11月3日に、ソフィオ・アルモニコの公演「ルネサンスの舞踏会」が無事に終了しました。
ソフィオ・アルモニコは、私の最初のトラヴェルソの先生である前田りり子先生が中心となって創設された、ルネサンス・フルートのアンサンブルです。
私は参加させていただくのは何回目かですが、今回は実に半年位前からじっくりと準備していたので、終わってしまうとなんだか寂しい気持ちです。
今回は、「カプリオル」や「イル・クワトロ・チェント」といった古典舞踏のグループと一緒に、431年前にフランスで出版された舞踏の指南書、T.アルボ―の「オルケゾグラフィ」の邦訳出版を記念した公演でした。
「オルケゾグラフィ」からだけではなく、15世紀や16世紀のイタリア、ブルゴーニュ宮廷などの音楽と舞踏も紹介する、贅沢な企画でした。
私たちフルート組も、ただ演奏するだけではなく、歩きながら吹いたり、人によってはダンスに参加したりと、いつになくアクティブな公演でした!
ダンスと一緒だと、ステップなどが目の前で見られるので、音楽の表情をどうしたらよいか分かりやすくて、勉強になります。
左から、ルネサンス・フルートA管、ルネサンス・フルートD管、中世フルートD管、中世フルートC管、バス・コルナミューズ。
コルナミューズは、金管楽器のようなマウスピースが付いていますが(楽器によっては管に直接吹き口が開けられているものもあります)、中にファゴットのようなリードが入っています。ですので、リード楽器です。
コルナ・ミューズは今回初めて吹きました。初めは口の周りの筋肉を全員集合!させて、さらにフルートではあり得ないような圧力に耐えながら吹く感じに、ゼーハー言っていましたが、段々慣れてきました・・・。
ソフィオの皆さんと、衣装付きで写真を撮りました!
とりあえずこのご時世の中、無事に終えられたことに感謝しつつ、バロック以前の音楽、またさらに勉強していきたいと思います!