2018年7月16日月曜日

トン・コープマン氏の公開レッスン

一昨日、ミューザ川崎にてトン・コープマン氏の公開マスタークラスを受講しました。
ご存知のとおり、コープマン氏はオルガニスト、チェンバリスト、そして指揮者ですが、今回は"トン・コープマンのバロック音楽談義vol.2”(同名のコープマン氏の著作があります)として、前半のレクチャーは通奏低音と音楽修辞学について、そして後半のマスタークラスは”バロックのアンサンブルとは”というテーマで行われました。

私たちのアンサンブルは、J.S.バッハのトリオ・ソナタBWV1038を演奏しました。
多くの的確な指摘、そしてエネルギッシュな指導で、最初、かなり緊張していた私もどんどん開放されていくのがわかって面白かったです。

前半のレクチャーもとても興味深いものでした。
特に音楽修辞学について「様々なフィグールの名前などを覚えることよりも、それを聴衆とのコミュニケーションに使うという事が大切だ」とおっしゃっていて、その通りだなと思いました。

実はオランダで勉強していた時にも、お宅にレクチャーを聴きに行ったりしたことがありますので、実に10年ぶり位にまた近くで拝見することができました。