2023年7月25日火曜日

ソロ

 7/30 のコルテ・デル・トラヴェルソvol.16では、バロック・ヴァイオリンの堀内由紀さん、チェンバロの村上暁美さんのソロもお楽しみいただきます。

堀内さんには、コレッリのヴァイオリン・ソナタ作品5‐11の緩徐楽章を弾いて頂きます。
”ロンドンの外国人”プログラムじゃないのか~!って?
それがですね、なんとコレッリの緩徐楽章に、イギリス人、又はロンドンにいた外国人による装飾を付けて弾き比べて頂くという企画です。


コレッリのヴァイオリン・ソナタ集作品5は、初版後すぐにヨーロッパ中でも出版され、もちろんロンドンでも出版されていました。そして、そこに、イギリス人や、イギリスに住んでいた人達も装飾を付けたのですね。


それから、村上さんには、イギリス人、ウィリアム・バベルWilliam Babell の作品を弾いて頂きます。ここには、ヘンデルがロンドンで初めて上演して大成功を収めたオペラ、「リナルド」の序曲のアレンジが含まれています。
リハーサルで村上さんがこの曲を練習しているのを聴いた時、その鮮やかなテクニックに、目も耳も釘付けになりました!


当時、ロンドンでも色々な音楽や音楽家が交錯し、繋がり、音楽文化が豊かに華開いていたのですね。
ぜひ、お二人の豊かな音楽も楽しみに、聴きにいらして下さい!
お申込みはこちらからして頂けます。
 https://forms.gle/n9RBnqR8DBMCz75u7
皆様のご来場をお待ちしております!


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コルテ・デル・トラヴェルソ vol.16
ロンドンの外国人作曲家たち
2023年7月30日(日)
昼公演14時(13時半開場)、夜公演18時(17時半開場)


【プログラム】
W.de フェッシュ:トリオ・ソナタ ホ短調 op.7-8
F.バルサンティ:ソナタ ニ短調 op.1-1(リコーダーと通奏低音のためのソナタ)
G.F.ヘンデル:フルートと通奏低音のためのソナタ ロ短調 HWV367b
G.サンマルティーニ:トリオ・ソナタ ハ長調 op.1-3
G.F.ヘンデル:トリオ・ソナタ ロ短調 HWV386b   他


【演奏】
フラウト・トラヴェルソ 新井道代
バロック・ヴァイオリン 堀内由紀
チェンバロ 村上暁美


【会場】Space415(中野区新井2‐48‐12)
【入場料】会員:3,500円(当日4,000円) 一般:4,000円(当日4,500円)


2023年7月13日木曜日

装飾

私の夫は趣味がジャズで、コロナ前は毎週日曜日、セッションに通っていました。


実は私も暇な時はついていって、モダン・フルートでセッションに参加していました!

ジャズをやるのは初めてで、あたふたしまくりだったのですが、
”ジャズの人ってすご~い”、と思ったことの一番は、やっぱりアドリブです。

私は初めは全くできなくて、でもできないのが悔しくて、行きの車の中でコードを分析してアドリブを考え(既にそこで即興ではないという話…)、楽譜にメモして準備したりしました。

でも、結局、セッションで他の人と一緒にやった時に、まぁ、”テンポはこれで”、と言えたとしても、ドラムのリズムとか、その他もろもろによる、その場のノリみたいなのがあって、考えていったアドリブが入れられず、結局その場で出てきたものを吹いた方がしっくりくる、ってことが何度もありました。


で、バロックにも、ジャズのアドリブに似ている”装飾”というものがあります。
即興で入れなければいけないわけではなくて、むしろ、”ちゃんと書いて準備しなさい”、と先生方には言われてきました。

この装飾を考える時に、ジャズのアドリブの件と同じようなことが起きるわけです。
ここに何か埋めなければ、と思って考えた装飾は、後からもう一度吹いてみると、取って付けたようでしっくりきません。
むしろ、何か考えてあるけど、とりあえず今の気持ちとノリで吹いてみよう、という感じでやってみると、書いてある装飾よりしっくり来るものが自然に出てきたりします。

”∼しなきゃ”じゃなくて、”~したい”、
コントロールじゃなくて、アウェアネス。

多分、そういうことなのかな?と思います。

それで、7月30日の演奏会でも、イタリア様式の、自分で装飾を入れる曲がたくさんあるので、鋭意装飾開発中です。

是非、たくさんの装飾を聴きにいらして下さい♪


ちなみに、ときおり、クヴァンツ大先生の「フルート奏法試論」の装飾の章を眺めています。


ただの「ドレミ」に、こんなに装飾を考えるって、すごいと思いませんか??
これが、「ドレミ」だけではなくて、あと15パターン位の音の並びに対して、それぞれ、こんなにたくさんの装飾例を書いているんですよ・・・。(遠い目)

これをそのまま自分の装飾に当てはめているわけではないのですが、クヴァンツ先生の例を見ていると、可能性ってたくさんあるんだなぁ~、ということを思い出させられます。












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2023年7月30日(日)昼公演14時(13時半開場)、夜公演18時(17時半開場)

コルテ・デル・トラヴェルソ vol.16
「ロンドンの外国人作曲家たち」

【プログラム】
W.de フェッシュ:トリオ・ソナタ ホ短調
F.バルサンティ:ソナタ ニ短調 op.1-1(リコーダーと通奏低音のためのソナタ)
G.F.ヘンデル:フルートと通奏低音のためのソナタ ロ短調 HWV367b
G.サンマルティーニ:トリオ・ソナタ ハ長調 op.1-3
G.F.ヘンデル:トリオ・ソナタ ロ短調 HWV386b  他

【演奏】フラウト・トラヴェルソ / 新井道代、バロック・ヴァイオリン / 堀内由紀、チェンバロ / 村上暁美

【会場】Space415(中野区新井2‐48‐12)
アクセス→ https://space415.info/access/

【入場料】会員:3,500円(当日4,000円) 一般:4,000円(当日4,500円)

【ご予約】こちらのフォームからご予約頂けます。       https://forms.gle/n9RBnqR8DBMCz75u7


2023年7月9日日曜日

ステインズビーJr.

数年前、教えに行っている音楽教室の社長が、楽器の箱を出してきて言った。

「先生、これ、知り合いから仲介を頼まれたんですけど、どなたか生徒さんにいかがですかね?」

中を見ると、黒いトラヴェルソ。

刻印はベルギーの製作家、Weemaels。

結構年季が入っているように見えるそのトラヴェルソは、18世紀にイギリスで作られていたモデル、ステインズビーJr. (Staneby Jr.) の複製楽器だった。

その場でちょっと吹いてみたら、あら、結構いい感じ。
私はそのままそれを家に持ち帰り、1~2週間家で吹いて、生徒さんには紹介せずに自分で購入することにした。

今はもう、WeemaelsはステインズビーJr.を製作しておらず、
この楽器は1990年に作られたもの。

(もしかして、この楽器を紹介されるはずだったかも知れない生徒さん、ごめんなさい。)

7月30日のコルテ・デル・トラヴェルソvol.16は、この楽器を使いたくて企画しました。
今、吹けば吹くほど馴染んできて、あ、やっぱり良い楽器だった♪とウキウキしています。

最近、メインで吹いているTutzのI.H.ロッテンブルクは、ソプラノっぽいコロコロした、透明な感じのイメージがありますが、このステインズビーJr.は、アルト歌手のような、太い、しっかりした音がします。

この楽器で、18世紀前半にロンドンで活躍した外国人作曲家たちの曲を吹きます。

このレパートリーはこの楽器で吹かなければならない、とかそういう事を言いたいわけではありません。
ただ、楽器と出会ったご縁を形にして、皆さんと、どういう音がするんでしょうねぇ、こういう曲がどういう風に響くんでしょうねぇ、と、分かち合えればと思っています。

7月30日、ぜひ聴きにいらして頂ければ嬉しいです。

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2023年7月30日(日)昼公演14時(13時半開場)、夜公演18時(17時半開場)

コルテ・デル・トラヴェルソ vol.16
「ロンドンの外国人作曲家たち」

【プログラム】
W.de フェッシュ:トリオ・ソナタ ホ短調
F.バルサンティ:ソナタ ニ短調 op.1-1(リコーダーと通奏低音のためのソナタ)
G.F.ヘンデル:フルートと通奏低音のためのソナタ ロ短調 HWV367b
G.サンマルティーニ:トリオ・ソナタ ハ長調 op.1-3
G.F.ヘンデル:トリオ・ソナタ ロ短調 HWV386b  他

【演奏】フラウト・トラヴェルソ / 新井道代、バロック・ヴァイオリン / 堀内由紀、チェンバロ / 村上暁美

【会場】Space415(中野区新井2‐48‐12)
アクセス→ https://space415.info/access/

【入場料】会員:3,500円(当日4,000円) 一般:4,000円(当日4,500円)

【ご予約】こちらのフォームからご予約頂けます。       https://forms.gle/n9RBnqR8DBMCz75u7