをする予定です。
とても演奏しやすいホールなので、また演奏できるのが楽しみです。

また、今回共演していただいたチェンバロの寺村朋子さんとは、これから新しい企画をやっていこうと話しています。
具体的に決まり次第、またこちらでもお知らせしたいと思います !



2015年10月3日土曜日

ルネサンス・フルートの響きinひねもすのたり終了!

9月27日に、ルネサンス・フルートによるカフェ・コンサートを行いました!
このメンバーでは初めてのコンサートでしたが、準備期間も長く、リハーサルもたくさんしたので、終わった~!と充実感がありました。

楽器にも慣れていて、準備の仕方も自分なりにペースが分かってきているバロックとは違い、楽器のことも音楽のこともまだまだこれから勉強・・・・というルネサンスなので、これで良いのか?こんなんで良いのか??と、自問自答しつつでしたが、正解が分からないなら思ったとおりにやればよいのでは!?とある意味開き直って、思ったとおりにやってみました。w
実際、バロック音楽では文献もかなり残っていて、当時の演奏法なども知ることができますが、バロックよりひと昔前のルネサンスになると、文献の数もぐっと減り、分からないこともぐんと多くなります。
ですが、未知の領域に踏み込んでいるという高揚感というのでしょうか??、先生に教えられた事をやるというのではなく、自分達で考えて話し合って作っていくという楽しさを味わえたと思います。

このような機会を作ってくれた仲間に感謝したいと思います。
また続編ができればと思いますので、ぜひ聴きにいらしてください。

 

2015年9月20日日曜日

ルネサンス・フルート

ずいぶんと涼しくなってまいりました。
油断していると夜など肌寒いくらいですね。

8月は予定していた旅行が夫の仕事の都合で中止(延期?)になってしまい(!!)、
旅行の代わりに~、と言っていろいろな所へちょこちょこと出かけていました。

次のコンサート、9月27日(日)に、阿佐ヶ谷のカフェ、「ひねもすのたり」で、ルネサンス・フルート3本にソプラノの方にも加わっていただき、4人でコンサートをします。

ルネサンス・フルートはその名の通り、ルネサンス時代のフルートで、16世紀前半から1680年頃(すでに時代の波はバロック!)まで使われていました。
ルネサンス・フルートのレパートリーといえば「コンソート」と呼ばれる合奏がほとんどになります。
今回も、2声から4声までの曲を集めて、お届けしたいと思います。
曲は、1600年頃のイギリスの作品が中心です。

すでに第1回は満席になってしまったようですが、第2回はまだ大丈夫だと思います。
みなさまのご来場をお待ちしております!
 
*  *  *  *

ルネサンス・フルートの響き

2015927日(日) 第1回 1400(13:30開場)

                第2回 1700(16:30開場)

入場料:2500円(ワンドリンク付き:開演前にご注文をお聞きします)

器とCafe ひねもすのたり

(杉並区阿佐ヶ谷北136, JR阿佐ヶ谷駅より徒歩3分)

ご予約:ひねもすのたり Tel :03-3330-8807(木、日曜休み)



【プログラム】

T.モーリー(1557-1602):2声のカンツォネッタ集より Miraculous love's wounding

    Fire and lightning

    3声のカンツォネッタ集より See, see, mine owne sweet jewell

    Cruel, you pull away to soone your lips

J.ダウランド(1563-1626)Come again / Come heavy sleep / Flow my tears / I saw my lady weep

ほか

【演奏】ルネサンス・フルート 

相川郁子 前田りり子氏のもとでトラヴェルソを学び、ブリュッセル王立音楽院に留学。トラヴェルソをバルトルド・クイケン、フランク・トゥンス、アンネ・プストラウク各氏に師事。

新井道代 東京音楽大学大学院を経てデン・ハーグ王立音楽院古楽科に留学。トラヴェルソを前田りり子、バルトルド・クイケン、ウィルバート・ハーツェルツェット各氏に師事。

熊澤美華子10歳よりモダン・フルートを始める。トラヴェルソとルネサンス・フルートを前田りり子氏に師事。

【ゲスト】乙顔有希(ソプラノ) 桐朋学園大学声楽科、同大学研究科1年修了。卒業後、波多野睦美氏に師事。



 




2015年8月8日土曜日

「織り成す想い」終わりました

8月2日、雑司が谷音楽堂にてコンサート「織り成す想い」が終了いたしました!
ソプラノの夏山美加恵さんの一時帰国に合わせて企画したコンサートでしたが、
遠くは広島や愛知などから聴きにいらしてくださった方もいて、嬉しいことにほぼ満席のお客様をお迎えすることが出来ました。

夏山さんの歌は、時代によって、原語によって声も歌い方も使い分けて全く違うものになっていて、驚きでした。
そして自然で、周りと溶け合うような発声や、音の流れ、フレーズの持っていき方など、隣で聴いていてとても刺激を受け、リハーサルの時からこちらもすごく乗せてもらって演奏していました。
ガンバの西谷さんとチェンバロの岡田さんにも、さすがの安定した通奏低音で助けていただきました。

夏山さんとは、オランダに留学中に娘さんのベビーシッターをしたり、お宅でのパーティーに呼んでいただいたりしていた仲で、実は一緒に演奏したのはこれが初めてだったのですが、遠くに住んでいても久しぶりに会っても、このように一緒に演奏してコンサートが出来たりするというのは本当に素敵なことだなと思いました。

このようなご縁に感謝しつつ、まだまだ勉強することがいっぱいある~!と思った気持ちを大切にまた次に進みたいと思った真夏の1日でした。



2015年5月18日月曜日

織り成す想い

8月2日(日)に、雑司が谷音楽堂にて「織り成す想い~フランス音楽の中で花開いた装飾技法の世界~」と題したコンサートを行います。

オランダ留学時にお世話になったソプラノの夏山美加恵さんをお招きして、夏山さんの歌を中心に器楽曲もちりばめながらのコンサートになります。
ギョーム・ド・マショーやセルミジと言ったバロック以前の作曲家も取り上げ、フランス音楽とその装飾の美しさをお楽しみいただけるコンサートになると思います。

皆様のご来場をお待ちしております!

***
織り成す想い 
~フランス音楽の中で花開いた装飾技法の世界~

2015年82日(日)14時開演(13時半開場)
雑司が谷音楽堂(豊島区雑司が谷2-17-12)
地下鉄副都心線線雑司が谷駅3番出口より徒歩5分
JR目白駅下車 都バス白61系統 新宿駅西口行き「高田1丁目」下車徒歩3分

地図はこちら
http://homepage2.nifty.com/zoshigayaongakudo/hagakimap1.gif


中世の時代よりフランスは常に音楽発展の中心の地でした。バロック時代もその音楽様式とひときわ気高いフランス式の装飾技法は当時からフランス国内外の多くの音楽家たちを魅了しておりました。クヴァンツやバッハもドイツにいながらその影響を強く受けたことは、すでに多くの皆さんがご存知だと思います。
今回のプログラムではフランスバロックの装飾技法がいったい歌の歴史の中でどのように複雑に発展していったのかを重点に踏まえ、美しい器楽曲と共に、皆様にとても優雅なひとときをお送りしたいと思います。

【プログラム】
G.deマショー(1300?-1377):ヴィルレー「私からとても遠くにいるけれども」
C.deセルミジ(1490?-1562):シャンソン「貴女は私を焦らせる」とコクリコによるディミニューション
J.-B.リュリ(1632-1687) / M.ランベール(1610-1696):コメディ・バレエ「強制結婚」より 美の神のレシとランベールによるドゥブ
J.-M.オトテール(1674-1763):組曲 ニ長調 作品5-3
M-A..シャルパンティエ(1643-1704):シャコンヌ「怖がらずに森へ」
A.カンプラ(1660-1744):カンタータ「アリオン」  他...

【出演】 夏山美加恵(ソプラノ)、新井道代(フラウト・トラヴェルソ)、西谷尚己(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、岡田龍之介(チェンバロ)

 【プロフィール】
夏山美加恵(ソプラノ)
エリザベト音楽大学宗教音楽学科宗教声楽コース卒業。同大学にて故鈴木仁氏に師事。
第6回山梨古楽コンクール第3位入賞。オランダに渡り、レベッカ・ステュアート女史のもとで古楽アンサンブルの訓練を受ける。その後デン・ハーグ王立音楽院古楽科古楽声楽コースにてマリウス・ファン・アルテナ、ジル・フェルドマン両氏に師事。音楽院在学中より中世音楽への意欲が高まり、多くの著名音楽家によるマスターコースや講習会を受講し研鑚を積む。オランダ国内外の多くの古楽アンサンブルと共演。ヨーロッパの古楽祭にも多数招聘参加。現在11世紀から16世紀までの中世、ルネサンス時代の典礼音楽の研究と演奏を主に活動をしている。

新井道代 (フラウト・トラヴェルソ)
東京音楽大学を経て同大学院フルート専攻修了。大学院修士論文「モダン・フルートによるバロック音楽演奏について」は高く評価され、日本フルート協会会報に掲載された。同大学で1年間助手を務めた後、オランダ,デン・ハーグ王立音楽院古楽科に留学。2009年に同音楽院修士課程を修了し、帰国後は古楽アンサンブルやオーケストラを中心に活動。バッハ・コレギウム・ジャパンのマタイ受難曲公演に度々参加。これまでにモダン・フルートを、相澤政宏、梅津正好、植村泰一の各氏に、トラヴェルソを前田りり子、バルトルド・クイケン、ウィルバート・ハーツェルツェットの各氏に師事。アイゼナハ音楽院トラヴェルソクラス講師。

西谷 尚己 (ヴィオラ・ダ・ガンバ )
桐朋学園大学古楽器科卒業。同大学研究科修了。翌年よりオランダに留学。デン・ハーグ王立音楽院をソリスト・ディプロマを得て卒業。ヴィオラ・ダ・ガンバを宇田川貞夫、中野哲也、ヴィーラント・クイケン氏の各氏に師事。ネーデルランド・ダンスシアターのプロジェクトに出演するなどオランダ各地でソリスト、通奏低音奏者として演奏活動を行う。現在、日本各地で演奏活動を繰り広げている。

岡田龍之介 (チェンバロ)
慶応大学経済学部、東京藝術大学楽理科卒業、同大学院修了。チェンバロを有田千代子、渡邊順生両氏に師事。全国各地の演奏会に出演し、国内外のバロック演奏家との共演を通じてアンサンブル経験を深める一方、教育活動、啓蒙活動にも力を注ぐ。近年は韓国での演奏会や指揮活動の機会も多い。第13回、23回甲府古楽コンクール審査員。ソロ、アンサンブルなど10枚のCDをリリース。洗足学園音楽大学、都留音楽祭各講師。FM鴻巣音楽番組「クラシックの散歩道」メイン・パーソナリティ。ザロモン室内管弦楽団指揮者。「ムジカ・レセルヴァータ」主宰。


チケット 3500円 (全席自由)

お問い合わせ、チケットご予約:
E-mail double.concert2015@gmail.com
Tel 080-7951-9378 (織り成す想いコンサート事務局)
チケットお取り扱い:東京古典楽器センター03-3952-5515


2015年4月24日金曜日

ラ・フォル・ジュルネ 

5月2日に、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015のバッハ・コレギウム・ジャパン「マタイ受難曲」公演に参加します。

残念ながらこちらの公演はすでに売り切れとのことなのですが・・・。

公式サイトを見ていたら、魅力的な公演がずらり。
私も聴きに行きたいものがたくさんあります。

ゴールデンウィークに、クラシック音楽はいかがでしょうか。
ラ・フォル・ジュルネ 公式サイト↓
http://www.lfj.jp/lfj_2015/

2015年4月20日月曜日

小江戸コンセール第3回演奏会 終了しました!

昨日、小江戸川越とその近隣に住む古楽器奏者で結成しているバロック・アンサンブル「小江戸コンセール」の第3回演奏会を、川越の小江戸蔵里にて行いました。

予想よりもかなり早くチケットが売り切れてしまい、何人もの方をお断りせざるを得ない状況になり、申し訳ありませんでした。

このアンサンブルは4年ほど前に初めてコンサートをして、以来、小さな演奏の場も含めて何度も本番をやってきました。
なにより近くに住んでいるので、本番がないときでも集まっていろいろな曲の合わせができるというのが良いところだと思います!
集まると、半分くらいはお茶の時間(?)とまでは行きませんが、練習しているのかお茶しに来ているのか分からない雰囲気です、、、。
昨日は、「みんなが楽しそうに演奏しているのがすごく良かった」とたくさんのお客様に言っていただき、やはり普段の感じが出ていたのかなと思います。

またこれをステップにして色々やっていけたらいいなと思います!


2015年3月30日月曜日

トリオ・ソナタの愉しみ 終了しました

昨日、目白のギャラリー鶉にて、「トリオ・ソナタの愉しみ」が終了しました!

響きのよい、素敵な会場とあたたかいお客様に恵まれ、よいひとときを過ごすことが出来ました。
昨日は一段と暖かくなって、都内は桜もかなり咲いていました。

ギャラリー鶉に向かう途中、学習院大学の門で。


 
 









開演前のリハーサル。チェンバロ宮崎さんとガンバの小池さん











終演後に3人で 














明日から、バッハ・コレギウム・ジャパンのマタイ受難曲公演のリハーサルが始まります。
こちらも楽しみたいと思います!
4月3日18時半から東京オペラシティで、4日16時から所沢市民文化センターミューズでの公演です。
よろしければお出かけ下さい。
http://bachcollegiumjapan.org/
                                                     

2015年2月17日火曜日

トリオ・ソナタの愉しみ

コンサートのご案内です。

川越のコンサートと日付が前後してしまいますが、3月29日(日)、目白のギャラリー鶉(じゅん)にて、ヴィオラ・ダ・ガンバの小池香織さんとチェンバロの宮崎賀乃子さんと一緒に、「トリオ・ソナタの愉しみ」と題したコンサートを行います。

ギャラリー鶉は、目白駅からほど近い所にありますが閑静な一角で、ガラス張りの会場からは中庭の池が見えたりして、とてもとても素敵な場所です。
春の午後をバロック音楽を聴きながらお過ごし頂くには、とても良いところだと思います。

コンサートでは、フラウト・トラヴェルソ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロでのトリオ・ソナタを中心に演奏します。
バロック時代、2つの旋律楽器と通奏低音(チェンバロや低弦楽器)で演奏されるトリオ・ソナタが非常に好まれ、色々な楽器の組み合わせで作曲されました。

フルートとガンバと言うと、普段は旋律楽器と通奏低音(いわば伴奏)という形になる事が多いのですが、今回は対等に旋律部分を受け持ち、絡み合って曲を盛り上げます。
バロック時代に人気を博したフラウト・トラヴェルソとヴィオラ・ダ・ガンバ、そしてチェンバロによる
アンサンブルをお楽しみいただければ幸いです。

皆さまのご来聴をお待ちしております!

***

  春のバロック・コンサート
  「トリオ・ソナタの愉しみ」
 

  2015年3月29日(日) 
 昼の部 13時開演(12時半開場) 
 夕の部  17時開演(16時半開場)

  【会場】 Gallery鶉(ギャラリーじゅん)http://gallery-jun.jp/
 
  【プログラム】
 A.ロッティ:トリオ・ソナタ ヘ長調
 J.-M. ルクレール トリオ・ソナタ ニ長調 
 G. P. テレマン トリオ・ソナタ ロ短調 TWV42:h4
 J. S. バッハ トリオ・ソナタ ト長調 BWV1039/BWV1027 他

  【出演】
     新井道代(トラヴェルソ)
     小池香織(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
     宮崎賀乃子(チェンバロ)

  【入場料】一般3000円 学生2000円

  
  【ご予約、お問合せ】メール triosonata.29.march*gmail.com
                   (トリオ・ソナタの愉しみ事務局)
                   <*を@に変換してください>
      【チケットお取扱い】 東京古典楽器センター 03-3952-5515
               フルート専門店テオバルト 03-5983-0711

 


                   
                 

2015年2月12日木曜日

小江戸コンセール第3回演奏会

まだ少し先ですが、4月19日(日)の小江戸コンセール第3回演奏会のお知らせです。

小江戸コンセールは、小江戸川越とその近くに住む古楽器奏者4人によって結成されたアンサンブルです。
今回、初めて川越での演奏会を行う運びとなりました。
小江戸蔵里(くらり)という、かつて酒造だった建物を面影は残しつつ改修した施設で行います。

江戸時代の情緒の残る川越で、ちょうど同じ頃に西洋で響いていた音楽をお楽しみいただければと思います。

*こちらの演奏会はすでにご予約で満席となっております。
当日券の販売は予定しておりませんのでご了承ください。(4月15日現在)

***

小江戸コンセール第3回演奏会
18世紀ドイツとフランスの室内楽曲を集めて

2015年4月19日(日)14時開演(13時半開場)
小江戸蔵里 展示蔵ギャラリー http://www.machikawa.co.jp/
(川越市新富町1-10-1、西武新宿線「本川越駅」より徒歩3分、東武東上線「川越駅」より徒歩15分)

【プログラム】
J.S.バッハ: トリオ・ソナタ ト長調 BWV1038
G.F.ヘンデル: トリオ・ソナタ ロ短調 HWV386b
J.-P.ラモー: 「コンセール用クラヴサン曲集」より第5番 ニ短調
G.P.テレマン: 「ハンブルク四重奏曲集」より ソナタ第1番イ長調 他

【演奏】
新井道代(フラウト・トラヴェルソ)、天野寿彦(バロック・ヴァイオリン)、田中孝子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、佐藤麻衣子(チェンバロ)

【入場料】全席自由 2500円
【チケットご予約、お問合せ】 E-mail: petite.edo*gmail.com(*を@に変換して下さい)
                 Tel: 080-7951-9378 (小江戸コンセール事務局)

【演奏者プロフィール】

新井道代(フラウト・トラヴェルソ)
東京音楽大学を経て同大学院フルート専攻修了。大学院修士論文「モダン・フルートによるバロック音楽演奏について」は高く評価され、日本フルート協会会報に掲載された。大学院在学中より、前田りり子氏の下でトラヴェルソの研鑽を積む。同大学で1年間助手を務めた後、オランダ,デン・ハーグ王立音楽院古楽科に留学。トラヴェルソをバルトルド・クイケン、ウィルバート・ハーツェルツェットの両氏に師事。2009年に同音楽院修士課程を修了し、帰国後はトラヴェルソを中心に様々な時代のフルートで演奏活動を行っている。バッハ・コレギウム・ジャパン、マタイ受難曲公演に度々参加。また2010年より、出身地である埼玉県入間市で「古楽器で楽しむバロック音楽inアミーゴ」を企画、開催している。アイゼナハ音楽院トラヴェルソ講師。

天野寿彦(バロック・ヴァイオリン)
ヴァージニア州立ウイリアム・アンド・メアリー大学卒業後、東京藝術大学音楽学部を経て、同大学大学院修士課程を修了。「バッハ・コレギウム・ジャパン」、「ル・コンセール・フランセ」、「チパンゴ・コンソート」、「アントネッロ」、「クラシカルプレイヤーズ東京」等の公演、録音、TV収録に参加。これまでに若松夏美、A.ベイエの各氏に師事。バルバスト(仏)の古楽講習会にA.ベイエ氏の助手として招聘を受ける。アルル音楽教室バロックヴァイオリン科講師。
 
田中孝子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
東海大学教養学部芸術学科音楽学課程卒業。ヴィオラ・ダ・ガンバを志水哲雄に師事。また福沢宏、中野哲也、マリアンヌ・ミューラー、ヴィーラント・クイケン各氏のレッスンを受ける。読売新聞社主催 第74回新人演奏会出演。音楽学研究も積極的に行い、18世紀フランス人作曲家M.コレット著『クラヴサン奏法の師』を桒形亜樹子氏とともに抄訳。2006年、フランス・グルノーブル国立音楽院に留学。ヴィオラ・ダ・ガンバをカトリーヌ・アルヌー、通奏低音をアルノー・ピュミール各氏に師事。2008年、ディプロムを取得し帰国。
現在、仙台・関東・福岡で演奏・教育活動を行っている。ブログ:http://ttakako.blog83.fc2.com/

佐藤麻衣子(チェンバロ)
国立音楽大学音楽教育科卒業。東京芸術大学古楽科卒業。ピアノを故田中希代子、佐藤俊、チェンバロを辰巳美納子、鈴木雅明、ニコラス・パール、家喜美子、和声学を山口博史の各氏に師事。2009年4月から2012年3月まで東京芸術大学古楽科教育研助手を務める。通奏低音奏者としてバロック期の室内楽作品やバッハやヘンデル、ハイドンなどの宗教合唱曲のオーケストラに参加する他、聖学院メサイア合唱団、ヨハネスカントーレスの伴奏者、学院大学聖歌隊のコーチとしても活動を行っている。



2015年2月7日土曜日

新しい楽器

最近は新しいA.グレンザー・モデルのフルートを慣らす練習をしています。
グレンザーはドイツのドレスデンで18世紀後半に楽器製作を行っていたメーカーです。

新しい木製のフルートは毎日少しずつ吹き込んで、段々時間を延ばしながら自分も楽器に慣れ、楽器にも自分の息に慣れてもらう必要があります。
もう慣れ親しんでしまった楽器とは違い、短い時間でも毎日新しい発見があり、新鮮です。
様子を見ながらオイリングをして、また少しずつ吹いて・・・というのを繰り返します。


昨日は用があって航空公園に行ったところ、ロウバイがきれいに咲いていました。
やさしい甘い匂いが立ち込めていました。



2015年2月3日火曜日

2月

早いものでもう2月になってしまいました。
まだ寒い日も多いですが、散歩などしていると植物で春の気配を感じることもしばしばです。
我が家の玄関にある寄せ植え、冬の花の合間にチューリップの球根を植えておいたのですが、
先日見てみたら、すでに土から芽が出ていました!

さて今日は、東京芸大の奏楽堂で、古楽科修士修了演奏会のお手伝いで演奏してきました。
ヘンデルのオラトリオ「陽気の人、沈思の人、中庸の人HWV55 」から、Sweet birdというソプラノのアリアで、フルートがまさに鳥のようにさえずり、活躍する曲です。
このオラトリオのことも、アリアのこともあまり知らなかったのですが、色々調べていたらなんとも面白そうな曲のようです。
そしてこのアリアも本当に美しい曲です。
またこのような素晴らしい音楽と人と機会に恵まれたことに感謝感謝・・・。

奏楽堂で演奏するのは初めてでしたが、昨日のホールリハではその広さと響きに驚きつつ、でも今日は結構開放されたような気分で楽しめたと思います。


2月はあと、28日に東京文化会館で日本モーツァルト協会の演奏会に出演します。
私が演奏するのはK130のみですが、K131では前田りり子先生のフルートが大活躍しますし、
この”ラ・バンド・サンパ”を率いる塚田聡さんを始めとするホルンパートがなんとも楽しい妙技を繰り広げますので、とても楽しいコンサートになると思います。
ご都合よろしければ是非足をお運びください。

***

 2月28日(土)14時開演(13時半開場)
日本モーツァルト協会第565回例会 《1772年ザルツブルク》

【プログラム】交響曲 第18番 ヘ長調 K130
        ディヴェルティメント ニ長調 K136(125a)
        ディヴェルティメント ニ長調 K131
【出演】ラ・バンド・サンパ
【入場料】前売り5000円(学生2000円)
【会場】東京文化会館小ホール

  
日本モーツァルト協会ホームページ
      http://www.mozart.or.jp/conc


2015年1月9日金曜日

チャリティコンサートのご案内

明けましておめでとうございます!
ことしのお正月は寒かったですね。
年末年始は気分も冬眠していましたが、段々天気も良くなってきましたので、
調子を上げていきたいと思います!

さて、早速ですが、1月17日に要町の古楽研究会のSPACE1Fで、東日本大震災のチャリティコンサートがあります。
当初10月18日に公演する予定のものでしたが、私の体調不良により皆様にわがままを聞いていただいて、延期にさせていただいたプログラムです。

ご予約は特に必要ありませんので、当日そのままお越し下さい。
皆様のご来場をお待ちしております。

***
東日本大震災チャリティ ワンコイン・コンサート#44
「トリオの愉しみ」
~トラヴェルソ、ガンバ、チェンバロの饗宴~
2015117日(土)15:00~


古楽研究会 SPACE1F
住所:東京都板橋区中丸町10-1 古楽研究会ビル1階
「池袋駅」より地下鉄有楽町線・副都心線で1駅め、「要町駅」3番出口から 徒歩9分 前後
「池袋駅」西口よりバス便=熊野町循環または中丸町循環にて、「中丸町」下車 徒歩1分
 
<演 奏>新井 道代(フラウト・トラヴェルソ)小池 香織(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
      宮崎 賀乃子(チェンバロ)

<入場料>500円(募金箱もあり)*すべて義援金として寄付します

<演奏曲>
J. -M. ルクレールトリオ・ソナタ ニ長調 
J.モレル:シャコンヌ
J. S. バッハトリオ・ソナタ ト長調BWV1039/BWV1027

主催:古楽研究会 Origo et Practica問合せTEL.03-3530-7280
古楽研究会ホームページ http://www.origoetp.gr.jp/