昨日は、バルトルド・クイケン先生の演奏会でトッパンホールへ。
多分、今、73歳だと思いますが、変わらぬ美しい音、ゆるぎないテクニック、自然な音楽・・。
ステージに出てきたときから、雲の上を歩くかのような、いつもの軽い足取り。堂々としているけど清々しい。
懐かしくも新鮮な気持ちで聴きました。
バルト先生の演奏を聴くときはいつも、私自身が自分と問答しているような気持ちになりますが、昨日の演奏会で心に沸いてきた問答は、
「僕は変わらず音楽と向き合ってるよ、君はどうだ?」
だったかなぁ・・。
今日は、朝から、ムラマツフルートフェアの一環で行われていた、「マイゼン教授のレッスン/モーツァルト編」を聴きにオペラシティへ。
酒井秀明先生が、マイゼン先生のレッスンを回顧しながら、モーツァルトのフルート四重奏曲ニ長調をレッスンする、という内容でした。
酒井先生の、とても身近な分かりやすい質問から、音楽の本質的な所へ話を持っていく切り口が素晴らしかったです。
そして受講生の方が素晴らしく上手でした。
色々と興味深く勉強になったのですが、一番心に残ったのが、
「どんなに良いと思う事でも、やり過ぎは良くない。何事もほどほどに。」
でした。
・・沁みるお言葉です。
その後、御茶ノ水に移動して、アイゼナハ音楽院でモダン・フルートとトラヴェルソのレッスンをしました。
充実していますが、寒くなってきたので風邪、コロナに気を付けたいと思います。