2025年7月17日木曜日

チェロとのコンサート

13日(日)は、チェロの富田牧子さんと2人だけで、F.クープラン、オトテール、ブラヴェなどを演奏するコンサートでした。

前にも書いたかもしれないのですが、富田さんとお知り合いになったのは、私が富田さんのリサイタルをふらりと聴きに行ったことがきっかけでした。

特に面識はなかったのですが、チラシを見てなんとなく気になり、出かけてみたのでした。

その時の演奏がすごく良くて、音楽に向き合う姿勢のようなものにすごく感銘を受けて、なんだかポワ~ンとして帰ってきたのです。

でもポワ~ンとしているだけではなくて、この気持ちをぜひお伝えしたい!と思い、後からメールを差し上げたら、お返事をいただき、ぜひ遊びに来て下さい、ということでお宅にお邪魔して音出しをしたりして、本番もぜひしましょう、ということでトントン拍子でコンサートをすることになりました。

・・・いや、トントン拍子、というのはちょっと間違いで、昨年の12月に開催するはずだったコンサートですが、ちょうどその時、私は腕がずっと痛いという不調に見舞われていて、無理をお願いして延期にさせて頂いたのでした。

ですが、今回は体の調子もまぁまぁ良くて、痛い時に無理をして行わなくて結果的には良かったと思います。ご理解下さった富田さんと会場であるベア―タオルガン練習室の木田さんにも感謝です。



チェロとトラヴェルソというのは、音の感じ、発音の感じがすごく違っていて、トラヴェルソの曲で通奏低音の低弦を弾いてもらう時は、やはりヴィオラ・ダ・ガンバになることが多いです。特に今回のようなクープランなどのフランスものを演奏する時は、ガンバがまず念頭に来ると思います。

でも、当時ヴェルサイユ宮殿にもチェロ奏者はいたので、このような組み合わせでクープランを演奏する人たちだって、いたのかも!?

結果的にやってみて、チェロだからどう、というのは特に気にならず、音楽の方向性が合えば楽器が何かというのは、あまり問題ではないのでは、という気さえしました。
でもそれはもちろん、富田さんの豊富なアイデアと奏法の引き出しと技術ゆえなのかもしれません。

富田さんとは、11月23日の入間市のアミーゴでの演奏会でも一緒に演奏していただきます。

これからもベアータでもやっていきましょう、という嬉しいお言葉もいただき、とても楽しみです。