2013年11月19日火曜日

狭山教会コンサート

11月17日(日)、新狭山駅近くの日本キリスト教団狭山教会で、チャペル・コンサートがありました。

3年ほど前から年に一回、教会が企画されているそうで、これまでは、オルガンの渡部聡さんと、テノールの及川豊さんのお二人で演奏していたそうですが、今回、私も参加させていただきました!

30人ほど入ればいっぱいの教会に、まさに超(!)満員のお客様。
奥の廊下にまで座って聴いていらっしゃいました。

とても温かく和やかな雰囲気の中で、バッハのテノールとフルート・オブリガートとのアリアや、テレマンのソナタなどを演奏しました。

オルガンと二人だけになって演奏するのは実は初めてでしたが(いつもは、その他にチェロなども弾いているので・・・)、温かく包まれるような音のすぐ隣で演奏して、心地よかったです。












*プログラム*
フレスコバルディ:「聖母のミサ」よりトッカータ、キリエ
J.S.バッハ:クリスマスオラトリオより アリア「喜びいさむ羊飼い達よ」("Frohe Hirten")
テレマン:メトーディッシェ・ソナタ 第2番 イ長調 
J.S.バッハ:ロ短調ミサより アリア「ベネディクトゥス」
休憩
J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番より ポロネーズとメヌエット
J.S.バッハ:カンタータ第55番「我は弱き人、我は罪のしもべ」
エルガー:序奏とヴォランタリーop.14より ヴォランタリー第2番、第3番
ラター:クレアの祝祷

最後に会場の皆さん全員で「あら野のはてに」を歌いました!



2013年11月5日火曜日

カフェ・コンサート in カフェ美杉 のお知らせ

大分秋も深まってまいりました!

カフェ・コンサートのお知らせです。

12月8日(日)、飯能市美杉台にある、カフェ美杉さんで、フルートとアイリッシュ・ハープによるコンサートを行います。

こちらのカフェで演奏させていただくのは3回目ですが、今回は私にしては珍しく(!)、モダン・フルートを中心に演奏します。(バロック・フルートも少しだけ吹きます。)

すでに曲決めを兼ねて何回かリハーサルをしましたが、フルートとアイリッシュ・ハープ、なかなか素敵な組み合わせで、お楽しみいただけると思います!

休憩時間には、美杉さんの美味しいケーキ・セットが出てきて、ご歓談いただけます。

お店の雰囲気も、ケーキもとってもおすすめのお店ですので、是非、ご家族、お友達などお誘い合わせの上、お越しください!


*****

フルートとアイリッシュ・ハープによる 午後のひととき 

in Cafe MISUGI (カフェ美杉) (飯能市美杉台1-11-2)

12月8日(日) 昼の部 13時開演(12時半開場) 夕の部 16時開演(15時半開場)

プログラム
サリー・ガーデン、庭の千草、ふるさと、浜辺の歌、卒業写真、少年時代、クリスマスメドレー、バロック・フルートによる演奏 等々・・・

フルート:新井道代
アイリッシュ・ハープ:田中麻里

入場料 2200円 (ケーキ・セット付き)

ご予約は カフェ美杉へ Tel : 042-972-1747


カフェ美杉 ホームページ

アイリッシュ・ハープ 田中麻里さんのブログ





2013年10月30日水曜日

古楽器で楽しむバロック音楽inアミーゴ vol.6 終了しました!

台風の進路にひやひやしながらも、10月26日(土)、私が企画している
「古楽器で楽しむバロック音楽inアミーゴ!」の第6回目が無事に終了いたしました!
 

今回のサブ・タイトルは、”ダンサーがやってきた!”。
バロック・ダンスの服部雅好さん、武田牧子さん、そしてリュートの佐藤亜紀子さんをお招きして、演奏もダンスも両方楽しめるプログラムにしてみました。

前日の夕方に会場リハーサルをした時は、ホールの屋根に当たる雨の音があまりに大きく、もしこのままだったら演奏はやめて、ダンスのワークショップにしたほうがいいのでは・・・、と話すなど、心配しましたが、当日は、開演時間の14時には大分雨も収まり、無事に開幕いたしました!


今回は、バロック・ダンスが花開いたフランスのルイ14世時代の音楽(ガロ、オトテール、ド・ラ・バール)を中心に、少しテレマンやバッハなども入れたプログラムになりました。

ダンスのお二人には、衣装を三種類も用意していただいて、バラエティに富んだダンスを披露していただきました。

 
 

↑これは、貴族の格好。宮廷での舞踏会のイメージで、クラント、ブレ、サラバンド、パスピエなど踊っていただきました。




↑これは、アルルカン(道化)の格好。アルルカンのシャコンヌを2種類と、マリエ(結婚)という曲を踊っていただきました。



                 ↑途中で絡まれたり(?)しました。



最後には、ダンスの服部さんの声かけで、リュートの演奏に合わせて、お客様も一緒に、手をつないで歩いて輪になって楽しめる踊りをしました。
会場いっぱいに輪になって、とても楽しかったです!


次回の「古楽器で楽しむバロック音楽inアミーゴ」、内容、日時などは未定ですが、1年に1回くらいの感じで続けていけたらと思っています。

今回もたくさんのお客様にお越しいただき、無事に終えることができました。
どうもありがとうございます!
また楽しんでいただけるコンサートを目指して、これからも精進していきたいと思います!


            *********

 

以下、当日のプログラムに載せた解説文です。



 今日のプログラムに登場する作品は、ほとんどがフランスのルイ14世(在位1643~1715年)の時代に作られた、或いはそれに関連するものです。

 ルイ14世はフランス絶対王政全盛期の国王で、「太陽王」と呼ばれました。わずか5歳にして即位し、宰相マザランの死去後は、内政も外交も積極的に自ら統治しました。フランスは当時、人口約2000万人で、ヨーロッパ随一の国力を持ち、その陸軍力をもって侵略戦争を続け領土の拡大を図りました。

 一方、豪奢なヴェルサイユ宮殿をパリの南西約20キロの所に数十年かけて造営し、王自らもそこに住むだけでなく、貴族や官僚など約5千人を宮殿に住まわせ、その周辺の付属の建物等に約15千人の兵士や召使などを住まわせたと言います。この巨大な宮廷は国力の充実を誇示するのにうってつけで、その後、ヨーロッパ各国にヴェルサイユを真似た宮殿がいくつも登場しました。

 ルイ14世の絶対王政は文化の面にも及びます。文化芸術の諸分野で、アカデミーという組織を設立し、全てが王の趣味に沿って統制できるよう、体制を整えました。(1661年舞踏アカデミー設立。1672年音楽アカデミー設立。)

 
こうした、権力が集中した絢爛豪華な宮廷とアカデミーを背景に花開いたのが、今日ご覧いただくバロック・ダンスであり、フランス・バロック音楽です。この時代、ダンスは貴族のたしなみとされていました。王侯貴族の結婚や誕生、戦争の勝利、重要人物の来訪などに際して舞踏会が度々開催され、そこで踊る機会を得た者は、時に数百人にもなる観衆の前で、マナーや知性、技量など全てを完璧に示さなければなりませんでした。こうした舞踏会でよく踊られていたダンスは、クラント、メヌエット、ブレ、ガヴォット、ジグ、パスピエなどでした。

 舞踏会の他にダンスが踊られたのは、オペラやバレエなど劇場作品においてでした。これらは、歌、器楽、舞踏、演劇などの芸術を結集し、華やかな舞台装置や衣装を用いて上演されました。

 
バロック・ダンスを現代でも再現できるのは、当時の舞踏譜が残っているお陰です。現在、最も広く用いられているのは、1700年にR-A.フイエ(1659-c1710)が、理論書「コレグラフィ」で提唱した舞踏記譜法によるもので、これは、フイエに先駆けてそれを研究していたと考えられるルイ14世のダンス教師、P.ボーシャン(1631-1705)の名も取り、現在ではボーシャン=フイエ・システムと呼ばれています。(プログラムの表紙にその一例があります)

 音楽においても、ルイ14世の大のご贔屓であったJ.B.リュリを筆頭とした宮廷音楽家達によって、独特な音楽文化が形成されました。宮廷における舞踏の流行と相乗してたくさんの舞曲が書かれ、それらは単なるダンスの伴奏としてだけではなく、純粋な器楽曲としてまとめられ”組曲”となりました。

 今日お聴きいただくリュートは、チェンバロと共に、17世紀後半のフランスにおける組曲の発展に大きく貢献した楽器です。またフルートは、それよりも少し遅く、18世紀に入ってからアマチュア演奏家に大きな人気を得て、ラ・バールやオトテールらによる組曲集が出版されました。 


2013年10月1日火曜日

オペラ 「レ・パラダン」終了

9月27日、練馬文化センター大ホールにて、ラモーのオペラ、「レ・パラダン」Les Paradins 公演に参加しました。

このオペラ、なかなか珍しく、日本でもまだ本当に数えるくらいしか上演されていないようで、私もまったく知りませんでした・・・。

ストーリーは、要は、お城に幽閉されているお姫様が、王子様がやってくるのを待ち望んでいるところ、遍歴騎士(パラダン)として王子がやってきて、色々どたばたはあったものの、最後は結ばれる、というものです。(省略し過ぎかもですが・・・)

主催は、ジョイ・バレエストゥーディオというバレエ教室で、オーケストラはバロックの楽器を使った古楽ですが、踊りはバロック・ダンスではなく、普通のクラシック・バレエでした。

物語が進む合間合間に舞曲がたくさん挟まれており、そういうときにバレエダンサーが踊るわけですが、とても美しく、リハーサルのときはずっと眺めていました!

今回は打楽器奏者の方のお手伝いで、”登場人物の一人が登場したときに鍵の音を鳴らす”という仕事もしました。
その登場人物は、大きな、厚紙か何かで出来た鍵を持ってステージに登場するのですが、その時に、オーケストラピットの中から、スプーン等のカトラリーを束ねたものを”じゃらじゃら~!”と鳴らして、音響効果のお手伝いをするのです。

リハーサルでは、張り切って鳴らしすぎ、”うるさいよ~”と怒られたり?しましたが、本番は、
まぁ上手くいったかな?と思います。

フルートパートでは、今回も菊池香苗さんにお世話になりました。
いつもありがとうございます!

あまりちゃんと写真が撮れませんでしたが、リハーサル中の舞台です。







2013年9月26日木曜日

古楽器で楽しむバロック音楽inアミーゴ vol.6 

大分涼しくなり過ごしやすくなってきました。

10月26日(土)に、私が企画している、「古楽器で楽しむバロック音楽inアミーゴ! 」 の第6回目を
行いますので、お知らせいたします。

今回は、 バロック時代に広く愛されていた發弦楽器、リュートと、毎回お聴きいただいているバロック・フルートで音楽を奏で、そこに舞踏家の方お二人に、バロック・ダンスを踊っていただくという企画をしました。

バロック・ダンスは、17世紀後半から18世紀前半の、ルイ14世治世下のフランス宮廷で花開き、現在のバレエの原型ともなりました。
当時の舞踏家たちが、その踊りのステップや人の配置などを、”舞踏譜”に書き残していますので、現在でもその踊りを再現することが出来ます。

また、リュートは、バロック時代以降は弾かれなくなり廃れてしまった楽器の一つですが、ルネサンスからバロック時代にかけて、ヨーロッパ各国に広く浸透しており、ソロでも、また、通奏低音という伴奏でも活躍できる素敵な楽器です。

ダンスのお二人には、もちろん、バロック時代の衣装で踊っていただきます。
衣装も、ダンスも、なかなか、普段見ることのできないものだと思いますので、この機会に是非お見逃しなく!!

会場も、以前、繊維試験場だった所を文化施設に改装した、とてもかわいらしく素敵な場所です。
是非、皆さまお誘い合わせの上、お越しください!


***

古楽器で楽しむバロック音楽 in アミーゴ! 
vol.6 ダンサーがやってきた!

日時:10月26日(土) 14時開演(13時半開場)
会場:入間市文化創造アトリエ・アミーゴ! ホール
   アミーゴのサイト
入場料:全席自由 2500円

出演:新井道代(バロック・フルート)、佐藤亜紀子(リュート)
    服部雅好、武田牧子(バロック・ダンス)

プログラム:
L.-G. ペクール(1653-1729):1700年(とその周辺)の舞踏譜集より
アキレスのブレとメヌエット   ラ・ブルゴーニュ     ラ・フォルラーナ
 J.-M.オトテール(1674-1763):組曲ニ長調 作品2-1
G.P.テレマン(1681-1767):無伴奏フルートのためのファンタジア より 
J.B.deボワモルティエ(1689-1755):組曲イ長調 作品35-6
リュート・ソロ(曲目未定) 他

主催:入間バロック音楽愛好会
後援:入間市教育委員会

お問合せ、チケットご予約: コンサート事務局 Mail  amigo.baroque@gmail.com
チケットお取り扱い: 入間市文化創造アトリエ・アミーゴ Tel 04-2931-3500


 
 

2013年9月20日金曜日

木香職人+ デビューコンサート終了!

9月11日(水)、大泉学園ゆめりあホールにて、
ピリオド楽器(古楽器)による木管五重奏のアンサンブル、木香職人+(もっこうしょくにんぷらす)の初めてのコンサートが無事終了いたしました!

オーボエの杉本さんに、”木五をやろうよ!”と声をかけてもらったのはもうかれこれ2年くらい前??だったのですが、それから本格的に始動したのは今年の1月からでした。

今回のコンサートでは、A.グレンザーの8キーモデルというもので演奏しましたが、
これは普段私が吹いているバロック・フルートに、遠からずも近からず・・・という感じで、
楽器の重さや指使いなどが大分違うので、かなり練習が必要でした。

曲は、ざっくり言って大体ベートーヴェンと同じ位の時代のものなので、
たまにベートーヴェンの交響曲っぽいかも?と思うような所もあり、なかなか楽しいのですが、
何しろ、自分の技術的な問題も山積みな上に、キャラクターの異なる管楽器が5本だけで
アンサンブルをするので、合わせにも緻密な作業が必要です。

古楽器で木管五重奏をしているグループはあまりないですし、自分でも初めてだったので、
正直、どのくらい出来るのか、どのように受け止められるのか不安でしたが、
やってみて、それなりの手応えと、またまた山積みの課題を見つけることが出来ました。

課題が消えることはないのでしょうが、自分にプラスになる面を大切にしながら、
このアンサンブルを大切に続けていけたら、、、と思います。

ご来場くださった方々、どうも有難うございました。

                
                        本番中 ↓

 
コンサート後に・・・・↓
 
 



2013年8月18日日曜日

バロック・ダンス

昨日、今日と、古典舞踏研究会主催の夏期講習会に参加してきました!

記事のタイトルは”バロック・ダンス”ですが、、、
1日目はルネサンス・ダンス、2日目の今日はバロック・ダンスでした。

バロック・ダンスに初めて触れたのは、かれこれ10年位前の、やはりこの研究会の夏期講習会でした。それ以来、機会があればやりたいと思い、断続的に色々な教室に参加しましたが、あくまで断続的だったので、やっては忘れやっては忘れ・・・、でここまで来ましたが・・・。

今回は、あまり難しいことはせず、とりあえずこれだけやりましょう、という感じのクラスだったので、
割と余裕を持って楽しく踊れました。

ガボット、メヌエットなど、バロックの舞曲を踊るので、演奏のときに役立つのでは、と思い始めたバロック・ダンス。
実際、どの位役立っているか謎な部分もありますが、ダンスを踊るということ自体が純粋に楽しく、
また難しく、今後も機会を見つけて続けていきたいと思います。

また今日は、同じクラスに、同じ大学出身のヴィオラ奏者の先輩もいらしていて、10数年ぶりにお会いするという嬉しいこともありました。
その先輩に撮っていただいた写真です。
先生の衣装をお借りして、最後の発表会で踊りました!

















来る10月26日(土)には、地元でのコンサートシリーズ、「古楽器で楽しむバロック音楽」の第6回目を行いますが、そこには、今回の夏期講習でも講師を勤めておられた服部雅好さんと、武田牧子さんにゲストでいらしていただいて、バロック・ダンスを踊っていただきます。
皆さま、是非、優雅なバロック・ダンスを観にいらして下さい!







2013年8月14日水曜日

木香職人+コンサートのお知らせ

来る9月11日(水)、大泉学園ゆめりあホールにて、ピリオド楽器(古楽器)による木管五重奏の演奏会を行います。

木管五重奏は、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンという編成のアンサンブルですが、レパートリーは大体18世紀後期から始まり、近、現代にまで至ります。

音大でのアンサンブルの授業などでも取り入れられている編成なので、私も、モダン・フルートを勉強していた学生時代、色々な曲をやりました。
中でも、ダンツィ(1763~1826)やライヒャ(1770~1836)の作品は木五(木管五重奏の略です・・)の定番ともいえる曲で、特に何の疑問も持たずに演奏していましたが、良く考えればこれらの曲も、ベーム式と言われるモダン・フルートが開発される以前に書かれた曲なので、当時は”古楽器”である多鍵フルートと呼ばれる楽器で演奏されていたのです。

 
多鍵フルートは、キーが一つのバロック・フルートに、半音階やトリルなどが演奏しやすくなるように
さらにキーを足していった楽器で、大体18世紀終わりごろから、画期的なベーム式モダン・フルートが普及するまで使用されていました。

ベーム式が開発されたのは1830~40年代ですが、それが本当に普及しきったのは20世紀に入ってからとも言われており、案外最近まで、”古楽器”である多鍵フルートが使われていたのでは、と考えると意外に身近に感じられるかも知れません。

今回の演奏会では、そんなダンツィやライヒャの作品を中心に、それぞれの奏者が、当時使われていたタイプの楽器で演奏します。
モダン楽器と比較して聴いていただいても面白いと思いますし、ただその響きに身を任せていただいてもよいと思います。

ぜひ皆様のご来聴をお待ちしております!


職人+(もっこうしょくにんプラス) 
ピリオド楽器で木管五重奏
デビューコンサート!

2013年9月11日(水)19時開演(18時半開場)
大泉学園ゆめりあホール (西武池袋線大泉学園駅北口徒歩1分)
全席自由 前売り2500円、当日3000円

*プログラム* F.ダンツィ: クインテット B-dur op.56-1
           A.ライヒャ: クインテット e-moll op.88-1
                   クインテット D-dur op.91-3 
                                                コール・アングレのためのアンダンテ F-dur
                            W.A.モーツァルト:オペラ「ポントの王ミトリダーテ」より
                          アリア「遠く離れて、いとしい人よ」
*出演* 【木香職人+】
        新井道代(フルート)、杉本明美(オーボエ)、横田揺子(クラリネット)、
        永谷陽子(ファゴット)、大貫ひろし(ホルン)
       【友情出演】 横山沙由子(ソプラノ)


お問合せ、チケットご予約: mokko.quintet@gmail.com
チケットお取り扱い: 東京古典楽器センター 03-3952-5515

    

 

                                                


2013年7月19日金曜日

小江戸コンセール第2回演奏会”フランス人” 無事終了。

7月12日(金)、近江楽堂にて、小江戸コンセール第2回演奏会、”フランス人”が無事終了しました。

「小江戸コンセール」は、小江戸・川越とその近辺に住む古楽の演奏家、4人のグループです。
初めてのコンサートは、確か、私のアミーゴでのシリーズで演奏していただいたときでした。
それから、何度も一緒に演奏しています。 
(ですので、”第2回演奏会”というのは、正しくは、近江楽堂でのコンサートが第2回目、ということになります。)

家が近く集まりやすいということもあり、特にコンサートがなくても集まって合わせたりしていたこともあります。そのおかげか(?)、やはり初めの頃に比べたらずいぶんと、アンサンブルとして良くなってきたなぁと実感しています。

リハーサルはいつも、居心地の良いチェンバロの佐藤さん宅で。
わいわいとお茶とお菓子を囲んでの休憩時間が特徴の(!?)リハーサルですが、こういう時間を経て気心の知れた仲間になり、また演奏にも反映されるのかも知れません。


当日は、予想以上にたくさんのお客様がいらして下さいました。
うれしかったのは、自分達が手で売ったチケット以外に、普通にチラシやネットの宣伝を見て、チケットセンターや楽器店などでチケットを購入して来てくださった方がたくさんいらしたということです。

このように少しずつ活動の場と、聴いてくださるお客様が増えていくことに感謝いたします。

次回の小江戸コンセール、時期は未定ですが、プログラムは、今回の打ち上げの時に既に決定いたしました! (変わるかもしれないのでここに書くには控えます、、)
またそれぞれがそれぞれの場で活動し吸収したものを、持ち寄って、新たな気持ちで音楽が作れるといいなと思います。

***

 2013年7月12日(金)

 小江戸コンセール 第2回演奏会
 「フランス人」

  M.マレ: トリオ曲集より 組曲第3番 ニ長調
  J.-M.オトテール: 組曲ホ短調 作品2-4
    F.クープラン: 『諸国の人々』より 第1オルドル「フランス人」
  J.デュフリ: 三美神
     M.マレ: ソナタ「ラ・マレジェンヌ」
  J-M.ルクレール:音楽の愉しみ第2番 作品8 

             小江戸コンセール
  新井道代(フラウト・トラヴェルソ)、天野寿彦(バロック・ヴァイオリン)
  田中孝子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、佐藤麻衣子(チェンバロ)

2013年6月24日月曜日

発表会

6月22日(土)、私の生徒さんを中心に、発表会をしました!

今まで、他の先生の発表会に参加させていただくことはありましたが、自分が主催して自分の生徒さん中心で行うのは初めてでした。
場所は、私がいつも「古楽器で楽しむバロック音楽inアミーゴ!」を開催している、入間市文化創造アトリエ・アミーゴ!のスタジオ棟です。

↓円形(多角形?)になっていて、かわいらしい、とても素敵な建物です。










参加してくださったのは、ピアノ1人、モダン・フルート3人、トラヴェルソ1人、ヴァイオリン1人(他の先生の生徒さん)でした。
プログラムも、キラキラ星からバッハのパルティータまでと、とても幅のある楽しめるものでした!
皆さん、緊張しつつも、今までの練習の成果がしっかりと現れている演奏をしてくださって、良い発表会になりました。

私も、最後に講師演奏ということで、モダン・フルートを演奏しました。
ピアノ伴奏は、弓削田綾美さん。実は中学校の吹奏楽部の先輩で、最近偶然にも再会し、お世話になっています。
この日も、生徒さんと私の伴奏で素晴らしいサポートをして下さり、大感謝!でした。










私も色々と勉強になった1日でした。

発表会、また続けていけたらと思っています。
皆様、お疲れ様でした!















2013年6月11日火曜日

オトテール・コンサート無事終了しました

6月9日(日)、Hotteterre ~オトテール・ル・ロマン没後250年記念コンサート~ が無事に終了いたしました!

古楽研究会SPACE1Fは、こじんまりとしたサロン風の部屋ですが、中に入ると壁が暖かいピンク色で塗られていて、心が落ち着きます。
そして、響きも暖かく、気持ちよく集中して演奏できた、ような気がします!

共演者の菊池香苗さん、西谷尚己さん、伊藤一人さんは皆さん本当にいい感じの方々で、リハーサルもとても楽しかったです。

コンサートで吹いた楽器は、今回がデビュー戦? というか、初めて本番で吹きました。
もちろん反省は色々ありますが、いい感じに吹けているかも~?という瞬間もたくさんあったので、
また色々次に生かしていきたいと思います!

さて、次は、7月12日の近江楽堂でのコンサートです! 



2013年5月18日土曜日

オトテールフルート

そろそろ6月9日の、古楽研究会SPACE1Fでのコンサートが近づいてきました!
このコンサートでは、私と菊池香苗さんのフルート組は、”オトテール”モデルのフルートで演奏します。

”オトテール”モデルのフルートは、18世紀の前半にフランスで用いられていた楽器で、
大きな特徴としては、ピッチがA=392であることがあげられます。

普段、古楽の演奏会で用いられるピッチは、A=415で、これは、現代のピッチからすると半音低いのですが、A=392になると、さらに半音低く、現代ピッチよりは全音分低いことになります。

なので、例えば”レ”の音を、このオトテールモデルのフルートで吹いても、現代のピッチに耳が慣れている方には、それが”ド”に聞こえる、ということになります。

それから、普段私が用いているバロック・フルートは、オトテールモデルよりも後期のもので、全体が4分割できるのですが、オトテールモデルは、3分割にしかできないようになっています。
なので、真ん中の胴部管が長い!です。


実際に演奏するときには、まず、構えると、普段吹いているモデルのものよりも管体が長くて太い(ピッチが半音低いので)ので、指を普段より大きめに開かないと穴に届かない、、、ということになります。
そして、楽器自体も、普段吹いているモデルよりかなり重いので、初めは結構、腕などが疲れました!

私のオトテールモデルのフルートは、杉原さんという日本人の製作家の方が作ったものです。
もともと、知り合いのトラヴェルソ奏者の方が使っていたものを買わせていただいたのですが、頭部のキャップと、頭部管と胴部管をつなぐジョイント部だけ、新たに杉原さんに作っていただきました。

つい先日、そのキャップとジョイント部が来たのですが、黒地に白のラインが入っていて、なかなかモダンで新鮮です!

楽器自体も、しっかりとふくよかに鳴ってくれて、とても気に入っています。

コンサートまで、この楽器とともに、オトテールの世界を愉しみたいと思います!







2013年3月30日土曜日

研究室

今日は東京音大でお世話になっていた、音楽学の丸山桂介先生の、研究室のお掃除の手伝いに行ってきました。

先生は、ずっと東京音大で教えていらっしゃいましたが、今年度で退官されるということで先生を慕っていた(元)学生が集まって、研究室の資料の山を分類し、ごみと引越しの荷物とに分け、、、。
最後には、あとは図書館の本だけ! という状態になりました!

丸山先生はバッハの研究などをされていますが、素晴らしく奥の深い講義をされる方で、学生の頃私はかなりの衝撃を受け、毎週欠かさず出席し、前のほうに座り講義を聴いていました。

今、トラヴェルソをやっているのは、やはり丸山先生の影響も大きいのかな?と思います。

掃除の後は、研究室で、スーパーで買ってきたお惣菜などを囲んでパーティーをしました!
たくさん笑って、学生のときに戻ったみたいで楽しかったです!

先生から頂いてきた楽譜と資料。 
超重かったですが、根性で持って帰ってきました・・・!


 


右の"SYMPHONIES"と書いてある楽譜は、
ベートーヴェンの交響曲をリストがピアノ用に編曲したもので、丸山先生が校訂されている版です。
私にはとてもとても難しくて弾けませんが、スコア代わりに使わせて頂きます!

左のはサティの作品集。
こちらはちょっと練習すれば弾けるかも??




東京音大に向かう途中に、お寺があって、そこの境内の桜がなかなか見事です。
今日は小雨でちょっと暗かったので、あまりよい写真は撮れませんでしたが、、、。






2013年3月27日水曜日

ぺアーレ埼玉

昨日は、教えに行っている、”ぺアーレ埼玉”というカルチャーセンターのレッスン日でした。

ここは、4月~9月、10月~3月という風に1年が2学期に分かれていますので、
昨日は、今期最後の日でした。
というわけで、恒例の、ミニ発表会を行いました!

普段は、入門、初級、中級と、3つのクラスに分かれてレッスンをしていますが、
毎学期、最後の日には3クラス合同で、クラスごとに練習の成果を発表する機会を設けています。

レッスンはグループレッスンで行っていますが、今学期は、入門3名、初級4名、中級2名の方がいらして、和気藹々と楽しくレッスンをしました。

*昨日のプログラム*
入門クラスはお二人休みで、出席していた方と私で、”エーデルワイス”をデュエットしました。
初級クラスは、私がピアノ伴奏をし、全員で「天空の城ラピュタ」より、”空から降ってきた少女”を演奏しました。
中級クラスは、お二人で、教則本より一曲をデュエットしました。
最後に、私が、マイナスワンCDを使って、フォーレの”シチリアーノ”と、”涙そうそう”を演奏しました。

皆さん、人前で演奏するということで、それなりに緊張されたようでしたが、
しっかり練習の成果が出ていて、素晴らしかったです!

また、引き続き、フルートを楽しんでいただくお手伝いが出来ればと思っています。


この、ペアーレ埼玉は、なんと狭山茶の茶畑の真ん中にあり、教室からの眺めものどかで、
なかなかよい所です。
昨日は、発表会風景自体は写真を撮りそびれて、外の駐車場から、目の前の風景を撮ってみました。
こんな感じです↓

茶畑の向こうに見える桜が一本、
きれいに咲いていました。












今、ぺアーレ埼玉では新規の生徒さんを募集しています。
ご興味がある方は、直接、ペアーレにお問い合わせ下さい。
ぺアーレ埼玉のサイト:http://www.pearesaitama.jp/




2013年3月24日日曜日

コンサートのお知らせ”Hotteterre"

コンサートのお知らせです!

2013年6月9日(日)
Hotteterre
~オトテール・ル・ロマン没後250年記念コンサート~

時間:昼の部 14時開演(13時半開場)、夜の部 18時開演(17時半開場)
会場:古楽研究会 Space 1F http://www.space1f.com/
入場料:全席自由 3000円 (昼夜ともお聴きの方5500円)
お問い合わせ、ご予約: メールcqq00544@nifty.com
                               Tel. 090-4076-8784  (コンサート事務局)
 
*プログラム*

[昼の部]
J.M.オトテール:2本のフルートと通奏低音のためのトリオ集 作品3 より ニ長調、 ト短調、ト長調
          フルートと通奏低音のための組曲 ホ短調 作品2-4
          2本のフルートのためのデュオ 作品6 ト長調  他
[夜の部]
J.M.オトテール:2本のフルートと通奏低音のためのトリオ集 作品3 より ロ短調、イ長調、ホ短調
          2本のフルートのためのデュオ 作品4 ロ短調 
          フルートソロ(曲目未定)
          ガンバソロ(M.マレ/ ヴィオール曲集 より) 他
 
*出演*
 
菊池香苗、新井道代(フラウト・トラヴェルソ)、
西谷尚己(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、伊藤一人(チェンバロ)
 
 
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バロック時代のフルート音楽には欠かせない存在の、オトテール・ル・ロマンの没後250年に
合わせて企画されたコンサートです。

オトテールは、フランスの宮廷音楽家で、たくさんの素晴らしいフルート作品を残してくれました。
モダン・フルートではあまり演奏されることがないので、一般的にはそれほど有名ではないかもしれませんが、フルートの歴史を語る上では、最初期の偉大な作曲家であり、トラヴェルソ奏者にとっては欠かすことのできないレパートリーです。

今回の目玉は、”2本のフルートと通奏低音のためのトリオ集 作品3” を、昼、夜の2回公演にかけて6曲全て演奏することです!
6曲の合間合間に、”フルートと通奏低音のための組曲”、”2本のフルートのためのデュオ”など、他の曲も演奏されます。

一日で、このトリオ6曲を全て聴ける機会はなかなか無いかと思います。
2回ともお聴きいただける方には、2回通し料金がありますので、是非、ご利用下さい!