岡さんは、地元が私とほぼ同じ辺りで、なななんと誕生日も一緒で、そしてなんと出身高校も一緒という事が最近判明して、すごく驚いています。
以前から知っていたのですが、数年前からトラヴェルソ専攻で本格的に勉強しているということをお聞きして嬉しくなり、今回一緒に演奏して頂く事にしました。
練習中・・・。
さて、今回演奏する曲の中に、ジャック=マルタン・オトテールのトリオ・ソナタ作品3がありますが、この曲集は、オルレアン公フィリップという人に献呈されています。
オルレアン公フィリップは、ルイ14世の甥にあたる人物で、ルイ14世の死後、幼いルイ15世が王位に就いた時に摂政となりました。
オルレアン公フィリップは、ルイ14世の甥にあたる人物で、ルイ14世の死後、幼いルイ15世が王位に就いた時に摂政となりました。
オルレアン公フィリップは大の音楽好きで、オトテールにフルートを習い、そしてフランスの伝統的な音楽様式を庇護していたルイ14世の存命中からも、イタリア音楽を支持していることを公言していました。
ルイ14世の晩年の日々にも、自らはその陰鬱な空気の流れるヴェルサイユを嫌ってパリの館に住み、そこで周りの音楽家にイタリア音楽を演奏させていたそうです。
オトテールも、若い頃にイタリアにいたことがあり、イタリアの盛期バロックの代表的作曲家、コレッリの様式を踏襲して書かれたこのトリオ・ソナタ作品3は、オルレアン公フィリップへのこの上ない贈りものであったことでしょう。
23日の演奏会では、こうした、フランスやドイツ人の音楽家達がイタリア音楽に憧れていた様子もお話ししながら、進めていきたいと思います。
ご都合よろしければ、ぜひいらして下さい。
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古楽器で楽しむバロック音楽inアミーゴ
vol.15 イタリアへの憧れ
2025年11月23日(日)15時開演(14時半開場)
~Program~
J.-M. オトテール:トリオ・ソナタ ニ長調 作品3-2
N. シェドヴィユ(伝ヴィヴァルディ):ソナタ〈忠実な羊飼い〉第6番 ト短調
A. ヴィヴァルディ:チェロと通奏低音のためのソナタ 第1番 変ロ長調
M. ブラヴェ:フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 作品2-3
P.A. ロカテッリ:トリオ・ソナタ イ長調 作品5-3 他
∼演奏∼
案内人 新井道代(フラウト・トラヴェルソ)
ゲスト 岡はるか(フラウト・トラヴェルソ)、富田牧子(チェロ)、崎本
会場:入間市文化創造アトリエ・アミーゴ ホール
(西武池袋線「仏子駅」北口徒歩5分。駐車場に限りがありますの
【入場料】3000円 (高校生以下1000円 *コンサート事務局でのみお取り扱い)
【チケットご予約、お問合せ】 Tel: 050-7132-0903 (コンサート事務局)
【チケット窓口販売】入間市文化創造アトリエ・アミーゴ 04-2931-3500
(窓口販売のみ。公演内容のお問合せはコンサート事務局までお願
Tigetからもお申込み頂けます。 https://tiget.net/events/41701
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