9月13日の演奏会『古典派の知られざる室内楽曲を求めて ~vol.4 モーツァルトの隣人たち~』で取り上げる作曲家のご紹介、今日はJ.B.ヴァンハル(1739-1813)です。
「彼は普通の若い男性だった。フランス語が喋れず、イタリア語が少しだけ出来たが、これはドイツの作曲家にはよくあることである。」と始まるヴァンハルに関する記述は、少々辛口の調子で次のように続きます。
「彼は自作をチェンバロで奏で、それから小さなクラヴィコードに替えて彼がこの楽器のために作ったばかりの練習曲を六曲聞かせてくれた。だがそれは、彼のヴァイオリン曲ほどには、喜ばしくも、巧みでも、新しくもなかった。・・」
バーニーは、ヴァンハルのことを、芸術の熱狂的な面が薄れて、最近では売れる曲を書こうという気持ちが強いのではないか、と推察しています。
実際にヴァンハルはパリ、ロンドン、アムステルダムなど様々な都市で楽譜が出版された人気作曲家であり、売れる作品を書くために人々の求めるものに敏感であったのだと言えるでしょう。実際にヴァンハルはパトロンなしでその経歴のほとんどを過ごした作曲家で、様々なジャンルに渡って1300曲以上もの作品を残しました。
バーニーは、そうしたヴァンハルの作曲に対する姿勢が少々物足りなく感じたのかも知れませんが、そんなに売れていた作曲家の作品が面白くないわけはありません。
実際に演奏してみると、親しみやすい旋律、性格のはっきりした音楽で、乗れる音楽だなぁという感じがします。
ヴァンハルの死亡時の記録によると、ヴァンハルの住まいは、シュテファン大聖堂の近くにあったとされ、モーツァルトも1784年から1787年までの間、シュテファン大聖堂の近くに住んでいたので、2人はまさに隣人であったと言えるでしょう。1784年には、ハイドンとモーツァルト、そしてディッタースドルフとヴァンハルという当時ウィーンで特に名声があった作曲家が4人集まり、弦楽四重奏を行ったということです。
9月13日、ぜひ聴きにいらしてください♪
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2026年9月13日(日)15時開演(14時半開場)
古典派の知られざる室内楽曲を求めて
vol.4 モーツァルトの隣人たち
【プログラム】
J.C. バッハ:フルート四重奏曲 ハ長調 W.B.58
J.B. ヴェンドリング:フルート四重奏曲 ト長調 Op.10-1
J.B.ヴァンハル:フルート四重奏曲 イ長調 Op.7-5
F.J.ハイドン:フルート四重奏曲 ハ長調 Op.5-6
P.ヴラニツキ:フルート四重奏曲 ホ短調
W.A.モーツァルト:前奏曲とフーガ K.404a より
【演奏】新井道代(フルート)、宮崎桃子(ヴァイオリン)、廣海
【会場】ムラマツホール (新宿区西新宿8-11-1 日東星野ビル2階。
丸の内線西新宿駅1番出口より徒歩1分、西武新宿駅より徒歩12
【入場料】3500円
【ご予約】〈Tiget〉https://tiget.net/
【ご予約、お問合せ】baroque.office@gmail
***そしてこちらの演奏会もよろしくお願い致します***
2026年10月25日(日) 14時開演(13時半開場) 入間公演
2026年10月31日(土) 15時開演(14時半開場) 東京公演
J.S.バッハとC.P.E.バッハ
【プログラム】C.P.E.バッハ:トリオ・ソナタ イ長調 Wq146
J.S.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV1035
J.S.バッハ :トッカータ ト長調 BWV916
J.S.バッハ:「音楽の捧げもの」よりトリオ・ソナタ ハ短調 BWV1079
【演奏】新井道代(フラウト・トラヴェルソ) 保坂喬子(バロック・ヴァイオリン) 福間彩(チェンバロ)
*入間公演*
古楽器で楽しむバロック音楽inアミーゴ! Vol.16
2026年10月25日(日) 14時開演(13時半開場)
会場:入間市文化創造アトリエ・アミーゴ ホール (西武池袋線仏子駅徒歩5分)
入場料:3500円
ご予約、お問合せ:メール baroque.office@gmail.com 電話 050-7132-0903 (コンサート事務局)
チケット販売:入間市文化創造アトリエ・アミーゴ 04-2931-3500(窓口販売のみ。お取り置きなどはできません。また、演奏会のお問合せはコンサート事務局までお願い致します。)
後援:入間市教育委員会
*東京公演*
2026年10月31日(土) 15時開演(14時半開場)
会場:Space415 (JR中野駅徒歩12分、西武新宿線野方駅よりバス5分「野方一丁目」下車)
入場料:3500円(当日4000円)
ご予約、お問合せ:メール baroque.office@gmail.com 電話 050-7132-0903 (コンサート事務局)