2020年11月25日水曜日

コルテ・デル・トラヴェルソ vol.10

 コンサートのお知らせです。

ほぼ2年前に始まったコルテ・デル・トラヴェルソのシリーズですが、早くも第10回となりました。

今回は私が企画を担当させていただけることになり、ハイドンのディヴェルティメントを演奏することにしました。

この、ハイドンの「6つのディヴェルティメント Hob.IV 6~11」 は、1784年に出版されましたが、多くの楽章が、ハイドン自身のオペラ「月の世界」や、バリトン三重奏から転用されており、小さな室内楽曲の中に凝縮されたハイドンの世界を存分に味わうことができます。

ハイドンより少し後の世代の作曲家兼チェリストである、B.ロンベルクのヴァイオリンとチェロのための二重奏曲も併せてお楽しみいただきます。

今回、新型コロナ感染症対策として、座席の定員を15名程度にさせていただきますが、同時
にオンライン配信を行います。
配信もぜひ、ご検討ください。(詳細は下記をご覧ください)

年末のお忙しい時期とは存じますが、会場で、また、配信でお目にかかれれば幸いです。


* * * * *

コルテ・デル・トラヴェルソ Vol.10

嬉遊曲
〜フルート、ヴァイオリン、チェロで聴くハイドンの世界〜
2020年1226日(土)
昼公演 14時開演(13時半開場)
夜公演 18時開演(17時半開場)
【プログラム】
F.J.ハイドン: 6つのディヴェルティメント
Hob.Ⅳ:6ニ長調、Hob.Ⅳ:7ト長調**、Hob.Ⅳ:8ハ長調*、Hob.Ⅳ:9ト長調**、Hob.Ⅳ:10イ長調*、Hob.Ⅳ:11ニ長調
B.ロンベルク:モーツァルトの歌劇《魔笛》より「恋を知る殿方には」の主題による変奏曲(Vn&Vc)
(*昼公演のみ、**夜公演のみ)
【出演者】
クラシカル・フルート: 新井道代
ヴァイオリン:池田梨枝子
チェロ: 野津真亮
【入場料】 完全予約制 3500円(会員3000円)

【会場】 SPACE415 (中野区新井2‐48‐12)
各回15名程度の定員とさせていただきます。ご予約の上、ご来場ください。
約1時間のプログラム(休憩なし)です。
公演後の茶話会は中止させていただきます。お土産に、お菓子をお持ち帰りください。

《オンライン配信について》
こちらのページから視聴券をご購入下さい。
ご購入が完了しますと、ご視聴できるURLが記載されたPDFファイルがダウンロードできます。ダウンロードしてご覧ください。
配信スタートは12月26日14時で、その後24時間(翌日の14時まで)はご視聴いただけます。
昼公演のみ配信を行います。夜公演の配信はございません。
【配信視聴券】2000円
【ご予約・お問い合わせ】
コルテ・デル・トラヴェルソ
email cortedeltraverso@gmail.com
イベント予約サイト TIGET https://www.tiget.net/events/113297








2020年11月8日日曜日

ルネサンスの舞踏会

 11月3日に、ソフィオ・アルモニコの公演「ルネサンスの舞踏会」が無事に終了しました。

ソフィオ・アルモニコは、私の最初のトラヴェルソの先生である前田りり子先生が中心となって創設された、ルネサンス・フルートのアンサンブルです。

私は参加させていただくのは何回目かですが、今回は実に半年位前からじっくりと準備していたので、終わってしまうとなんだか寂しい気持ちです。

今回は、「カプリオル」や「イル・クワトロ・チェント」といった古典舞踏のグループと一緒に、431年前にフランスで出版された舞踏の指南書、T.アルボ―の「オルケゾグラフィ」の邦訳出版を記念した公演でした。

「オルケゾグラフィ」からだけではなく、15世紀や16世紀のイタリア、ブルゴーニュ宮廷などの音楽と舞踏も紹介する、贅沢な企画でした。

私たちフルート組も、ただ演奏するだけではなく、歩きながら吹いたり、人によってはダンスに参加したりと、いつになくアクティブな公演でした!

ダンスと一緒だと、ステップなどが目の前で見られるので、音楽の表情をどうしたらよいか分かりやすくて、勉強になります。


今回使った楽器たちです。

左から、ルネサンス・フルートA管、ルネサンス・フルートD管、中世フルートD管、中世フルートC管、バス・コルナミューズ。

コルナミューズは、金管楽器のようなマウスピースが付いていますが(楽器によっては管に直接吹き口が開けられているものもあります)、中にファゴットのようなリードが入っています。ですので、リード楽器です。

コルナ・ミューズは今回初めて吹きました。初めは口の周りの筋肉を全員集合!させて、さらにフルートではあり得ないような圧力に耐えながら吹く感じに、ゼーハー言っていましたが、段々慣れてきました・・・。




ソフィオの皆さんと、衣装付きで写真を撮りました!














とりあえずこのご時世の中、無事に終えられたことに感謝しつつ、バロック以前の音楽、またさらに勉強していきたいと思います!