♪22日の演奏会「フランス革命を生きた音楽家たち」に登場する音楽家紹介♪
今日は、イグナス・プレイエル(1757-1831)です。
オーストリア出身のプレイエルは、ウィーンでヴァンハルに師事した後、15歳でアイゼンシュタットのハイドンの弟子になります。
1783年にフランスに移住し、まさに革命の年である1789年には、ストラスブールの大聖堂楽長となりましたが、それも束の間、1791年にロンドンへと亡命します。
革命の影響で公の演奏会とともに教会での演奏も禁止されたためでした。
ロンドンで師と対決!?
ロンドンでは、クラ―マーの率いる演奏会シリーズ、プロフェッショナル・コンサートで活動します。
この頃、ロンドンではこのプロフェッショナル・コンサートと、ザロモンが率いていた演奏会シリーズがライバル関係にありました。
ザロモンはハイドンをロンドンに招きハイドンの作品を上演したのに対し、プロフェッショナル・コンサートではそれに対抗して、ハイドンの弟子であったプレイエルの作品を上演します。
ハイドンとプレイエルは職業上ライバル関係の構図に入れられてしまいますが、個人的には良い関係を維持していたようです。
プレイエルの作品は当時の聴衆の趣味に非常に合致したもので、ロンドンでも大きな成功を収めます。
フランスに戻って・・・
1795年にフランスに戻ったプレイエルはまずストラスブールに行きますが、革命の影響によって自身の勤めていた大聖堂も含めて教会が非常に荒廃しているのを見て、パリに居を定めることにしました。
パリの地で、その後39年間続くことになる楽譜出版の会社を立ち上げ、さらに1807年にはピアノ製作会社、プレイエルを創設します。息子とともに経営したこのプレイエル社のピアノはショパンにも愛され、そして現在でも製作を続けています。
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22日、ご来場をお待ちしております♪
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フランス革命を生きた音楽家たち
2024年9月22日(日) 昼公演14時 夜公演18時
【プログラム】
I. プレイエル:フルート四重奏曲 ニ長調 B.381
F. ドゥヴィエンヌ:フルート、ヴィオラ、チェロのための三重奏曲 ハ長調
F. ドゥヴィエンヌ:フルート四重奏曲 ロ短調 Op.16-1
H. ジャダン:弦楽三重奏曲 変ホ長調 Op.2-1
G.B. ヴィオッティ:フルート四重奏曲 ハ短調 Op.22-2
【出演者】
新井道代(フラウト・トラヴェルソ)、宮崎桃子(ヴァイオリン)、廣海史帆(ヴィオラ)、野津真亮(チェロ)
【会場】Spcae415 (中野区新井2-48-12)
【入場料】ご予約 4000円(会員3500円)
当日 4500円(会員4000円)
【ご予約】メール cortedeltraverso@gmail.com
こちらのサイトからもご予約可能です。