コンサートのお知らせです。
7月10日(日)、新所沢の松明堂音楽ホールにて、チェンバロの寺村朋子さんと
「バロック ア・ラ・カルト」と題したコンサートを行います。
”バロック”と一言に言っても、年代や地域によって本当にいろいろな音楽があります。
フルートとチェンバロで演奏できる作品だけを見ても、様々な様式がありますが、
今回はそれらの中から、今演奏したいものをピックアップしてお届けします。
バロックのいろいろな味をお楽しみいただければ幸いです。
チェンバロの寺村朋子さんには、数年前から度々一緒に演奏していただいていますが、抜群の安定感の中にもエッジを効かせた音楽が魅力的です。
これまでに二人で演奏したものの中に、新しく取り組むものも含めて、新たな気持ちで
音楽を作っていきたいと思います!
そして会場の松明堂音楽ホールは、今年いっぱいで閉館されるということです。
親密な雰囲気の素敵なホールで、私も好きなホールでしたので、残念です。
この機会に、ぜひ足をお運びいただければと思います。
***
バロック ア・ラ・カルト
【プログラム】
G.F.ヘンデル / フルートと通奏低音のためのソナタ ニ長調 HWV378
J.Bde ボワモルティエ / 組曲 ホ短調 op.35-1
フルートとチェンバロのためのソナタ ト短調 op.91-2
C.P.E.バッハ / フルートとチェンバロのためのソナタ ト長調 Wq85
G.P.テレマン / メトーディッシェ・ソナタ ニ長調 ほか
【出演】
新井道代(フラウト・トラヴェルソ)、
寺村朋子(チェンバロ)
2016年7月10日(日)14時開演(13時半開場)
松明堂音楽ホール
(所沢市松葉町17-5 松本ビル地下1階)
西武新宿線「新所沢駅」東口、直進徒歩2分
【入場料】全席自由 3000円
【チケットご予約、お問合せ】
info*michiyoarai.net(*を@に変換して下さい)
【チケットお取り扱い】
東京古典楽器センター 03-3952-5515
フルート奏者、新井道代のブログです。バロック時代のフルート(フラウト・トラヴェルソ)を中心に、その他の時代の古楽器、また、モダン・フルートでも演奏活動を行っています。 トラヴェルソのワークショップも行っています。 トラヴェルソ、モダン・フルートともに生徒さん随時募集中です。
2016年5月24日火曜日
2016年5月22日日曜日
第3回ワークショップ終了しました
昨日5月21日に、第3回のトラヴェルソ・ワークショップを行いました。
今回は一般クラス3人、専門家クラス3人の方がご参加くださり、
質問なども積極的にしていただいて、良い会になりました。
1月、3月、5月と3回やってみて、やはりトラヴェルソに興味はあっても
触れる機会のなかった方はたくさんいるのだなと思いました。
百聞は一見にしかず!?
ぜひ実際に手にとって、演奏してみていただきたいと思います。
とりあえず日程を決めていた分は今回で終わりましたが、
今年中はワークショップを続ける予定です。
日程が決まりましたらまたこちらでもご案内しますので、
ご興味ございましたら、ぜひいらしてください!
今回は一般クラス3人、専門家クラス3人の方がご参加くださり、
質問なども積極的にしていただいて、良い会になりました。
1月、3月、5月と3回やってみて、やはりトラヴェルソに興味はあっても
触れる機会のなかった方はたくさんいるのだなと思いました。
百聞は一見にしかず!?
ぜひ実際に手にとって、演奏してみていただきたいと思います。
とりあえず日程を決めていた分は今回で終わりましたが、
今年中はワークショップを続ける予定です。
日程が決まりましたらまたこちらでもご案内しますので、
ご興味ございましたら、ぜひいらしてください!
2016年5月4日水曜日
古楽器で楽しむバロック音楽 vol.8
また更新が滞ってしまいましたが、4月16日(土)に、入間市文化創造アトリエ・アミーゴにて
「古楽器で楽しむバロック音楽inアミーゴ vol.8 ~J.S.バッハとその周辺~」が無事に終了いたしました!
1週間ほど前からチケットも完売となり、お断りしなければならないお客様もいらして、嬉しい悲鳴でした。
当日は、チェンバロ奏者の村上暁美さんが持って来てくださった、白地に中国風の絵をあしらった素敵なチェンバロがひときわ、ステージに彩りを添えてくださいました。
このコンサートは、私の実家から程近いアミーゴという会場で、古楽器でのバロック音楽を気軽に多くの方に楽しんでいただきたいと思い、年に1,2回続けているものです。
続けているうちに、毎回聴きにいらしてくださる方も増えて、これからも続けようという原動力になっています。
これからも、ぜひよろしくお願い致します!
そして4月30日には、初めて、モダン・フルートでバッハのマタイ受難曲の公演に参加しました!
これは、なんと3日前に急遽、代役として参加することになったもので(しかも、筑波山に登山中に電話がかかってきました!!)、かなり怒涛でしたが、古楽器でやるときとモダン楽器でやるときの違いや、また、共通点なども感じられ、とても有意義な1日でした。
今は、GWのお出かけに行く方たちを尻目に、目下、ラモーのオペラ「プラテ」のリハーサルに通う毎日です。
フルートの出番はそんなに多くないですが、歌手陣がとても充実していて、毎日聞き惚れています。
沼の精霊の女王、プラテの結婚話をめぐって、楽しくもはらはら、ほろりとさせられるお話です。
とても楽しい、素晴らしい舞台になると思いますので、お時間ございましたら是非いらして下さい♪
主催のジョイ・バレエのサイトです。 http://joy-ballet-studio.com/
「古楽器で楽しむバロック音楽inアミーゴ vol.8 ~J.S.バッハとその周辺~」が無事に終了いたしました!
1週間ほど前からチケットも完売となり、お断りしなければならないお客様もいらして、嬉しい悲鳴でした。
当日は、チェンバロ奏者の村上暁美さんが持って来てくださった、白地に中国風の絵をあしらった素敵なチェンバロがひときわ、ステージに彩りを添えてくださいました。
このコンサートは、私の実家から程近いアミーゴという会場で、古楽器でのバロック音楽を気軽に多くの方に楽しんでいただきたいと思い、年に1,2回続けているものです。
続けているうちに、毎回聴きにいらしてくださる方も増えて、これからも続けようという原動力になっています。
これからも、ぜひよろしくお願い致します!
そして4月30日には、初めて、モダン・フルートでバッハのマタイ受難曲の公演に参加しました!
これは、なんと3日前に急遽、代役として参加することになったもので(しかも、筑波山に登山中に電話がかかってきました!!)、かなり怒涛でしたが、古楽器でやるときとモダン楽器でやるときの違いや、また、共通点なども感じられ、とても有意義な1日でした。
今は、GWのお出かけに行く方たちを尻目に、目下、ラモーのオペラ「プラテ」のリハーサルに通う毎日です。
フルートの出番はそんなに多くないですが、歌手陣がとても充実していて、毎日聞き惚れています。
沼の精霊の女王、プラテの結婚話をめぐって、楽しくもはらはら、ほろりとさせられるお話です。
とても楽しい、素晴らしい舞台になると思いますので、お時間ございましたら是非いらして下さい♪
主催のジョイ・バレエのサイトです。 http://joy-ballet-studio.com/
2016年3月17日木曜日
第2回ワークショップ 終了しました。
3月13日(日)、新宿御苑前のアトリエ・ソノーロにて、第2回トラヴェルソ・ワークショップを行いました。
今回は、定員を超える方々にお申し込みいただき、申し訳ないことに次回に・・・とお願いしてしまった方々もいました。
12歳の小学生から、フルート製作をされる方、音大生、プロのオーケストラ奏者の方など、色々な方が来てくださり、充実した会でした!
終了後に感想などをお聞きした所、運指は難しかったが、トラヴェルソの、一音一音に対して息を細かく変えていくというところが、モダン・フルートにも良い影響があるかも知れないし、必要なことなのではないかと思った、というような声が聞かれました。
当日は夢中で(?)、写真を撮るのも忘れてしまいました。
次回は、5月21日(土)に行います。
一般クラス 13:00~14:30、 専門家クラス 15:00~16:30 です。
前回、今回と、いらしてくださった方に是非続けてください、と応援していただき、
もう少し続けてみようという気持ちが固まりつつあります。
また、導入のみでなく、少しレベルを上げた内容もやっていけたら、、と思っています。
また決まり次第、こちらでもご案内しますので、ぜひチェックをお願いいたします!
今回は、定員を超える方々にお申し込みいただき、申し訳ないことに次回に・・・とお願いしてしまった方々もいました。
12歳の小学生から、フルート製作をされる方、音大生、プロのオーケストラ奏者の方など、色々な方が来てくださり、充実した会でした!
終了後に感想などをお聞きした所、運指は難しかったが、トラヴェルソの、一音一音に対して息を細かく変えていくというところが、モダン・フルートにも良い影響があるかも知れないし、必要なことなのではないかと思った、というような声が聞かれました。
当日は夢中で(?)、写真を撮るのも忘れてしまいました。
次回は、5月21日(土)に行います。
一般クラス 13:00~14:30、 専門家クラス 15:00~16:30 です。
前回、今回と、いらしてくださった方に是非続けてください、と応援していただき、
もう少し続けてみようという気持ちが固まりつつあります。
また、導入のみでなく、少しレベルを上げた内容もやっていけたら、、と思っています。
また決まり次第、こちらでもご案内しますので、ぜひチェックをお願いいたします!
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フルート奏者のための
トラヴェルソ・ワークショップ
普段はモダン・フルートを吹いている方のためのトラヴェルソ体験講座です。
トラヴェルソは未経験、またはほとんど吹いたことがないフルート奏者の方に
トラヴェルソを実際に経験していただくワークショップです。
モダン・フルートとこんなに違うんだ、という驚きから何か発見があるかも知れません!
【日程】
第1回 終了しました 1月23日(土)
第2回 終了しました 3月13日(日)
第3回 5月21日(土)一般クラス13:00~14:30 専門家クラス 15:00~16:30
一般クラス:趣味としてフルートを演奏される方のためのクラス
専門家クラス:音大等でフルートを専門的に勉強している方、勉強した方のためのクラス
*各回定員4名。楽器は一人一本を無料でお貸しします。1回のみの受講も、複数回の受講も可能です。
【内容】 楽器の説明や音階を吹いてみることから始め、最後はバッハの「マタイ受難曲」に出てくるコラールを題材に練習します。
【受講料】 2500円(楽器レンタル代、資料代込み)
【会場】 アトリエ・ソノーロ 〒160-0022 新宿区新宿2-8-1新宿セブンピル 603
地下鉄丸の内線「新宿御苑前」駅より、徒歩3分
都営新宿線「新宿三丁目」駅・ビッグス新宿ビル出口より徒歩10分
都営新宿線「新宿三丁目」駅・ビッグス新宿ビル出口より徒歩10分

【講師】 新井道代
東京音楽大学を経て同大学院フルート専攻修了。大学院修士論文「モダン・フルートによるバロック音楽演奏について」は高く評価され、日本フルート協会会報に掲載された。同大学で1年間助手を務めた後、オランダ,デン・ハーグ王立音楽院古楽科に留学。2009年に同音楽院修士課程を修了し、帰国後は古楽アンサンブル、オーケストラを中心に演奏活動を行う。バッハ・コレギウム・ジャパンのマタイ受難曲公演に度々参加。2012年東京音楽大学公開講座「音楽のことば」フルートクラス講師。また、雑誌「季刊リコーダー」にバロック音楽に関する記事をたびたび執筆している。これまでにモダン・フルートを、相澤政宏、梅津正好、植村泰一の各氏に、トラヴェルソを前田りり子、バルトルド・クイケン、ウィルバート・ハーツェルツェットの各氏に師事。ぺアーレ埼玉フルート講師、アイゼナハ音楽院トラヴェルソクラス講師。
ホームページ http://www.michiyoarai.net/
【お申し込み】 各開催日の1週間前までに、お名前、希望クラス、簡単な音楽歴をお書きの上、michiyo0104*gmail.com(*を@に変換して下さい) までメールでお申し込み下さい。
*定員になり次第締め切ります。
*1週間前を切ってもお申し込み頂ける場合がありますので、ご遠慮なくお問合せ下さい。
*1週間前を切ってもお申し込み頂ける場合がありますので、ご遠慮なくお問合せ下さい。
2016年3月5日土曜日
古楽器で楽しむバロック音楽inアミーゴ
大分、春らしい気候になり、花粉も舞う季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
私は、ずっと花粉症にはならず大丈夫だと思っていたのですが、ここ数年は、少しくしゃみが出たりして、これが花粉症というものか・・・と思ったりしています。
さて、来る4月16日(土)、入間市文化創造アトリエ・アミーゴにて「古楽器で楽しむバロック音楽inアミーゴ」の第8回目を行います。
2010年から大体1年に1、2回行ってきた演奏会で、お陰さまでここまで続けることができました。
今回は、”J.S.バッハとその周辺”と題して、ヨハン・セバスチァン・バッハと、その同時代の人や、息子であるC.P.E.バッハの作品などを演奏します。
今回は、このシリーズでは初めて、バロック・チェロにも登場していただきます。
アンサンブルもソロも、盛りだくさんでお待ちしております。
ぜひ聴きにいらしてください。
(こちらの公演はすでにご予約で満席となっております。当日券の販売はございませんのでご了承ください。4/6 )
***
古楽器で楽しむバロック音楽 in アミーゴ!
Vol.8 J.S.バッハとその周辺
プログラム
J.S.バッハ:トリオ・ソナタ ト長調 BWV1038
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ
G.F.ヘンデル:フルート・ソナタ ニ長調 HWV378
G.P.テレマン:ハンブルク四重奏曲集より 組曲第2番 ロ短調
C.P.E.バッハ:トリオ・ソナタ ト長調 ほか
出演
案内人:新井道代(バロック・フルート)
ゲスト:宮崎蓉子(バロック・ヴァイオリン)、高橋弘治(バロック・チェロ)、村上暁美(チェンバロ)
2016年4月16日(土)14時開演(13時半開場)
入間市文化創造アトリエ・アミーゴ! スタジオ棟
全席自由 2500円 (既に満席となっております。)
チケットご予約 メール:info*michiyoarai.net(*を@に変換して下さい)
【出演者プロフィール】
新井道代 (フラウト・トラヴェルソ)
私は、ずっと花粉症にはならず大丈夫だと思っていたのですが、ここ数年は、少しくしゃみが出たりして、これが花粉症というものか・・・と思ったりしています。
さて、来る4月16日(土)、入間市文化創造アトリエ・アミーゴにて「古楽器で楽しむバロック音楽inアミーゴ」の第8回目を行います。
2010年から大体1年に1、2回行ってきた演奏会で、お陰さまでここまで続けることができました。
今回は、”J.S.バッハとその周辺”と題して、ヨハン・セバスチァン・バッハと、その同時代の人や、息子であるC.P.E.バッハの作品などを演奏します。
今回は、このシリーズでは初めて、バロック・チェロにも登場していただきます。
アンサンブルもソロも、盛りだくさんでお待ちしております。
ぜひ聴きにいらしてください。
(こちらの公演はすでにご予約で満席となっております。当日券の販売はございませんのでご了承ください。4/6 )
***
古楽器で楽しむバロック音楽 in アミーゴ!
Vol.8 J.S.バッハとその周辺
プログラム
J.S.バッハ:トリオ・ソナタ ト長調 BWV1038
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ
G.F.ヘンデル:フルート・ソナタ ニ長調 HWV378
G.P.テレマン:ハンブルク四重奏曲集より 組曲第2番 ロ短調
C.P.E.バッハ:トリオ・ソナタ ト長調 ほか
出演
案内人:新井道代(バロック・フルート)
ゲスト:宮崎蓉子(バロック・ヴァイオリン)、高橋弘治(バロック・チェロ)、村上暁美(チェンバロ)
2016年4月16日(土)14時開演(13時半開場)
入間市文化創造アトリエ・アミーゴ! スタジオ棟
全席自由 2500円 (既に満席となっております。)
チケットご予約 メール:info*michiyoarai.net(*を@に変換して下さい)
【出演者プロフィール】
新井道代 (フラウト・トラヴェルソ)
東京音楽大学を経て同大学院フルート専攻修了。大学院修士論文「モダン・フルートによるバロック音楽演奏について」は高く評価され、日本フルート協会会報に掲載された。同大学で1年間助手を務めた後、オランダ,デン・ハーグ王立音楽院古楽科に留学。2009年に同音楽院修士課程を修了し、帰国後は古楽アンサンブルやオーケストラを中心に活動。バッハ・コレギウム・ジャパンのマタイ受難曲公演に度々参加。2012年東京音楽大学公開講座「音楽のことば」フルートクラス講師。これまでにモダン・フルートを、相澤政宏、梅津正好、植村泰一の各氏に、トラヴェルソを前田りり子、バルトルド・クイケン、ウィルバート・ハーツェルツェットの各氏に師事。ぺアーレ埼玉フルート講師、アイゼナハ音楽院トラヴェルソクラス講師。
宮崎蓉子
Yoko
Miyazaki (バロック・ヴァイオリン)
東京音楽大学器楽科を卒業後、2004年渡英。ギルドホール音楽院在学中、理事長推薦により特待生として奨学金を得て研鑽を積みディプロマ終了。これまでにモダンヴァイオリンを瀬戸揺子、バロックヴァイオリンを渡邊慶子・R.ポッジャー、S.スタンデイジの各氏に師事。渡英中、ロンドンフェスティバルオーケストラ、OAE(オーケストラ・エイジ・オブ・ザ・エンライトメント)のメンバーとして演奏活動をしながら、ヨーロッパ各地のプロジェクトに参加。帰国後はソロ・アンサンブル奏者として演奏活動をする傍ら、
後進の指導にもあたっている。CPT(クラシカル・プレイヤーズ東京)メンバー。
2014年マイスターミュージックより待望のソロCD「Ciaccona
チャッコーナ」をリリース。
高橋弘治 (バロック・チェロ)
桐朋学園大学音楽学部、及び、ブリュッセル王立音楽院古楽器科卒業。2001年、ラ・プティット・バンドのヨーロッパ・ツアーにおいてソリストを務める。その後、2007年までラ・プティット・バンドのメンバーとして演奏活動を行う。帰国後は古楽器オーケストラに参加するほか、2011年よりチェンバリスト岡田龍之介氏の主宰する古楽アンサンブル『ムジカ・レセルヴァータ』のメンバーとして活動を行っている。2015年11月には指揮者として三重県四日市市にて「四日市シンフォニックコーラス」第27回定期演奏会にてヘンデルのオラトリオ「メサイア」全曲を指揮するなど活動の場を広げている。現在、桐朋学園大学音楽学部附属「子供のための音楽教室」名古屋教室 講師。
村上 暁美 (チェンバロ)
桐朋学園大学研究科チェンバロ専攻修了。その後ケルン音楽大学チェンバロ科を最優秀の成績で卒業し、演奏家ディプロマ及びドイツ国家演奏家資格を取得。またケルン音楽大学、ヨーロッパ各地の講習会等でコレペティトゥーアとして学生の指導にもあたる。現在はアジア、ヨーロッパ各地でソロやアンサンブル、オーケストラのソリストとして、国内外で活発な演奏活動を行っている。NHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」およびNHK-FM「ベストオブクラシック」に出演し、好評を博す。2014年にはフランスとベルギーで数々の音楽祭に出演し、CDレコーディングも行う。2015年にヨーロッパのFLORAレーベルからCDをリリース。第23回国際古楽コンクール〈山梨〉において最高位を受賞。
ホームページ http://barockmusik.sakura.ne.jp
2016年1月24日日曜日
第1回ワークショップ終了
昨日、第1回トラヴェルソ・ワークショップを行いました!
まず、フルートの歴史全体のお話をしながら、18世紀に用いられていた1キーのフルート、トラヴェルソの特徴について説明をしました。
ここに少し記しておこうと思います。
トラヴェルソは順に指を離していくとD-dur(ニ長調)の音階が出ます。
D-durの音階内にある音は音色も音程も良く、音量も出ますが、それ以外の音は、クロス・フィンガリング(フォーク・フィンガリング)と呼ばれる指使いの工夫で作っていくため、音色は焦点がさだまりにくくこもりがちで、音程もとりにくくなっていきます。
ですので、トラヴェルソのとってD-durは一番演奏しやすい調ですが、そこから離れた調に行くにしたがって運指も複雑になり、音程もとりにくくなり、演奏が困難になってきます。
このことは、現代の、どの調でも同じように美しく演奏することの出来るモダン・フルートの観点から見ると、単純に原始的な楽器であったかのように思われるかも知れませんが、18世紀という時代を見てみると、決してそうとは言えないことに気が付きます。
この時代はまだ社会全体も封建社会(王様がいて、貴族がいて、農民がいて・・というように主従関係のはっきりとした身分階級制度のある社会)で、また、音楽にもヒエラルキーや不均等性というものが存在していました。
人が生まれながらにして身分や階級が決まっていたのと同じように、楽器にも”出来ることと出来ないこと”、”得意なことと不得意なこと”があるのは当然のことと考えられていました。
・・・という説明のあと、
運指表を見ながらD-durの音階、G-durの音階などを実際にやってみました。
その後は、バロックとは全く関係ないのですが、運指に慣れるために”メリーさんのひつじ”などのかんたんな曲を何曲か吹いてみました。
そしていよいよ(?)、マタイ受難曲に出てくるコラールの練習に・・・。
昨日は、ソプラノパートのみを取り上げました。
初めは”シ”だけなのですが、割とすぐに”ラ♯”、”ソ♯”という、クロスフィンガリングで作る音が連続して出てきます。
この辺りの運指はモダン・フルートと全く違いますので、受講された方もてこずっていたようですが、何回かやっている内に通ってくるようになりました。
最後は私がバスパートを演奏して、即席アンサンブルができた! という所で終了になりました。
次回は3月13日(日)です。
一般クラス13:00~14:30、専門家クラス15:00~16:30 です。
もちろん1回の参加でトラヴェルソが吹けるようになる!ということではないのですが、何がモダン・フルートと違うのか? 何が難しいのか? など、実際にやってみると色々と感じていただける所があると思います。
トラヴェルソって興味はあるけど、今までやる機会がなかった・・・、という方の、体験の場になれば嬉しいです。
皆さまのご参加をお待ちしております☆
まず、フルートの歴史全体のお話をしながら、18世紀に用いられていた1キーのフルート、トラヴェルソの特徴について説明をしました。
ここに少し記しておこうと思います。
トラヴェルソは順に指を離していくとD-dur(ニ長調)の音階が出ます。
D-durの音階内にある音は音色も音程も良く、音量も出ますが、それ以外の音は、クロス・フィンガリング(フォーク・フィンガリング)と呼ばれる指使いの工夫で作っていくため、音色は焦点がさだまりにくくこもりがちで、音程もとりにくくなっていきます。
ですので、トラヴェルソのとってD-durは一番演奏しやすい調ですが、そこから離れた調に行くにしたがって運指も複雑になり、音程もとりにくくなり、演奏が困難になってきます。
このことは、現代の、どの調でも同じように美しく演奏することの出来るモダン・フルートの観点から見ると、単純に原始的な楽器であったかのように思われるかも知れませんが、18世紀という時代を見てみると、決してそうとは言えないことに気が付きます。
この時代はまだ社会全体も封建社会(王様がいて、貴族がいて、農民がいて・・というように主従関係のはっきりとした身分階級制度のある社会)で、また、音楽にもヒエラルキーや不均等性というものが存在していました。
人が生まれながらにして身分や階級が決まっていたのと同じように、楽器にも”出来ることと出来ないこと”、”得意なことと不得意なこと”があるのは当然のことと考えられていました。
・・・という説明のあと、
運指表を見ながらD-durの音階、G-durの音階などを実際にやってみました。
その後は、バロックとは全く関係ないのですが、運指に慣れるために”メリーさんのひつじ”などのかんたんな曲を何曲か吹いてみました。
そしていよいよ(?)、マタイ受難曲に出てくるコラールの練習に・・・。
昨日は、ソプラノパートのみを取り上げました。
初めは”シ”だけなのですが、割とすぐに”ラ♯”、”ソ♯”という、クロスフィンガリングで作る音が連続して出てきます。
この辺りの運指はモダン・フルートと全く違いますので、受講された方もてこずっていたようですが、何回かやっている内に通ってくるようになりました。
最後は私がバスパートを演奏して、即席アンサンブルができた! という所で終了になりました。
次回は3月13日(日)です。
一般クラス13:00~14:30、専門家クラス15:00~16:30 です。
もちろん1回の参加でトラヴェルソが吹けるようになる!ということではないのですが、何がモダン・フルートと違うのか? 何が難しいのか? など、実際にやってみると色々と感じていただける所があると思います。
トラヴェルソって興味はあるけど、今までやる機会がなかった・・・、という方の、体験の場になれば嬉しいです。
皆さまのご参加をお待ちしております☆
2016年1月18日月曜日
トラヴェルソ ワーク・ショップ 第1回
先日こちらでもご案内を書きました、トラヴェルソのワーク・ショップの第1回が近づいてまいりました!
まだ一般のクラス、専門家のクラス、どちらも空きがありますので、ご興味のある方はぜひお申し込みいただければと思います。
皆さまのご参加をお待ちしております!
***
まだ一般のクラス、専門家のクラス、どちらも空きがありますので、ご興味のある方はぜひお申し込みいただければと思います。
皆さまのご参加をお待ちしております!
***
フルート奏者のための
トラヴェルソ・ワークショップ
普段はモダン・フルートを吹いている方のための
トラヴェルソ体験講座です。
トラヴェルソ体験講座です。
トラヴェルソは未経験、またはほとんど吹いたことがないフルート奏者の方に
トラヴェルソを実際に経験していただくワークショップです。
モダン・フルートとこんなに違うんだ、という驚きから何か発見があるかも知れません!
【日程】 第1回 2016年1月23日(土)一般クラス14:00~15:30
専門家クラス15:30~17:00
第2回 3月13日(日)一般クラス13:00~14:30
専門家クラス
15:00~16:30
第3回
5月21日(土)一般クラス13:00~14:30
専門家クラス
15:00~16:30
一般クラス:趣味としてフルートを演奏される方のためのクラス
専門家クラス:音大等でフルートを専門的に勉強している方、勉強した方のためのクラス
*各回定員4名。楽器は一人一本を無料でお貸しします。1回のみの受講も、複数回の受講も可能です。
【内容】 楽器の説明や音階を吹いてみることから始め、最後はバッハの「マタイ受難曲」に出てくるコラール
を題材に練習します。
【受講料】 2500円(楽器レンタル代、資料代込み)
【会場】 アトリエ・ソノーロ 〒160-0022 新宿区新宿2-8-1新宿セブンピル 603
地下鉄丸の内線「新宿御苑前」駅より、徒歩3分
都営新宿線「新宿三丁目」駅・ビッグス新宿ビル出口より徒歩10分
都営新宿線「新宿三丁目」駅・ビッグス新宿ビル出口より徒歩10分

【講師】 新井道代
東京音楽大学を経て同大学院フルート専攻修了。大学院修士論文「モダン・フルートによるバロック音楽演奏について」は高く評価され、日本フルート協会会報に掲載された。同大学で1年間助手を務めた後、オランダ,デン・ハーグ王立音楽院古楽科に留学。2009年に同音楽院修士課程を修了し、帰国後は古楽アンサンブル、オーケストラを中心に演奏活動を行う。バッハ・コレギウム・ジャパンのマタイ受難曲公演に度々参加。2012年東京音楽大学公開講座「音楽のことば」フルートクラス講師。また、雑誌「季刊リコーダー」にバロック音楽に関する記事をたびたび執筆している。これまでにモダン・フルートを、相澤政宏、梅津正好、植村泰一の各氏に、トラヴェルソを前田りり子、バルトルド・クイケン、ウィルバート・ハーツェルツェットの各氏に師事。ぺアーレ埼玉フルート講師、アイゼナハ音楽院トラヴェルソクラス講師。
ホームページ http://www.michiyoarai.net/
【お申し込み】 各開催日の1週間前までに、お名前、希望クラス、簡単な音楽歴をお書きの上、michiyo0104@gmail.com
までメールでお申し込み下さい。
*定員になり次第締め切ります。
*1週間前を切ってもお申し込み頂ける場合がありますので、ご遠慮なくお問合せ下さい。
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