2022年2月25日金曜日

レッスン録②

昨日のレッスン録の続きです。

昨日のお二人目のレッスンはSさん。
前回のレッスンで、もっとダイナミクス(強弱)を付けましょう、という話をしたのですが、昨日は、それについての質問タイムから始まりました。
曲中でのダイナミクスの付け方について、”ビートを入れる”時、そして音が上行(または下行)する時、どのような可能性があるのかを、一緒に考えました。
(実例がなく言葉だけで書くのは誤解を生む恐れがあるので、詳しくは省略します。)

その後は実際に色々な強弱でのロングトーンをしてみたところ、強弱は上手についていたのですが、体の状態、息の状態が気になったので、普段やっているロングトーンに移行して、
息や楽器の振動を感じながら吹くことを探求しました。


三人目のレッスンはGさん。
テレマンのタ―フェルムジークの中の、フルート2本と通奏低音のためのトリオ・ソナタに取り組んでいます。
昨日は主に、”休符を入れてちゃんとアーティキュレーションを作る”ことをお話しました。
これは、フランス語で、”Silence d'articulation" と呼ばれますが、”書かれている音符には(書かれていなくても)休符が含まれており、その休符をちゃんと作る、そしてその長さを適宜様々に変えることによって多様なアーティキュレーションを作ることが出来る” という考えです。
すぐに理解してくださったので、より生き生きとした音楽づくりに役立てて頂けると良いなと思います。


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【コンサートのお知らせ】

2022年3月21日(祝) 14時開演(13時半開場)
松明堂音楽ホール (西武新宿線「新所沢駅」徒歩2分)

Musique de la flûte traversière フルートの音楽 vol.1
18世紀ドイツ フラウト・トラヴェルソとチェンバロの響き

【プログラム】
J.J.クヴァンツ (1697-1773):3声のソナタ ホ短調 QV2:21
G.P.テレマン (1681-1767):「6つのコンチェルトと6つの組曲」より 組曲第6番 ニ短調 TWV42:d3
J.S.バッハ(1685-1750):フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV1032
J.C.F. バッハ(1732-1795):フルートとチェンバロのためのソナタ ニ短調  他

【演奏】新井道代(フラウト・トラヴェルソ)、中川岳(チェンバロ)
【チケット】3000円(全席自由)
【ご予約・お問合せ】コンサート事務局   メール  baroque.office@gmail.com